2012年10月31日水曜日

富士山_静岡県駿東郡小山町須走の山林で採取した野生きのこユキワリから、1キロあたり350ベクレルの放射性セシウムを検出_国・自治体による高さ1m・0.5m計測を中心とした放射線量マップ_関東地方の線量

●NHK 2012年10月30日
野生きのこから基準超セシウム
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033112861.html?t=1351592807109
小山町の野生のきのこから国の基準を超える放射性物質が検出され、県は当分の間、小山町内で野生のきのこをとって食べないよう呼びかけています。
今月23日、山梨県鳴沢村で採取された野生のきのこから国の基準を超える放射性物質が検出されたことを受けて、県は鳴沢村と隣り合う小山町で野生のきのこを調べました。
今月26日に小山町須走の山林で3種類のきのこをそれぞれ1キログラムあまり採取して調べたところ、「ユキワリ」というきのこから国の基準の3.5倍に当たる1キロあたり350ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。県内では野生のきのこは一般には流通していないということですが、県は「念のため、当分の間は小山町内で野生のきのこをとって食べないようにして欲しい」と呼びかけています。
県では今後、▼富士宮市や▼御殿場市、▼裾野市でも野生のきのこの放射性物質の調査を行うことにしています。

その周辺に降った放射性物質とともに、
イノシシなどの鳥獣や
山に入る人間も運んでいる。

●厚生労働省
食品中の放射性物質の検査結果について(第510報) 平成24年10月30日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002n89j-att/2r9852000002n8da.pdf
(セシウムが検出された品目を一部抜粋)
岩手県
奥州市 エゴマ12 Bq/kg
北上市 ソバ6.7 Bq/kg
八幡平市 ソバ30 Bq/kg
秋田県
仙北市 ソバ1.1、ナラタケ9.8 Bq/kg
山形県
山形市 ヒラタケ28 Bq/kg
栃木県
那須町 玄米45 Bq/kg
那須塩原市 ソバ6.7 Bq/kg
山梨県
忍野村 ハナイグチ9.5 Bq/kg
山中湖村 ヌメリイグチ54 Bq/kg
静岡県
小山町 ヌメリイグチ87、コムラサキシメジ60、ユキワリ350 Bq/kg※基準値超過



拡散している。

●sorakuma
国・自治体による高さ1m・0.5m計測を中心とした放射線量マップ
http://sorakuma.com/2011/08/05/2305
関東地方の線量



2012年10月30日火曜日

タイ東部トラート県のラーチャカルン海岸に白、青、茶など様々な色のクラゲが大発生

●newsclip 2012年10月29日
白、青、茶 タイ東部海岸でクラゲ大発生
http://www.newsclip.be/news/20121029_036094.html
タイ東部トラート県のラーチャカルン海岸に大量のクラゲが押し寄せ、話題となっている。クラゲは体長十数センチで、体色は白、青、茶色など様々。


イタリア中部ラクイラ地震発生を予知できず住民に警告しなかったとして過失致死罪で専門家ら7人に禁錮4年を求刑_禁錮6年の有罪判決_実刑判決に反発_日本地震学会・批判

10月29日
●毎日新聞 2012年10月29日
伊地震予知裁判:日本地震学会会長「強い懸念感じる」
http://mainichi.jp/select/news/20121030k0000m040046000c.html
 09年のイタリア中部ラクイラの大地震を巡り、地震前に発生のリスクを議論した伊政府の委員会メンバーだった地震学者らが実刑判決を受けた裁判について、日本地震学会の加藤照之会長(東京大教授)は29日、「強い懸念を感じる」などとして判決を批判する声明を出した。
 声明では、日本でも地震研究者が国や自治体の防災行政に関わっていることに触れ、「意見表明が刑事責任をもたらす恐れがあれば、研究者は自由にものが言えなくなるか、科学的根拠を欠く意見を表明することになりかねない」と指摘。「長期的に見れば、科学的根拠が不十分な防災対策につながり、社会にとっても大きな損失になる」としている。
 ラクイラの大地震では309人が死亡。現地の地裁は、直前の「安全宣言」が犠牲の拡大を招いたとして、過失致死傷罪に問われた地震学者ら7人全員に禁錮6年の判決を言い渡した。【八田浩輔】

10月23日
●読売新聞 2012年10月23日
地震予知できなくなる…実刑判決に科学界が反発http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121023-OYT1T01341.htm
 【ローマ=末続哲也】2009年4月のイタリア中部ラクイラ震災で、大地震の危険性を警告しなかったとして、同国の地震予知の専門家ら7人に22日、禁錮6年の実刑判決が下ったのを受け、世界の科学界から「これから専門家は地震予知に協力できなくなる」と懸念する声が噴出している。
 「今後は群発地震のたびに、専門家が住民避難を命じざるを得ない」。地元メディアによると、同国の著名な地質学者マリオ・トッツィ氏は、こう判決を非難した。23日には、伊政府の防災諮問機関「防災委員会」のルチャーノ・マヤーニ委員長が「こんな状況では平静に働けない」として、判決に抗議し、辞任した。
 米民間団体「憂慮する科学者連盟」のマイケル・ハルパン氏も「ばかげており、危険だ」と批判し、米政府に判決を非難するよう求めるなど、波紋は国外にも広がった。異例の裁判は、地震予知のあり方を巡る議論に火をつけた形だ。
●yahoo!ニュース 時事通信
科学者らに求刑上回る禁錮6年=地震警告失敗で有罪判決―伊地裁http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121023-00000005-jij-int
 【ジュネーブ時事】イタリア中部ラクイラで2009年4月に死者309人を出した大地震で、事前に住民に警告しなかったとして過失致死罪で科学者ら7人が起訴された裁判で、ラクイラ地裁は22日、全員に禁錮6年の有罪判決を下した。科学者らの判断が「不正確かつ不完全、矛盾に満ちている」と指摘。検察側求刑の禁錮4年を上回る厳しい判断を示した。
 地元メディアによると、被告弁護士の一人は「判決は信じられない内容だ」と述べ、控訴する意向を明らかにした。
 裁判は技術的に困難な地震予知をめぐり、科学者らに責任を問えるかどうかが争点となった。世界各国の5000人を超える科学者らが「科学を裁くことはできない」「専門家は責任追及を恐れ地震リスク評価に協力しなくなる」と批判していた。
 訴えられたのは、自然災害リスクを評価する政府市民保護局の委員会メンバーだった著名地震学者、地球物理学研究機関のトップ、同局幹部ら7人。ラクイラで続いていた微震のリスクに関し、地震発生6日前に「危険はない」と公表、住民が逃げ遅れるなど甚大な被害を招いたとして11年5月に起訴された。
 検察側は7人が「不完全かつ的外れで犯罪に値する誤った評価」を行ったとして責任を追及。地震予知ができたかどうかが問題ではなく、中世の歴史的建造物が残るラクイラが地震に弱く、住民へのリスク警告を怠った責任があると主張していた。 

9月26日
●yahoo!ニュース 時事通信
専門家らに禁錮4年求刑=ラクイラ地震予知失敗で―伊検察
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120926-00000017-jij-int
 【ジュネーブ時事】2009年4月に死者309人を出したイタリア中部ラクイラ地震で、発生を予知できず住民に警告しなかったとして過失致死罪で起訴された専門家ら7人に対する裁判があり、検察側は25日、7人それぞれに禁錮4年を求刑した。地元紙によると判決は来月23日までに言い渡される見通し。
 訴えられたのは、地震予知や被害評価を行う学識経験者ら当時の政府委員会メンバーら7人。ラクイラで頻発していた微震の分析を地震発生の6日前に実施しながら、大地震になる可能性が低いと結論付けたことで、甚大な被害が出る事態になったとして昨年5月に起訴された。

2012年10月29日月曜日

白山の中飯場の地震計が4時間で100回余りの群発地震を観測・白峰の遠望カメラで分析_いつ噴火してもおかしくない状態_金沢大の平松良浩准教授(地震学)

●中日新聞 2012年10月29日
白山で群発地震 4時間で100回余りhttp://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2012102902000165.html
最大M2.5 注意深く監視必要
 石川、岐阜県境の白山(二、七〇二メートル)で、二十七日夜から二十八日未明に群発地震が起きていたことが、気象庁の観測で分かった。いずれも揺れを感じない震度0の地震だったが、その数は約四時間で百回余りにも上る。識者らは「一過性の現象か、噴火に直接つながる可能性があるのか、注意深く監視する必要がある」と話す。
 気象庁によると、白山の中飯場(標高一、五四〇メートル)の地震計が観測。群発地震は二十七日午後九時ごろに始まり、二十八日午前一時までに計百八回を数えた。同日午前二時までの一時間に十回を確認したが、その後は一時間あたりゼロ~三回と収束する傾向に。マグニチュード(M)は最大で2・5と推定している。
 気象庁の担当者は「地震活動の兆候なのか、現段階では何とも言えない」と話している。今後は白峰(同五二七メートル)に設置した高感度の遠望カメラで山の表面の状態を分析するなど、推移を見守る方針だ。
 白山の地震に詳しい金沢大の平松良浩准教授(地震学)は、二〇〇五年十月に白山直下で過去最大級のM4・5を観測し、〇八年八~九月、〇九年一月にも群発地震が起きていると指摘、「危険性の有無をすぐに判断できないが、今後一~二週間は慎重に見守る必要がある」と警戒を促す。
 平松准教授によると、白山は百~百五十年間の活動期と、三百~四百年間の休止期を繰り返している。
こうした歴史的なデータを踏まえ「少なくとも、いつ噴火してもおかしくない状態ではある」との見方を示した。

富士山_大噴火では山頂噴火に注意_山頂火口で再発する可能性_いつ頃、どこで始まるのか?

●週プレNEWS 2012年10月29日
富士山大噴火では「山頂噴火」に注意せよ
http://wpb.shueisha.co.jp/2012/10/29/14993/
平安時代中期の貞観年間(859~877年)、「富士山貞観大噴火」の5年後に「貞観大地震」が襲来した。そして今、貞観大地震と同じ震源で昨年、マグニチュード9の「東日本大震災」が発生。今度は逆の順番で富士山大噴火がカウントダウンに入った可能性がある。
ここで早急にチェックしたいのが、いつ頃、どこで始まるのか?という疑問だ。
まず時期については、2000年3月31日に起きた北海道「有珠山噴火」の例が参考になる。この噴火が始まる約1ヵ月前に、北海道大学の現地観測所が「マグマ水蒸気爆発」発生の危険性を指摘。次いで3月27日には噴火開始までの予想時間を驚くほど正確にシミュレーションした。その結果、地元住民の早期避難が実現し、数千人の人命が救われた。
この科学の勝利は、1910年、1944年、1977年と約30年間隔で発生してきた有珠山噴火の観測データによって可能になった。しかし富士山噴火の場合は、そうはいかない。直近の宝永大噴火が起きた1707年には科学観測機器や電算機など存在せず、ようやく富士山が「常時観測火山」になったのは1987年だった。いくらコンピューター解析技術が高度化しても、富士山固有の噴火データ量が少なければ、その発生日時までは予測しにくい。
また、最新噴火がどこで始まるかについては、有珠山噴火でも正確な予測はできなかった。富士山ではプレート運動の影響で山頂を挟んだ南東-北西ラインの山腹と山麓に噴火口が集中してきたが、その大まかな傾向だけでは、やはり新しい噴火口の出現位置は探りようがない。
ただし、次の富士山大噴火で要注意なのが「山頂噴火」の可能性だ。富士山の山頂火口では今から約2100年前頃を境に「火道」が閉じたという見方がある一方、逆に2100年間も沈黙していたので、そろそろ山頂大噴火が再開してもおかしくないという火山学者や専門家も多い。
これまで本誌の地震・噴火関連特集にさまざまな独自見解を寄せてくれた琉球大学名誉教授の木村政昭氏も、著書『富士山の噴火は始まっている!』(宝島社、共著者・山村武彦)の中で、今度の噴火活動が山頂火口で再発する可能性に触れている。それは、どういう理由なのか?
「非常に気になるのが、実は明治時代初期から富士山頂の噴気現象が始まっていたことです。その場所は山頂南東の荒巻と呼ばれる火口縁で、明治から大正時代にかけて噴き続けた80度以上の高温噴気が登山客相手の酒の燗や調理に利用されていたといいます」
過去の例から、この噴気の発生が、山頂噴火の予兆になっている可能性があるという。
「関東大震災(1923年)の発生前後には特に強い熱水蒸気が噴いたという、静岡測候所の調査記録もあります。しかも、あまり知られていませんが1970年代まで荒巻では地熱現象が続いていたんです。つまり、富士山噴火再開の兆候は100年以上前にいち早く山頂で始まったともいえるわけで、次の噴火が山頂型になる危険性は十分にあり得ます」
このように、次の富士山大噴火の発生時期と噴火地点については、専門家たちの意見も定まっていない。しかし「起こるとすれば」山頂付近という予測は、現実味を帯び始めている。

放射能汚染・放射性物質・セシウム・食品_基準値超過:富士吉田市・富士河口湖町・軽井沢町・野生キノコ_箱根町・芦ノ湖・オオクチバス_富士河口湖町・本栖湖・ヒメマス_埼玉県・三郷市・ミカン_岩手県マツタケ・群馬県牛肉_ベビーフード、銀杏ギンナン、蕎麦ソバ、柚子ユズ、柿カキ、キウイフルーツ

尾瀬・日光

●厚生労働省
食品中の放射性物質の検査結果について(第508報) 平成24年10月26日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002mxu6-att/2r9852000002mxxz.pdf
(セシウムが検出された品目を一部抜粋)
岩手県
葛巻町 原乳1.9 Bq/kg
洋野町 原乳2.8 Bq/kg
遠野市 大豆19、ナラタケ17 Bq/kg
金ケ先町 ナラタケ130 Bq/kg基準値超過
大船渡市 ソバ5.2、マツタケ130 Bq/kg基準値超過
久慈市 ソバ14 Bq/kg
釜石市 ソバ5.7 Bq/kg
宮古市 ソバ13 Bq/kg
宮城県
白石市 ソバ11 Bq/kg
茨城県
美浦村 ソバ8.8 Bq/kg
栃木県
小山市 原木シイタケ32 Bq/kg
高根沢町 原木ナメコ37 Bq/kg
宇都宮市 原木ヒラタケ1.5 Bq/kg
那須塩原市 カキ21、ギンナン57 Bq/kg
栃木市 キウイフルーツ3.8 Bq/kg
宇都宮市 ユズ9.1 Bq/kg
益子町 ユズ3.7 Bq/kg
佐野市 ユズ6.5 Bq/kg
鹿沼市 ソバ4.2 Bq/kg
那珂川町 ソバ7.2 Bq/kg
群馬県
安中市 玄米18 Bq/kg
沼田市 そば29、ツキノワグマ140※基準値超過イノシシ170 Bq/kg※基準値超過
前橋市 ニホンジカ160 Bq/kg※基準値超過
渋川市 ツキノワグマ160・250 Bq/kg※基準値超過
片品村 ツキノワグマ210 Bq/kg※基準値超過
みどり市 ツキノワグマ480 Bq/kg※基準値超過
昭和村 牛肉190 Bq/kg※基準値超過
埼玉県
三郷市 ミカン21 Bq/kg
ときがわ町 アカモミタケ210 Bq/kg※基準値超過
千葉県
柏市 カキ14 Bq/kg
我孫子市 カキ8.6 Bq/kg
栄町 ユズ31 Bq/kg
木更津市 キウイフルーツ2.2 Bq/kg
神奈川県
箱根町 芦ノ湖 オオクチバス79 Bq/kg
山梨県
富士河口湖町 本栖湖 ヒメマス19 Bq/kg

富士・箱根

食品中の放射性物質の検査結果について(第507報) 平成24年10月25日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002msif-att/2r9852000002msma.pdf
(セシウムが検出された海産物を除く品目を一部抜粋)
岩手県
原木生シイタケ
奥州市 原木クリタケ250Bq/kg※基準値超過
花巻市 牛肉20Bq/kg
千葉県
サツマイモ
君津市 シイタケ25Bq/kg
神奈川県
南足柄市 生シイタケ(原木)19Bq/kg
横浜市 ベビーフード(製造者:愛知県)3.4Bq/kg
山梨県
富士吉田市 アカモミタケ他野生キノコ140~340Bq/kg※基準値超過
富士河口湖町 シロナメツムタケ160Bq/kg※基準値超過
長野県
軽井沢町 シモフリシメジ410Bq/kg※基準値超過

軽井沢・房総

2012年10月28日日曜日

福島第1原子力発電所の沖合いの魚介・海藻類の放射線は、依然としてセシウム高濃度_レベルウッズホール海洋研究所

●AFPBB News 10月26日
福島沖の魚介類、放射性レベル下がらず 国際調査
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2909413/9740186
【10月26日 AFP】福島沖で獲れた魚介類に含まれる放射性セシウムの濃度は、原発事故から1年半が経過した後も下がっていないと指摘する米ウッズホール海洋研究所(Woods Hole Oceanographic Institution、WHOI)の調査論文が25日、米科学誌「サイエンス(Science)」に掲載された。
 WHOIの海洋化学者、ケン・ブッセラー(Ken Buesseler)氏は、日本政府の公式データを基に、東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所の沖合いで獲れた魚介・海藻類の放射線レベルを調査。
依然としてセシウム濃度が高い理由として、福島第1原発から低レベルの放射能漏れが起きているか、汚染物質が海底に堆積している可能性があると結論付けた。
 2011年から国際調査チームを率いて福島第1原発による放射能汚染状況を船で調査してきたブッセラー氏は、福島沖で獲れた魚介類の40%は日本政府の放射性セシウム基準値に照らして消費用として適さないと試算している。だが同氏はまた、時の経過とともに汚染状況がどのように変化していくかを予測するには、魚介類の調査だけでは不十分だとも指摘している。
「本当に必要なのは、福島沖でわれわれが目にしていること(魚介類の汚染)の原因となっているセシウムなどの放射性物質の出所や、汚染堆積物について、よりよく理解することだ」(ブッセラー氏)
 研究によると、検出されたセシウムの濃度は魚の種類によって異なるが、海底近くに生息するいわゆる底魚で最も高かった。また、汚染レベルに差はあっても、全ての魚介類でセシウム濃度は下がっていなかったという。
 一方、東北沖で獲れた魚介類の大半は、食べても心配のないレベルのセシウム濃度だったと研究チームは強調している。
 ブッセラー氏は東京大学(University of Tokyo)の植松光夫(Mitsuo Uematsu)教授とともに、11月12日から2日間の日程で都内で開かれるシンポジウムで今回の調査結果を発表する予定だ。(c)AFP

2012年10月26日金曜日

インド・ベンガル湾の島でクジラの仲間コビレゴンドウ約40頭が集団座礁

●AFPBB News 2012年10月26日
インド・ベンガル湾の島にコビレゴンドウが集団座礁、約40頭
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2909260/9736650
【10月26日 AFP】ベンガル湾(Bay of Bengal)に浮かぶアンダマン・ニコバル諸島(Andaman and Nicobar Islands)の北アンダマン(North Andaman)島西岸で、クジラの仲間のコビレゴンドウ約40頭が集団座礁して死んでいるのが見つかった。地元当局が25日発表した。
 アンダマン諸島の中心的な港町ポートブレア(Port Blair)の野生生物担当者によると、北アンダマン島のエリザベス湾(Elizabeth Bay)近くで、砂浜に打ち上げられているコビレゴンドウの群れを漁師らが見つけた。漁師から通報を受けた緊急対策チームと地元ボランティアが現場に急行したが、コビレゴンドウを救うことはできなかったという。
 この担当者によると、アンダマン諸島で集団座礁が報告されたのは初めてだが、鯨類が方向感覚を失い、深い海域に戻れなくなる集団座礁はよくある現象だという。
 アンダマン・ニコバル諸島はインド領だが、インド本土からは1000キロメートル以上離れており、むしろミャンマーに近い。

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「チェルノブイリから福島に伝えたいこと」ベラルーシ・ベルラド放射能安全研究所・アレクセイ・ネステレンコ所長_警告・病気の人が増える・福島原発事故の真実は隠れている_重金属やセシウムなどの放射性物質を排出する働きがあるというビタペクト・ペクチン

病気の人が増える。
重金属やセシウムなどの放射性物質を排出する働きがあるビタペクト。

●週プレNEWS 2012年10月26日
来日したチェルノブイリの放射能専門家が、福島市民の前で発した重い警告http://wpb.shueisha.co.jp/2012/10/26/14893/
この1年半、福島第一原子力発電所から飛散した放射性物質をめぐってさまざまな情報が飛び交い、今なお「心配ない、安全だ」という人と、「危険だ」という人の間には大きな溝が存在する。なぜなら、誰も福島、いや日本の将来に放射能がどのような影響を及ぼすかを断定することができないからだ―。
10月16日、今、日本が置かれている状況を冷静に見ることができる人物が緊急来日した。
チェルノブイリ原発事故で、国土の広い範囲が汚染されたベラルーシにある民間の研究施設「ベルラド放射能安全研究所」のアレクセイ・ネステレンコ所長である。
ベルラド研究所では、チェルノブイリ事故以来、これまでにホールボディカウンターで45万人以上の子供たちの体内被曝量を測定し、39万件に及ぶ食品の放射能検査を行なってきた。
今回、ネステレンコ氏はそうした多くの実績と分析結果を背景に、10月17日、福島市内で「チェルノブイリから福島に伝えたいこと」と題した講演を行なうために来日。いったい何を語るのか。
まず、ネステレンコ氏はベラルーシで事故後にどのような活動をしてきたのかを振り返った。
「ベラルーシでは国の発表したデータは誰も信用していませんでしたから、最初にすべきこととして、個人が使える線量計を作らねばなりませんでした」
国の言うことは信用できないという構図は、日本と一緒だ。
「次に行なったことは、食品を測定できる『放射能地域センター』を学校などに設置し、各家庭から食品を持っていって測定できる体制をつくりました。また、測定だけでなく、どう調理すればいいかを指導するようにしました」
日本では、個人が自由に食品検査をするまでには至っていない。
「さらに、ホールボディカウンターで人体の測定を始めました。45万人の子供たちの体内被曝を測定した結果、子供たちの体内に放射能が蓄積されていることがわかりました。では、蓄積された放射能を減らすためにどうすればいいのか。われわれは放射能を体内で吸着する吸着剤を対策法として考えました。研究の結果、『ビタペクト』という吸着剤を開発し、これまで130万人以上にビタペクトを提供してきましたが、それを飲むことで子供たちの体内被曝量が減るという大変よい結果が得られています」
ビタペクトの主要成分であるペクチンは、体内でセシウムと結合し、さらに人体の代謝の働きをよくするため、セシウムを体外に排出していく作用があるという。
子供の被曝を避けながら、住民が放射能汚染のなかで生活していくためのこうした活動だが、ベラルーシ政府はまったく協力的ではなかったという。そうした経験からか、ネステレンコ氏は日本政府についても痛烈に批判する。
「日本は(避難区域の放射線量基準を)年間20ミリシーベルトとしていますが、これは国家による自国民に対する犯罪行為だと思います。20ミリシーベルトであれば国家にとって都合がいい。なぜなら、『20ミリシーベルトまでは安全』と言っておけば、対策をしなくて済むからです」
そして、彼は今、福島が置かれた状況について語り出した。
「将来、福島でどのような病気が増えるのか、また病気の子供が増えるのかといえば、残念ですが、病気の人が増えると思います。ベラルーシでは低量の汚染地域でも重病の患者が多く出ています。子供の甲状腺がんについて、ベラルーシは悲劇的な状況だというしかありません。低量であっても、放射能は体内に入ると遺伝子に大きな影響を与え、精子の一部や生殖器の一部が壊れると、それが子供にも遺伝し、さらには孫に影響が出る場合もある。しかし、このような予測を言うことは、『大丈夫ですよ、何も危険なことは起こりませんよ』と言うよりはいいのではないでしょうか」
福島県内では「放射能は安全だ」と声を上げる人たちも大勢いる。講演の会場に来ていた福島市内在住の主婦もこう語る。
「福島では『放射能は安全』『ここに住んでも大丈夫です』と言われているので、たまにこういう厳しいお話を聞かないと、自分がどう思っていいのか不明確になってしまうんですね。今日は、放射能は人体へ悪影響を及ぼすということの確認のためにも来ています」
ネステレンコ氏はチェルノブイリで得た経験をすべて投入し、福島の未来のために協力したいと語るが、そこには壁があるという。
「現在、福島原発事故について明らかになっている情報が、言ってみれば氷山の一角で、真実が水の中に隠れているからです」
福島は真実を待っている。
(取材・文/頓所直人)

福島原発事故の真実は隠れている。

韓国の仁川海域で誤って網にかかるクジラ類が急増_スナメリ

●朝鮮日報 2012年10月25日
仁川海域でクジラ類混獲が急増 今年1377頭
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/10/25/2012102501690.html
【仁川聯合ニュース】韓国の仁川海域で誤って網にかかるクジラ類が急増していることが分かった。
 海洋警察庁は25日までに、1~9月に仁川海域で混獲されたクジラ類を1377頭と集計した。昨年1年間の472頭の2.9倍にあたる。また、韓国全国で今年混獲されたクジラ類は2250頭で、仁川はその61%を占めることになる。 
 仁川近海では数年前までクジラはほとんど見られなかったが、最近は白ニョン島や大青島周辺などで捕獲頭数が増えている。2009年の10頭から2010年には118頭に急増した。
 捕獲される種は、全長1.5~1.9メートルのスナメリが大部分だ。絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)で保護動物に指定されている。
 韓国の水産業法は、クジラを違法に捕獲した場合、3年以下の懲役または200万ウォン(約14万5000円)~2000万ウォンの罰金を科す。しかし混獲の場合は、海洋警察署に届け出て所定の手続きを経れば、合法的に一般に流通させることができる。
 スナメリの捕獲数の急増に、混獲を装った違法捕獲を疑う声も上がっている。スナメリは食用としての商品価値はさほど高くなく、1頭当たり5万~10万ウォンで落札されるケースが多いという。

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意図的に低い放射線量?福島県の空間線量を計測しているモニタリングポストの値を検証した独自調査の結果を発表_市民と科学者の内部被曝問題研究会・自由報道協会・矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授

●Yahoo!ニュース 週刊金曜日 2012年10月25日
内部被曝問題研究会が独自調査結果発表――意図的に低い放射線量提示か
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121025-00000301-kinyobi-soci
 医師や物理学者、福島県在住者を含む一般市民などで構成される「市民と科学者の内部被曝問題研究会」が一〇月五日、公益社団法人自由報道協会主催のもと東京都内で記者会見を行ない、福島県の空間線量を計測しているモニタリングポストの値を検証した独自調査の結果を発表した。
 同研究会は今年九月以降、文部科学省が福島県相馬市・南相馬市、飯舘村などに設置しているモニタリングポストのうち約一〇〇カ所を検証。これに校正済みの放射線測定器を密着させて測定する調査を網羅的に行なったところ、わずかな例外を除き、公表されているモニタリングポストの値よりも一・一~一・三倍程度高い値が出た。また、モニタリングポスト周辺の除染されていない地域でも計測したところ、一・五~二・五倍程度高い値が出たという。
 同研究会によると、各モニタリングポストは表土を広範囲に削った場所や、公園や保育園など、すでに除染済みの場所に設置されていた一方、除染されていない公園などには設置されていなかった。
同会会員として会見した物理学者の矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授によれば「周辺地域の住民が浴びている正確な放射線量を知るには、モニタリングポストが示す値のおよそ二倍で考える必要がある」ということだ。矢ヶ崎教授はまた、「モニタリングポストの計器そのものに、線量を低めに示す傾向が共通してある」とも指摘しており、除染と併せて、あらかじめ数値が低く出るよう意図的かつ系統的に操作された疑いも示唆している。
 文部科学省原子力災害対策本部は本誌の取材に対し、「意図的に数値を下げるようなことはしていない」と改竄の意図を否定している。だが「市民と科学者の内部被曝問題研究会」では、未調査のモニタリングポストについても今後検証を進めていくという(関連記事24・25ページ)。
(古川琢也・ルポライター、10月12日号)

2012年10月25日木曜日

埼玉県さいたま市北区の18地点の放射線量・放射性物質_放射能の自然減衰・移動していない・掃除・コケの上昇_早川由紀夫群馬大学教授

●早川由紀夫の火山ブログ 2012年10月24日
放射能の自然減衰2
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-558.html

さいたま市北区の18地点。単位はマイクロシーベルト毎時。2011年9月14日、2012年3月7日、10月24日の放射線量は似た傾向を示す。これは、半減期による減少で説明できる。つまりこの13か月間、地表付近の放射性物質はほとんど移動しなかったとみられる。
2012年10月24日、2か所のコケに放射線量の上昇が見られる。風塵が集積したのであろう。雨どいの測定ポイントは、駐車場のアスファルトがすっかり新しくなっていたことから想像するに、よく掃除されたとみられる。

13か月間で、27%の減少がみられる。半減期で期待される1ヵ月2%減とよく合う。

富士山(静岡、山梨県)について「地殻変動などに異常はなく、噴火の兆候は認められない」_火山噴火予知連絡会(会長、藤井敏嗣東大名誉教授)

●47NEWS 共同通信 2012年10月24日
富士山は異常なし 「噴火前兆は直前」http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012102401001868.html
 火山噴火予知連絡会(会長、藤井敏嗣東大名誉教授)は24日、富士山(静岡、山梨県)について「地殻変動などに異常はなく、噴火の兆候は認められない」との見解をまとめた。
 ただ藤井会長は記者会見で「富士山のような玄武岩質の火山で噴火の前兆が現れるのはほんの少し前。数日か数時間前かもしれない。今が大丈夫だからといって何年も大丈夫ということはない」と警告した。
 見解によると、2月に山頂の北西約6キロの3合目でかすかな湯気が確認されたが、その後の4、5、7月の現地調査では認められず、硫黄臭や高温の領域もなかった。

放射能汚染・放射性物質・セシウム・食品_静岡県静岡市の茶・御殿場市のソバ・御前崎市のサツマイモ_神奈川県真鶴町のミカン・南足柄市と湯河原町の茶_富士河口湖町

2012年10月5日~24日の
厚生労働省「食品中の放射性物質の検査結果について」から、
近隣でセシウムが検出された品目。

●神奈川県真鶴町のミカン2.8ベクレル/kg 平成24年10月24日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002mpoi-att/2r9852000002mps9.pdf

●静岡県御殿場市のソバ2.9ベクレル/kg 平成24年10月19日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002mesu-att/2r9852000002mewn.pdf

●南足柄市のチャ1.1ベクレル/kg・湯河原町のチャ2.5ベクレル/kg 平成24年10月18日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002ma7v-att/2r9852000002mabo.pdf

●静岡市の茶0.45ベクレル/kg 平成24年10月12日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002lu8l-att/2r9852000002luce.pdf

●御前崎市のサツマイモ0.096ベクレル/kg 平成24年10月5日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002lenv-att/2r9852000002lero.pdf


山梨県や長野県などの野生キノコや鳥獣から
基準値超過が増えている。
今後、
静岡県や神奈川県においても
検出されるかもしれない。

放射性物質は、
空気、水、動物、人などと一緒に移動している。
そして、
福島第一原発からの放射能の放出は今も続いている。


●富士河口湖町 平成24年10月25日
野生きのこ採取の自粛のお願い
http://www.town.fujikawaguchiko.lg.jp/ka/info.php?if_id=2251
平成24年10月25日、富士河口湖町内で採取された野生きのこから、食品衛生法で定められた一般食品の放射性セシウム濃度の基準100ベクレム/kgを超える放射性物質が検出されました。
 このため、富士河口湖町内で発生した野生きのこについて、当分の間、採取、出荷及び摂取を差し控えるようお願いします。

●厚生労働省
食品中の放射性物質の検査結果について(第507報) 平成24年10月25日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002msif-att/2r9852000002msma.pdf
(セシウムが検出された海産物を除く品目を一部抜粋)
岩手県
原木生シイタケ
奥州市 原木クリタケ250Bq/kg※基準値超過
花巻市 牛肉20Bq/kg
千葉県
サツマイモ
君津市 シイタケ25Bq/kg
神奈川県
南足柄市 生シイタケ(原木)19Bq/kg
横浜市 ベビーフード(製造者:愛知県)3.4Bq/kg
山梨県
富士吉田市 アカモミタケ他野生キノコ140~340Bq/kg※基準値超過

富士河口湖町 シロナメツムタケ160Bq/kg※基準値超過
長野県
軽井沢町 シモフリシメジ410Bq/kg※基準値超過

2012年10月24日水曜日

Googleがグーグルマップの島根県・竹島・dokdo独島トクトについて、韓国の住所を削除

●読売新聞 2012年10月24日
グーグルマップ、竹島の韓国住所を削除
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121023-OYT1T01832.htm
 米国のインターネット検索最大手・グーグルが、同社が運営する地図サービス「グーグルマップ」で、島根県・竹島(韓国名・独島(トクト))について、韓国の住所を記載していたのを削除したことがわかった。
 同県などによると、これまで「dokdo」と検索すると、竹島の地図とともに、欄外に漢字で「竹島」と表記され、所在地は韓国の「ウルルン郡799―800」となっていた。

●読売新聞 2012年6月26日
竹島を韓国領表記、島根県がグーグルに改善要請
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20120626-OYT8T00608.htm
 日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島(トクト))が、米インターネット検索最大手・グーグルの地図サービス「グーグルマップ」で韓国領とされているとして、竹島を管轄する島根県が、同社日本法人(東京)に対し、表記を改めるよう申し入れたことがわかった。
 同法人は「対応するべく検討している」と回答したという。
 県によると、同マップでは竹島の地図に島名の表記がなく、日本語で「竹島」と検索しても竹島は表示されない。一方、「dokdo」(独島)で検索すると竹島の地図が表れ、欄外に「竹島 ウルルン郡799―800」と表示される。
 県は「閲覧者に誤解を与える」として15日付で要請書を提出。所在地を「隠岐の島町」に改め、地図上に「竹島」と明記するよう求めた。

ロシア人が東日本大震災を予言していた_地震の周期性・エネルギー放出時期・夢占い・予知夢・地球の揺れ・KaY波・共鳴振動・大気の状態

●The Voice of Russia 23.10.2012
地震の予測は不可能。では予言は可能か。
http://japanese.ruvr.ru/2012_10_23/92185252/
  イタリアの裁判所では、2009年アクヴィルで発生した地震を予測できなかったとして地震学者らがそれぞれ禁固6年の判決を受けた。イタリアだけではなく、多くの国々から地震学者らが、この同僚たちを弁護した。というのも、現代科学が地震を正確に予測することはできないため、このような刑罰は間違っていると考えているからだ。しかしそれは、地震を予言することも不可能であることを意味するのだろうか。

   学者の多くは、政府が十分な措置をとれるような正確性をもって地震を予測することは不可能であると考えている。世界でも最もすぐれた地震波観測および地殻異常、電磁波変化などの観測が行われている日本でさえ、1995年1月の阪神淡路大震災を予測することは不可能だったし、2011年3月の東日本大震災を予測することもできなかった。

ロシアの5人が、
東日本大震災を事前に警告していた!

   フクシマの悲劇の後、ロシアの各メディアでは、2011年春に日本で大きな地震が起きることについては警告されていたとする記事が現れた。

1、地震の周期性・エネルギーを放出する時期
   1997年、ロシア科学アカデミー極東支部太平洋海洋学研究所地学テクトニクス物理研究所のワレリー・アブラモフ所長は、自らの論文のなかで、「日本の関東地方は2011年、国際基準で10以上の地震の危険がある」と書いていた。この発言は、地球の各地域で発生する地震に周期性があり、たまったエネルギーを放出する時期にさしかかった地域の分析に基づいたものだった。アブラモフ氏は自らの論文をすぐに日本に送り、2006年には日本の同僚たちの求めに応じて詳細な情報を送っていた。しかし、日本では結論には至らなかったようだ。アブラモフ氏は2011年3月、次のように述べている:「日本人たちは地震を恐れていたものの、津波警戒システムが磐石の用意にあると考えていた。しかし、日本周辺の地震によって、そのような強い津波が起こるとは予期していなかった。」と。

2、夢占い(予知夢)
   2011年2月21日、つまり、地震の3週間前、ドイツで働いている音声オペレーターのロシア人、アルチョム・ドラグノフさんは、領土問題をめぐる露日関係の先鋭化を受けてブログのなかで次のように書いていた:「日本について。彼らと戦争は起こらない。地震が近く日本を襲うだろう。爆弾さえ必要ないのだ。」と。そしてフクシマの後、彼はこれがまだ序章に過ぎないとして、「子供を日本から非難させろ!考える前にまず避難だ。南でも、中国でも、台湾でも、朝鮮でもどこでもいい。とにかく避難させろ・・・」と書いていた。ドラグノフさんはこれが自らの夢占いによるという。夢でもって将来を予想することを身につけたのは、2000年のバイク事故で重傷を負ってからのことだという。また2009年、ドラグノフさんはロシアの町ペルミで発生する災害を予言していた。3週間後、ペルミではディスコで火事が発生し、100名以上が死亡した。

3、地球の微細な揺れを総合分析
   ロシア科学アカデミー地球物理学研究所の主任研究員で、物理数学博士のアレクセイ・リュブシキン氏は、2008年すでに2010年末から2011年初めにかけて日本で強い地震が起こるとしていたが、これは地球の各部分で発生している微細な揺れを総合分析したことによるものだ。リュブシキン博士は、フクシマでの地震の前触れとなったのは、2003年北海道で発生した地震であるという。2010年、日本に巨大地震が迫っていることについて、博士は4度にわたって、国際シンポジウムやロシア国内の学会などで警告していた。

4、KaY波の前線移動・共鳴振動
   イスラエルハイファにある地震予測民間研究所で働く、アレクサンドル・ヤゴジン氏は、日本での地震の正確な場所や時間、強さについての正確な情報は持っていなかったものの、地震の数週間前に、スエズ運河およびロシア欧州部で共鳴振動を観測したという。これによって、反対側の日本で大きな地震が起こることが予測できたという。ヤゴジン氏の予測方法は、彼によって発見されたKaY波の前線移動による。前線に対して垂直に、将来の地震の震源を指し示すベクトルが伸びているという。KaY波の速さはおよそ時速100キロで、それにより将来の地震の時間を予測するのは簡単だという。ヤゴジン・メソッドは世界の多くの学者から否定されている(本人談)が、現在ロシアでは注目されているという。

5、大気の状態と地震との関係を分析
   フクシマの2日前、ロシア国立気象大学(サンクトペテルブルグ)の地震研究室は自らのサイト上で、地震予測を掲載した。ヴィクトル・ボコフ室長は「ラジオ・スヴァボーダ」とのインタビューの中で、この予測はロシア人学者のアレクサンドル・シィチンスキーによる方法を使ったものであり、これは大気の状態と地震との関係を分析することによって、2日前に地震を予測することができると語っている。フクシマに関して、震源に関する予測は当たっていたものの、その揺れの強さが実際の8.8ではなく、5と予想されていた。ボコフ室長は、地震学者らは予測に際してパニックを下げるために強さを低めに決定すると指摘しており、またイタリアで地震を予測したために訴えられた研究者のような運命を繰り返さないためだと語っている。他の専門家らは、多くの観測所では壁に行動規則が掲げられており、パニックを避けるために、強い揺れについては予測に掲載しないよう指示されていると語っている。しかしそのような行動は、イタリアでは刑務所行きになるのかもしれない。

日本政府による放射線測定は信頼できない_国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)_第13回目放射線調査・福島市内と飯舘村の調査結果・結論

●AFPBB News 2012年10月23日
政府の放射線測定は「信頼できない」、グリーンピースが福島市など調査
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2908880/9724913
【10月23日 AFP】国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)は23日、東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所事故の被災地である福島県の福島市内と飯舘村で放射線調査を実施した結果として、日本政府による放射線測定は信頼できないと結論づけた。
 グリーンピースは前週、4日間かけて福島市内と飯舘村で放射線調査を実施。その結果、福島市の一部の公園や学校では放射線量が毎時3マイクロシーベルトを超えている場所もあったという。日本政府による被ばく線量の上限は毎時0.23マイクロシーベルト。
「政府が設置したモニタリングポストでは放射線量が一貫して過小評価されていた」と、グリーンピースの放射線専門家、リアナ・トゥール(Rianne Teule)氏は述べ、一部の放射線測定器については周囲の金属やコンクリートの構造物が放射線を遮断していたと付け加えた。
 また、「政府のモニタリングポストの設置場所は当局が除染している。しかしモニタリングポストから数歩離れた場所をわれわれが測定したところ、放射線量が大幅に上昇した」とトゥーレ氏は指摘した。
さらに「除染作業は大幅に遅れており、グリーンピースがこれまで何度も特定してきたホットスポットも依然として残っていた」と述べ、「特に遊具周辺にホットスポットが多くあり、放射線リスクに最もぜい弱な子どもたちが放射線にさらされている点を憂慮している」と語った。(c)AFP/Kyoko Hasegawa

●国際環境NGOグリーンピース
第13回目放射線調査
http://www.greenpeace.org/japan/monitoring/13th/
(一部抜粋)
福島市内【調査結果】
多くのモニタリングポストで周辺より低い放射線表示
調査した40カ所のモニタリングポストのうち、75%に該当する30カ所が周辺の放射線量より低く表示されていました。
モニタリングポストから半径25m以内の放射線量を計測した結果、モニタリングポストの表示より4.5倍も高い放射線量を計測した場所もあります。
これは、モニタリングポストの付近だけが集中的に除染されていることなどが原因です。
政府による除染は不十分
福島市では、多くのホットスポットが残されたままで、効果的な除染が進んでいないことが分かりました。
児童公園さえ、除染が終わっておらず、放射線の影響を受けやすい子どもたちが安心して遊ぶことのできる環境ではありませんでした。

飯舘村【調査結果】
飯舘村での除染には限界がある
避難している村民の帰還を目指し、飯舘村では政府主導による除染作業が多く行われていました。
草野地区では、試験的除染後でも、毎時5マイクロシーベルト(地上から1mの高さ)を計測した地点がありました。
操業を再開した工場では、毎時13マイクロシーベルト(地上から1mの高さ)の地点があり、近隣の住居では毎時9マイクロシーベルト(地上から1mの高さ)のホットスポットが見つかりました。
さらに、森林に広く覆われた飯舘村の地理的な環境を考えると、除染の効果は相当限定的になると考えられます。

【結論】
今回の調査を通して、政府は以下の取り組みを強化する必要があるとグリーンピースは考えます。
•人口が密集している地域、子どもの生活環境を優先しての除染
•モニタリングポストの再評価
•除染の効果の評価
•(避難区域再編時などに)コミュニティを破壊しないアプローチ・意思決定への住民参画
•適切な放射線防護の情報提供


東京近郊で発生した排ガスなど汚染物質の微粒子が光化学反応起こしてP.M2.5などの微小粒子状物質が生成され、加須市・前橋市・つくば市などの北関東で高濃度に。

●毎日新聞 2012年10月23日
排ガス微粒子:北関東で高濃度に 東京から南風で運ばれhttp://mainichi.jp/select/news/20121024k0000m040065000c.html
 東京近郊で発生した排ガスなど汚染物質の微粒子が光化学反応を起こしてPM2.5などの微小粒子状物質が生成され、南風で運ばれた結果、北関東で高濃度になっていることが23日、国立環境研究所の研究チームによる分析で分かった。前橋市では国の環境基準を超えて観測されており、伏見暁洋研究員は「濃度の低減には周辺地域と連携して対策を講じることが重要」と指摘する。
 国環研は、07年7月31日〜8月10日、東京都狛江市▽埼玉県騎西町(現・加須市)▽前橋市▽茨城県つくば市の4カ所で微粒子を集中的に観測。光化学反応の指標となるオゾン濃度のピークが東京近郊から時間差で北関東へ移動しており、生成された相当量の微小粒子状物質が輸送されていると推定した。
 国環研による集中観測期間の中で、8月1日夕方の1立方メートル当たりのPM2.5の平均濃度は、狛江23.7マイクログラム▽騎西34.9マイクログラム▽前橋38.5マイクログラム▽つくば29.6マイクログラム。前橋は狛江の1.6倍に相当する。
 環境省は09年、微小粒子状物質の環境基準を定め、PM2.5の1立方メートル当たり濃度を、年平均値15マイクログラム以下、1日平均値35マイクログラム以下とした。【安味伸一】

 【ことば】PM2.5
 粒子状物質のうち、粒径が2.5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下のもの。ディーゼル車などから直接排出される「1次粒子」と、大気中での光化学反応などによって、窒素酸化物などのガス成分から作られる「2次粒子」に分類される。粒が小さいため肺の奥深くまで入り込みやすく、ぜんそくや肺がんなどのほか、不整脈や心臓発作など循環器への影響も指摘されている。PMは、Particulate Matterの略。

2012年10月23日火曜日

富士山の噴火_江戸時代の宝永噴火の噴煙は成層圏まで_千葉県・房総半島・銚子にも降灰

●Yahoo!ニュース 朝日新聞デジタル 10月23日
富士山噴煙、成層圏まで 1707年の噴火、予測上回る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121023-00000027-asahi-soci
 富士山が最後に噴火した江戸時代の「宝永噴火」(1707年)は、噴煙の高さが最高で23キロに達していたとの試算を、神奈川県温泉地学研究所(小田原市)がまとめた。従来考えられていたより高く、大きなエネルギーの噴火だった可能性が高いとみている。
 同規模の噴火がまた起きれば、首都圏などで都市機能が長期間マヒする可能性もあり、専門家は対策の強化を訴えている。
 同研究所の萬年一剛主任研究員と日本大学の研究者らが、風の影響を受けにくく噴火そのもののエネルギーで飛んだとみられる火山礫(れき)や火山灰の堆積(たいせき)状況を調べ直し、噴出したマグマ量を毎秒ごとに算出。一定の計算式に基づき、噴煙の高さをはじいた。

千葉県・房総半島・銚子にも降灰

富士山噴火の前兆が急増している

●Yahoo!ニュース 週プレNEWS 10月23日
3.11以降、富士山噴火の前兆が急増している
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121023-00000877-playboyz-soci
2011年3月11日、東日本大震災が起こって以降、富士山でも異変が立て続けに発生している。山体直下地震、異常湧水、斜面の変形、噴気現象の多発……。ここでは、東日本大震災後に起こった、富士山周辺で観測された異変の数々を列挙してみる。

●静岡県東部地震(2011年3月15日発生。マグニチュード6.4、最大震度6強:富士宮市)
「東日本大震災」の4日後の3月15日、南西斜面2?3合目の地下15kmで、観測史上最大規模の富士山直下型地震「静岡県東部地震」が起きた。東海・中部・関東地方の広域を揺るがした震源域は、まさに富士山平成噴火の元凶となるマグマ溜まりの上部だった。

●火山性「低周波地震」が連続発生(2011年5月~)

●北西斜面の変形(2011年8月~)
富士山頂を取り巻く7つの無人観測局のうち、5合目の北西斜面に配置された「FJ5局」の傾斜計が昨年8月後半から急速な「隆起」を示し始めた。その後もほかの観測局とは異なった動きが続いており、さらに今年2月には下の3合目斜面でも「噴気現象」が公式確認された。

●異常湧水現象(2011年9月~)
南麓と南西麓にあたる富士宮市各地で大量の地下水が民家の庭先や道路脇、田畑などにわき出す謎の現象が頻発。降雨量との関係は見られず、マグマ上昇の熱で富士山5合目以上の斜面下に広がる「永久凍土層」が解け、富士山麓特有の長距離伏流水となって南西の富士宮地域へ大量湧出した可能性が高い。また、ほぼ同時期に、昔から幻の湖と呼ばれてきた自然湧水池「赤池」が精進湖東側の青木ヶ原樹海内に突如として出現。樹海のあちこちに潜む溶岩洞窟内部の天然氷が急激に解けて小さくなっており、富士火山活動の強まりによる地温の上昇が原因とみられている。

●山梨県東部地震(2012年1月28日発生。マグニチュード5.4、最大震度5弱:忍野村、河口湖町)
富士山頂から北東へ約25kmの道志村付近の地下あたりで発生。富士山からは一見離れているが、この丹沢山地から南の足柄山地にかけての地域では富士火山活動に合わせて地震回数が増える。2月以降も同じ震源域でM3?4級の地震が頻発しているので、やはり富士山噴火の接近を裏づける証拠といえる。

●東側斜面で噴気現象の目撃報告が多発(2012年1月末~)

●北西側斜面での噴気現象を気象庁が発表(2012年2月初旬~)

●南東山麓直下の「活断層」の存在を文部科学省が公式発表(2012年5月10日)
この断層ラインでは、富士山噴火や直下型地震の衝撃で大規模災害の「山体崩壊」が誘発され、東山麓の静岡県御殿場市などが膨大な崩落土砂で覆われる危険性が明らかになった。

●河口湖の発泡現象(2012年7月~)
河口湖の水面中央では、1987年と2006年に謎の水泡が東西方向に大量にわき上がる現象が話題になった。その後は沈静化していたが、今年7月頃から再び同じライン上で湖面発泡が始まった。この奇怪な現象は、富士火山活動のひとつ「河口湖底の高温化」と密接な関係があるようだ。

太古からの噴火の歴史、そして30年にわたる富士山とその周辺の異常現象を総合的に見ていくと、今の状況は1150年前、東北地方を大津波が襲った「貞観地震」の頃とよく似ている。ついに富士山が、300年ぶりに大噴火を起こすのだろうか……?
(取材・文/本誌“富士山を調べ続けて30年”取材班、撮影/五十嵐和博)

■週刊プレイボーイ45号「富士山平成大噴火完全シミュレーション」より

2012年10月22日月曜日

富士山が最も美しく見えるのは、静岡県側か、それとも山梨県側か_フジテレビ系列「ほこ×たて」5人の外国人芸術家_富士山写真コンテスト

●Yahoo!ニュース 読売新聞 10月22日
山梨VS静岡…富士山が美しく見えるのは?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121022-00000979-yom-soci
 日本の象徴である富士山が最も美しく見えるのは、山梨側か、それとも静岡側か――。
 フジテレビ系列の対戦型バラエティー番組「ほこ×たて」の企画で、富士山を巡って長年のライバル関係にあった両県が雌雄を決しようとしている。
 ◆写真で競う
 番組の企画は、「どちらの県から富士山を見たほうがより美しいか」を競うもの。3月11日放送分では、山梨県から富士急行(富士吉田市)が、静岡からは富士市観光課が参戦し、富士山の写真5枚を出し合ってその美しさを競った。
 山梨は、富士山と共に、新倉山浅間神社と桜が写り込んだものや、一面雪景色の河口湖から見た富士山の景色などで挑戦。静岡は、美しく刈り込まれた茶畑や三保の松原の浜辺から臨む作品などで勝負に臨んだ。5人の外国人芸術家が「より美しい」と感じた写真を選ぶ方式で、山梨が3対2で初対決を制した。
 ◆再戦を要請
 この結果を受け、静岡側が番組を通して再対決を要請すると、今度は県同士で対戦することになった。再戦の放映予定日は来年7月。9月2日に放送された予告編では、山梨県の小林明観光部長と静岡県観光・空港振興局の加藤博昭局長が固く握手。加藤局長が「絶対勝ちますので」と言うと、小林部長が「何度やっても山梨が勝つと思います」と火花を散らした。
 両県は、1年かけて撮影した四季折々の富士山の「これぞ」という写真で勝敗を決めるという。写真は一般からも受け付けており、著名写真家らの審査によるコンテストで「勝負写真」5枚を選出する。
 ◆富士山愛する心
 応募受け付けの事務局となる富士の国やまなしフィルム・コミッションの中村洋一主査は「対決という形になってはいるが、日本人の富士山を愛する心を盛り上げようというのが趣旨」と説明。両県で世界文化遺産登録に向けた機運が高まる中、「コンテストにも多くの作品が寄せられれば」と期待を寄せている。
 募集は、来年5月7日までで当日消印有効。

信じられません!
静岡県の方が美しく見えます!
ガンバリましょう!

●静岡県
「ほこ×たて」静岡VS山梨 富士山写真コンテスト
http://www.pref.shizuoka.jp/bunka/hokotate.html


山梨県側の前回写真5点

●富士の国やまなしフィルム・コミッション
http://www.yamanashi-kankou.jp/hokotate/index.html

地震が地下水くみ上げに伴う地盤沈下によって引き起こされた可能性_地殻のゆがみ・断層に人為的な圧力・ダムや帯水層など水源

●ロイター  10月22日
スペイン地震は「人為的起因」も、地下水くみ上げで地盤沈下http://jp.reuters.com/article/jpEnvtNews/idJPTYE89L02020121022
[ワシントン 21日 ロイター] 昨年5月にスペイン南部ロルカで発生したマグニチュード(M)5・1の地震が、地下水くみ上げに伴う地盤沈下によって引き起こされた可能性を指摘する研究結果が、英科学誌で発表された。この地震では9人が死亡し、多くの建物が倒壊した。
研究はカナダのウェスタンオンタリオ大学のパブロ・ゴンザレス氏らが実施し、科学誌「ネイチャージオサイエンス」で21日に発表。
衛星データを使い、地震が引き起こした地殻のゆがみを調べた結果、過去50年の地下水くみ上げにより帯水層の地下水位が約250メートル低下し、地殻のゆがみに相関性があることが判明。断層に人為的な圧力が加えられ、地震を発生させるだけでなく断層のずれに影響を与える可能性があると指摘した。
ゴンザレス氏は、今回の調査結果が他の地震と関連性を示すとは断言できないとする一方で、ダムや帯水層など水源に近い場所で発生する地震についての手掛かりとなるとの見方を示した。

首都直下型大地震の確率・4年以内に70%・30年以内に98%_災害心理学・認知的な歪み_多額の防災投資・防潮堤の整備といった災害対策_東京女子大学名誉教授・広瀬弘忠

●Yahoo!ニュース プレジデント 10月21日(日)
巨大地震「4年以内70%」だとなぜ怖いのか-認知的な歪み
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121021-00007484-president-bus_all
先日、高い確率で発生が懸念されている首都直下型の大地震について、「今後4年以内に70%の確率で起こりうる」という計算結果が公表され、世間は大騒ぎになりました。新聞やテレビがこぞって取り上げ、関係機関へは問い合わせが殺到したということです。(※雑誌掲載当時)
 このときは同時に「今後30年では98%の確率で起こりうる」という予測も出されていました。同じ前提に立って導き出された結果であり、客観的には同等の危険度であるはずです。ところが、一般の人がもっぱら衝撃を受けたのは「4年で70%」のほうでした(その後、時間の経過とともに確率計算の前提が変わったため、「70%」「98%」ともに現時点での危険性とは異なる)。
 不思議といえば不思議なことですが、人間の認知のあり方を考えれば、必ずしも奇妙なことではないのです。2つの切り口から考えることができます。
 まず一つは、対象とする期間の長さです。たとえば、ある地域では150年おきにマグニチュード(M)8クラスの大地震が繰り返し起きているとします。すると、向こう150年での発生確率はほぼ100%。ところが、150年という期間は人間にとってあまりにも長すぎ、地震が起きるまで自分が生きているかどうかわからない、という気持ちが先に立ちます。したがって、なかなか身に迫ったものとは感じられません。
 その期間が「30年」だったらどうでしょう。30年先ならば、いま生きている人の多くが存命のはずです。が、災害などへの感度がどれだけ高いかを調査すると、若い人のほうが危険への感度が鈍く、中高年になるほど感度は高まっていくという傾向があります。とくに老年世代は危険に敏感です。
 そして高齢者にとっては、30年先であっても150年先と同じように「生きているかどうかわからない」期間です。そのため「30年で98%」という数字よりも「4年で70%」という数字のほうに衝撃を受けるのです。
■なぜ防災投資は過大になるか
 この問題を理解するために、もう一つ別の切り口から眺めてみましょう。「人間は客観確率が非常に高いときは危険をそれに見合うだけ深刻なものと捉えず、相対的に過小評価しがちで、逆に、客観確率が非常に低いときは、実際より過大評価しがちだ」ということです。これを災害心理学では「認知的な歪み」と表現します。
 ある期間において「98%の確率で発生する」というように非常に大きな確率で予想される災害に対しては、客観確率の98%よりも主観的に低めに認識する、という傾向が人間にはあります。
 一方、小さな確率でしかも大きな被害をもたらす災害に対しては、たとえその発生確率が1%未満であったとしても、客観確率以上の危険をイメージしてしまいます。
 たとえば、ある地域では1000年に1回、大津波を伴うM9クラスの巨大地震が起きるとします。向こう数年間でその地震が起きる確率は、客観的に見れば非常に小さなものです。しかし、ゼロではない。こういうとき、人間の主観は、相対的に大きな危険を認識するのです。その結果、日本のような先進国では、防潮堤の整備といった災害対策に多額の投資が行われます。これは通常、過大な投資になりがちです。災害による被害額と比べて、事前の防災投資はアンバランスに大きいのです。
 つまり、人間は近い将来の危険に対してより敏感であり、低い確率の大きな危険に対しては過大評価をしてしまうという習性があります。
 ですから4年よりも短い期間、たとえば「1年以内に30%」という予測が出されたとしたら、確率自体は小さいにもかかわらず、われわれの受けるショックはより甚大です。政府や関係機関は、そのことを十分に踏まえたうえで予測の発表を行うべきでしょう。
 ※すべて雑誌掲載当時
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東京女子大学名誉教授 広瀬弘忠(ひろせ・ひろただ)
1942年、東京都生まれ。東京大学文学部心理学科卒業。東京女子大学教授を経て、現在「安全・安心研究センター」を主宰。専門は災害心理学。『人はなぜ逃げおくれるのか』など著書多数。

2012年10月20日土曜日

広域処理の中止を求める陳情書を宮城県議会が受理・いのちを守る森の防潮堤_岩手県大槌町と山田町の震災がれきの受け入れ・静岡、浜松、裾野、島田

●河北新聞 10月20日
「がれきの広域処理中止を」陳情615件 県議会受理http://www.kahoku.co.jp/news/2012/10/20121020t11020.htm
 宮城県議会に対し、東日本大震災で発生した宮城県のがれきの広域処理を中止するよう求める陳情書が615件寄せられていることが19日、分かった。県内の9件を除き全て県外からの提出だった。県議会事務局は「一つの問題に対し、これほどの陳情が来たのは聞いたことがない」と困惑している。
 受理期間は9月25日~10月12日。北九州市が9月、石巻市の可燃がれきの受け入れを始めたことが影響し、九州・沖縄地方からの陳情が230件と全体の3分の1以上を占めた。
 「広域処理の中止」と「北九州市へのがれき搬出の中断」を求めており、「広域処理は放射能汚染を拡大させ、税金の無駄遣いでもある」などと訴えている。がれきを防潮堤整備に活用する方策として、県議会が推進する「いのちを守る森の防潮堤」構想に賛同する趣旨もあった。
 陳情は19日にあった環境生活農林水産常任委員会に送付された。請願と異なり、採択、不採択の決定は行われない。
 県震災廃棄物対策課は「県内処理の拡充を図り、随時、広域処理量の見直しを図っていく」と話している。


●毎日新聞 2012年10月19日
東日本大震災:がれき、4市で本格受け入れ 放射線測定で緊張の中 /静岡http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20121019ddlk22040106000c.html
 東日本大震災で被災した岩手県大槌町と山田町の震災がれきの受け入れが18日、静岡、浜松、裾野、島田の4市で始まった。県は最終的(14年3月まで)に両町のがれき約2万3500トンの受け入れを予定。放射線量測定の緊張の中、県内での本格的な処理がスタートした。このうち再開となる島田市は、焼却灰の埋め立を巡って、最終処分場の一部地権者との協議が難航、課題を残したままとなっている。
◆静岡市
 葵区南沼上の沼上清掃工場に午前9時前、大槌町の木くず4トンを積んだコンテナが到着した。空間線量率の計測は市職員と地元自治会の役員らがそれぞれ実施。市廃棄物政策課によると、試験焼却の時とほとんど変わらない、問題のない値だったという。
 測定に立ち会った南沼上西部自治会の多賀勲会長(72)は「試験焼却の時と変わりない値だと確認ができた。これで大丈夫とは言えないかもしれないが、粛々と受け入れていきたい」と話した。この日は16トンを処理、来年3月までに約1700トンを受け入れる。【小玉沙織】
◆浜松市
 午前11時ごろ、西区の西部清掃工場にコンテナ1基を積んだトラックが到着。放射性物質濃度測定用のサンプルをバケツ1杯分採取した後、ごみをためるピットに3・5トンのがれきを投入した。
 この日は夕方までに合計約14トンが一般ごみと混ぜられて焼却された。市は採取したサンプルの放射性物質濃度や空間線量率の測定を週1回行う。同市が受け入れる予定量は来年3月までに合計1600トンで、1日当たりでは最大20トン。【沢田均】
◇裾野市 午前11時15分ごろ、市美化センター(同市大畑)にコンテナ2台が到着した。職員ががれきが入った容器の空間線量率などを簡易測定し、安全性を確認した。今後一般ごみと混ぜて同センターで焼却し、再び安全が確認されれば来週以降に最終処分場(同市須山)に運び込む。
 市では3週間に12トンのペースで来年3月までに84トンを受け入れる。【西嶋正信】
◆島田市
 ◇灰処分場、地権者が封鎖 6人反対、市との協議難航
 ごみ処理施設「田代環境プラザ」(同市伊太)にはこの日、2回に分けて計8トンの震災がれきが運び込まれた。市では5月、他市に先駆けてがれきの本格受け入れを開始したが、木材チップに限ると決めたがれきの中からコンクリート塊が見つかり中断していた。

これでいいのか?!

イタリア_携帯電話がガン・腫瘍の原因になることを法廷で証明_耳に近付けるのは危険

●The Voice of Russia 20.10.2012
イタリア人 携帯電話がガンの原因になることを法廷で証明http://japanese.ruvr.ru/2012_10_20/91838977/
現在60歳で、かつては多国籍企業の財務ディレクターを務めたイノチェチェ・マルコリーニさんは、職場事故保険全国制度に対して勝訴を収めた。Corriere della Sera紙が伝えたところによれば、マルコリーニさんは職務を果たす中で、「常に長い間」携帯電話を使っていたことによって「神経鞘腫」をきたしたという。InoPressaが引用して報じた。
マルコリーニさんの訴えを認めた裁判所の決定について、Corriere della Sera紙は歴史的だと評価し、「携帯電話を正しく使わない人に危険がおよぶ」ことをはっきりと示したとしている。正しい使い方について、マルコリーニさんは、耳に近付けることなく、イヤフォンや手放しモードを使うように勧めており、「耳に近付けるのは危険が大きすぎる」と語っている。
イタリア法廷がこのような決定を下しているのに対して、学会は携帯電話の使用が腫瘍につながるかどうかについて、統一見解には至っていない。

放射能汚染・セシウム_多摩川中流域(世田谷区・調布市・狛江市)の川魚_鮎アユ_東京たまエコセメント工場・八王子水再生センター_2012年10月20日17:50~19:00第30回調布市花火大会

多摩川の魚が・・・

●厚生労働省
食品中の放射性物質の検査結果について(第501報) 平成24年10月18日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002ma7v-att/2r9852000002mabo.pdf
狛江市(多摩川中流域)アユ 20ベクレル/kg
●厚生労働省
食品中の放射性物質の検査結果について(第433報)平成24年7月12日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002fabo-att/2r9852000002faff.pdf
調布市(多摩川中流域)アユ 17ベクレル/kg
●東京都
都内産農畜産物(第53報)、水産物(第26報)及び林産物(第10報)の放射性物質検査結果
農畜産物の結果
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2012/05/20m5v701.htm
世田谷区(多摩川中流域)アユ 15ベクレル/kg
採取日:平成24年5月20日

上流や周辺のセシウムが多摩川に集まっている。
八王子市、あきる野市、奥多摩町のヤマメなどからもセシウムが検出されている。

もうひとつ気になる。
多摩地域の家庭ゴミなどに含まれた街の放射性物質を
奥多摩まで持って行き、
上流からセシウムを人工的に流している!のか?

●東京たまエコセメント工場からの多摩川セシウム漏出を止めたい
http://savetamagawa.ldblog.jp/archives/18830450.html
(一部抜粋)
たまエコセメント工場がある東京都日ノ出町は、多摩川の水源にある。
八王子水再生センターはやや下流とはいえ、やはり多摩川の上流のほうにある。
多摩川下流や東京湾へ、毎日大量のセシウムが流れている可能性がある。
水辺に子供を近づけないことは出来るはずです。
私には力がなく、陳情一つ通すことは出来ませんでした。
あなたの子供を守るのはあなたです。
あなたの川を守るのはあなたです。


多摩川流域は、気持ちの良い空間だった。

10月20日17:50~19:00は、
多摩川会場と布田会場で調布市の第30回花火大会。
●調布市花火大会
http://hanabi.csa.gr.jp/
~澄みきった秋の夜空に大輪の華を~

放射能汚染_セシウム・食品_静岡県御殿場市の蕎麦ソバ・千葉県南房総市のレモン・茨城県霞ヶ浦の天然ウナギ・山形県米沢市のナメコ・宮城県栃木県の蕎麦ソバ

●厚生労働省
食品中の放射性物質の検査結果について(第502報) 平成24年10月19日
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002mesu-att/2r9852000002mewn.pdf
(セシウムが検出された海産物を除く品目を一部抜粋)
岩手県
牛肉
宮城県
ソバ
山形県
米沢市 ナメコ11 Bq/kg
茨城県
霞ヶ浦(西浦) 天然ウナギ110 Bq/kg※基準値超過、アメリカナマズ、ゲンゴロウブナ、コイ、シラウオ、テナガエビ、ワカサギ
霞ヶ浦(北浦) テナガエビ、モツゴ、ワカサギ
涸沼 天然ウナギ
栃木県
ウグイ、モクズガニ、原木ナメコ、ソバ
群馬県
前橋市 ツキノワグマ270 Bq/kg※基準値超過、ニホンジカ96 Bq/kg
渋川市 イノシシ210 Bq/kg※基準値超過
安中市 イノシシ150 Bq/kg※基準値超過
昭和村 ツキノワグマ180 Bq/kg※基準値超過、ニホンジカ80 Bq/kg
みなかみ町 ツキノワグマ150 Bq/kg※基準値超過
みどり市 ツキノワグマ140 Bq/kg※基準値超過
沼田市 ツキノワグマ54 Bq/kg、イノシシ47 Bq/kg
片品村 ツキノワグマ46 Bq/kg
桐生市 ツキノワグマ39 Bq/kg 
千葉県
市原市 ユズ12 Bq/kg
松戸市 クリ70 Bq/kg
流山市 カキ8.2 Bq/kg
白井市 カキ3.9 Bq/kg、キウイフルーツ8.6  Bq/kg
南房総市 レモン1.5 Bq/kg
君津市 ユズ70 Bq/kg
長野県
佐久市 チャナメツムタケ2,100 Bq/kg※基準値超過
静岡県
御殿場市 ソバ2.9 Bq/kg

各地の野生キノコ、野生動物、魚、
シイタケ、クリ、ソバ、玄米・・・
岩手県の牛肉、千葉県の果物・・・
霞ヶ浦、南房総、御殿場・・・


●厚生労働省が間違った???
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002mesu.html
※基準値超過(12検体) →8検体の間違いでは?
No.437 茨城県産ウナギ(Cs:110 Bq/kg)
No.487、497、500、505 群馬県産ツキノワグマ(4)(Cs:270、180、150、140 Bq/kg)
No.488、489 群馬県産イノシシ(2)(Cs:210、150 Bq/kg)
No.756、群馬県産チャナメツムタケ(Cs:2,100 Bq/kg)  →長野県の間違いでは?


2012年10月19日金曜日

富士山の噴火_火山噴火緊急減災対策砂防計画_国土交通省富士砂防事務所_土石流を感知するセンサーの設置・ヘリを使った火山灰の分布調査

●読売新聞 2012年10月19日
富士山噴火を想定、国交省事務所が減災対策
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121019-OYT1T00542.htm?from=ylist
 国土交通省富士砂防事務所(静岡県富士宮市)が、富士山噴火を想定した「火山噴火緊急減災対策砂防計画」の案をまとめたことが18日、わかった。
 被害を受ける範囲を最小限にとどめ、山麓住民の避難に時間的余裕を持たせるのが狙いで、国交省が富士山噴火時の具体的な減災対策に乗り出すのは初めて。
 同計画は、国交省が全国の29火山を対象に、2007年から進める防災対策の一環。18日、山梨、静岡両県の15市町村でつくる「環富士山火山防災連絡会」が山中湖村で開かれ、富士砂防事務所が計画案を発表し、意見や提案を求めた。
 計画案では、富士山で火山性地震微動や、地形の隆起など噴火の前兆が現れた際の対応がまとめられており、国交省が両県や地元市町村と連携し、火山灰が川に堆積して起こる土石流や小規模の溶岩流対策として、既存の砂防用堤防の周りを掘り下げたり、大型土のうを積み上げたりして、市街地に被害が及ぶのを遅らせる対策が盛り込まれている。
 また、噴火時の観測態勢強化策として、土石流を感知するセンサーの設置や、ヘリを使った火山灰の分布調査などを提案。地元市町村と協力して監視カメラと通信網を整備し、富士山の観測映像を地元市町村が確認できるようにするという。
 国交省は、11月末をめどに地元市町村の意見を集約し、両県や学識者との協議を経て、13年3月に計画を確定させる方針。富士砂防事務所調査・品質確保課の鈴木豊課長は「平常時から準備をすることで、被害は必ず減らせる。計画確定後、複数年度で整備を進めたい」と話した。(久保拓)

噴火・前兆現象_政府インターネットテレビ「火山災害から命を守るために~避難計画を知る大切さ」が公表されました。

●政府インターネットテレビ 2012年10月18日
火山災害から命を守るために~避難計画を知る大切さ
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg7040.html
ひとたび噴火すると、甚大な被害が及ぶ火山噴火。
しかし、大規模な噴火の際には、必ず前兆現象があるといいます。
今回は、火山災害対策で命を守るために、噴火の前に避難する際、
私たちが知っておくべきこと、また政府の取組などについて紹介します。

マリー・アントワネットのシルクの靴が競売に掛けられ、520万円で落札

●Reuters 2012年10月18日
仏王妃マリー・アントワネットの靴、予想上回る520万円で落札
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE89H04Q20121018
[パリ 17日 ロイター] 18世紀のフランス王妃、マリー・アントワネットのシルクの靴が17日、パリで競売に掛けられ、予想落札価格の5倍にあたる5万ユーロ(約520万円)で落札された。


競売には、仏王室ゆかりの品々計350点が出品されたが、王妃の靴が最高値を付けた。この靴は、王妃がベルサイユ宮殿に出仕した貴族に贈ったものとされている。
フランス国王ルイ16世の王妃だったマリー・アントワネットは、1793年10月16日にギロチンで処刑された。

富士山噴火_環富士山火山防災連絡会_富士山火山噴火緊急減災対策砂防計画

●毎日新聞 2012年10月19日
環富士山火山防災連絡会:噴火対策骨子を国が提示−−山中湖 /山梨
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20121019ddlk19040153000c.html
 富士山噴火に備え、山梨、静岡両県の15市町村でつくる防災組織「環富士山火山防災連絡会」が18日、山中湖村で開かれた。国土交通省富士砂防事務所(静岡県富士宮市)が、噴火による溶岩流などを想定した「富士山火山噴火緊急減災対策砂防計画」の骨子を市町村と両県などに提示した。同計画は各市町村や両県、有識者らと協議したうえ来年3月に公表する。
 計画骨子では、噴火の兆候がみられる緊急時のハード対策として、既にある砂防施設の除石や仮設導流堤などの施工(標高300?900メートルで降灰後の土石流や小規模溶岩流を対象)を示した。また、ソフト対策としては、降灰後の土石流や融雪型火山泥流、溶岩流、火砕流などを想定した監視機器の緊急整備などを挙げた。こうした対策の実施に向けて、ヘリによる火口位置や降灰調査などの緊急調査を盛り込んでいる。
 同連絡会は05年、富士吉田市など山梨側7市町村、御殿場市など静岡側8市町村で組織。オブザーバー機関として両県、国土交通省、陸上自衛隊、富士五湖消防本部などが参加し、防災に関する情報交換などをしている。【小田切敏雄】

Google+_福島第一原発4号機_スキマサージタンクレベル_今年最大の水位低下


2012年10月19日
●Google+ 高野只男さん 6:13  -  一般公開
【注意】福島第一原発4号機スキマサージタンクレベル
報告が遅れてしまったが、昨日大幅に水位を上げた後に急激な低下をもたらしている。12時間で1m低下した。3時間で250mmになる。水位を6.5mまで上げたのに12時間後にはもう5.5mまで低下している。相変わらず東電の発表にはなにもない。
2012年10月11日
●Google+ 高野只男さん 19:16   一般公開
【注意】福島第一原発4号機スキマサージタンクレベル
6m台を維持しているかと思ったら、突然大きく水位を下げた。12時間で2mの下げ、3時間あたりでは500mmになる。通常の10倍の速度で水位が下がっている。11時のデータでは5m台まで上げている。ちなみに東電の説明はない。
要注意。

4号機が今年最大の水位低下

2012年10月6日
●Google+ 高野只男さん 2012年10月6日5:31一般公開
【注意!!】福島第一原発4号機スキマサージタンクレベル
過去最大(2011年12月19日以降)の水位低下が発生。東電発表なし。現在、6号機と3号機でトラブル発生情報はあるが4号機情報なし。注意してください。グラフを見るとここ最近のデータは水位を上げても直ぐに下がってきてしまいます。原因は東電発表がないため不明です。

2012年10月18日木曜日

福島県双葉町「150年間は安心して住める地域にはならないのではないか」木村真三独協医大准教授

●福島民友ニュース 2012年10月17日
双葉町、除染しなければ…「帰町までに150年」
http://www.minyu-net.com/news/news/1017/news11.html
 双葉町復興まちづくり委員の木村真三独協医大准教授は16日、同委員会で講演し、除染しなかった場合の私見とした上で、全ての町民が町内に帰還するまでに「少なくとも150年かかる」との意見を述べた。町内の空気中の放射線量や、放射性物質の飛散の状況から見解を示した。
 木村氏によると、同町の放射線量は、低い所で毎時0.3マイクロシーベルト程度の地域がある一方、最も高い地域では15日現在、毎時20マイクロシーベルトを超えている。木村氏は私見とし「(放射線量が)これだけばらつきがある所に人は住めない」と語った。
 全町民の帰還に要する150年間は除染しないことを前提とした。ただ木村氏は「こんなに高い線量の所を除染するのは意味がない」と指摘。放射性物質の物理的な減衰と、土中への浸透による遮蔽(しゃへい)効果を考えた場合でも「150年間は安心して住める地域にはならないのではないか」との見解を示した。

USGS_2012年10月16日に八丈島でM4.9・M5.4の地震

●USGS
M5.4 - 204km SSE of Hachijo-jima, Japan
2012-10-16 02:03:29 UTC
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/usb000d6l1#summary
M4.9 - 146km E of Hachijo-jima, Japan
2012-10-16 12:31:06 UTC
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/usb000d6q5#summary

未だに日本は感知できないのか!
去年の311でも海外にお世話になったが・・・

前兆現象_地下水温の変化_2009年駿河湾地震_日本女子大学非常勤講師・佃為成_日本地震学会秋季大会_宏観異常現象

●静岡新聞 2012/10/18
地下水温、変化顕著に 09年駿河湾地震直後
http://www.at-s.com/news/detail/474534035.html
 2009年8月11日に発生した駿河湾の地震(マグニチュード6・5)の際、焼津市と静岡市の2地点で地下水温の変化が顕著になる現象があったことが、佃為成日本女子大非常勤講師の観測で分かった。
 佃氏は「体積ひずみ計で検出されない地下深部の変化を捉えている可能性がある」としている。日本地震学会秋季大会で17日、発表した。
 佃氏は、地下の岩盤内にかかる圧力で深部からの温水上昇量が変化し、その影響で地下水温が変わる―との仮説を提唱。焼津市立大富小と静岡市中島浄化センターの井戸の深さ30メートルで、水温の変化を継続して調べた。
 焼津では04年の観測開始時から水温が上昇し続け、駿河湾の地震後に上昇率が増した。一方、静岡では06年の観測開始後に上昇から下降に転じ、同地震を機に下降率が大きくなっていた。
 周辺に設置された気象庁の体積ひずみ計の値は、同時期に目立った変化がないという。佃氏は「地下水温の観測点を増やし、他の観測方法のデータと統合して考えれば、地震の前兆現象を捉えることに生かせる」と話す。
 セッションの座長を務めた気象研究所地震火山研究部の前田憲二第1研究室長は「水温変化にはさまざまな要因があるが、現時点で前兆現象と全く関係がないとも言えない。データの蓄積が必要で、研究途上の段階にある」と話した。



地下水の異変は、宏観異常現象である。

前兆現象_鈴波・津波のさきがけ・退潮・井戸枯れ_昭和南海地震・安政南海地震_高知県土佐市の自主防災連合会長・中村不二夫さん_日本地震学会秋季大会

●SankeiBiz 2012.10.18
前兆現象か 昭和南海地震の4時間前に小刻みの波 南海トラフ対策に役立つ可能性
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/121018/cpd1210181443004-n1.htm
 昭和21年に起きた「昭和南海地震」で被災した高知県沿岸で、地震発生の4時間前に前兆現象とみられる小刻みの波が確認されていたことが17日、分かった。この波は江戸時代の文献に「鈴波」と記録され、「津波のさきがけ」との記述もあったという。東海沖から九州沖の南海トラフで想定される巨大地震対策に役立つ可能性がある。
 同県土佐市の自主防災連合会長、中村不二夫さん(69)が、南海地震を経験した約400人から聞き取り調査し、北海道函館市で開催中の日本地震学会で発表した。
 中村さんによると、地震発生の4時間前、土佐市沖に漁に出ていた男性が「船の横を一斉にピチャピチャとたたく、経験したことのない波に遭遇した」と証言。約50キロ離れた同県四万十市でも、ほぼ同じ時間帯に同様の波を体験したとの証言を得たという。
 また、中村さんが過去の文献などを調べたところ、幕末に起きた安政南海地震(1854年)について記した「真覚寺日記」や、太平洋沿岸の地震に関する石碑に証言と似た波に関する記述があった。
 過去の記録では、この波を「鈴波」として紹介し、真覚寺日記では鈴波について「津波のさきがけ」とも記載。中村さんは「特徴的な前兆現象だ」としている。
 南海地震の前兆現象としては、地震発生11時間前に高知、徳島両県の計17カ所で大規模な退潮が発生したほか、1週間前には井戸枯れなどがあったことも確認されている。
 今後発生が予想される巨大地震では、土佐市で最大24メートルの津波が想定されており、中村さんは「かつて住民が経験した前兆現象を過去の記録から学ぶことも有効な手段だ」と話している。

鈴波・津波のさきがけ・退潮・井戸枯れ

2012年10月17日水曜日

オランダ・クンストハル(Kunsthal)美術館_絵画7点盗難_パブロ・ピカソの「アルルカンの頭部(Tete d'Arlequin)」_アンリ・マチス(Henri Matisse)の「La Liseuse en Blanc et Jaune」_クロード・モネの「ウォータールー橋、ロンドン(Waterloo Bridge, London)」と「チャリングクロス橋、ロンドン(Charing Cross Bridge, London)」_ポール・ゴーギャンの「Femme Devant une Fenetre Ouverte, dite La Fiancee」_メイエル・デ・ハーン(Meyer de Haan)の「自画像(Autoportrait)」_ルシアン・フロイド(Lucian Freud)の「Woman with Eyes Closed」

●AFP BBNews 2012年10月17日 09:58 
オランダの美術館からピカソ、モネなど7点盗難
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2907848/9691577
【10月17日 AFP】オランダ・ロッテルダム(Rotterdam)にあるクンストハル(Kunsthal)美術館で16日、ピカソ(Pablo Picasso)やモネ(Claude Monet)、ゴーギャン(Paul Gauguin)などの絵画7点が盗まれた。被害額の合計は最大2億ユーロ(約200億円)に上る可能性がある。
 警察当局の発表によれば、同日午前3時(日本時間同10時)ごろ警報装置が作動し、5分後に警察が到着した時には犯人は既に逃亡した後だったという。既に大規模な捜査が開始され、聞き込みや監視カメラ映像の分析が行われている。
 盗まれた絵画は全てトリトン財団(Triton Foundation)が所有していた。クンストハル美術館では開設20周年を記念して、同財団が持つ全150点余りのコレクションを展示していた。
 本事件はオランダで起きた絵画盗難事件としては、1991年にアムステルダム(Amsterdam)のゴッホ美術館(Van Gogh Museum)から20点の絵画が盗み出されて以来の最大規模のものとなった。

 クンストハル美術館から盗まれたのは以下の7点。
・パブロ・ピカソの「アルルカンの頭部(Tete d'Arlequin)」
・アンリ・マチス(Henri Matisse)の「La Liseuse en Blanc et Jaune」
・クロード・モネの「ウォータールー橋、ロンドン(Waterloo Bridge, London)」と「チャリングクロス橋、ロンドン(Charing Cross Bridge, London)」
・ポール・ゴーギャンの「Femme Devant une Fenetre Ouverte, dite La Fiancee」
・メイエル・デ・ハーン(Meyer de Haan)の「自画像(Autoportrait)」
・ルシアン・フロイド(Lucian Freud)の「Woman with Eyes Closed」

巨大地震発生が近づている_異常・前兆・観測・データ_麒麟地震研究所_HAARP電離層_地球磁場リアルタイム_行徳地震予知・千葉・香取_電子数_地震雲_危険な密集市街地・東京・大阪

●正しい情報を探すブログ 2012年10月16日
麒麟地震研究所で最大級の数値を観測!
他のデータも動く!地震時に危険な密集市街地について
http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11380668102.html
(一部抜粋)
麒麟地震研究所で最大クラスの数値を観測したという情報が入ってきました。
☆麒麟地震研究所 ‏@kirinjisinken
URL https://twitter.com/kirinjisinken
引用:
観測機2レンジ99999のデータです。13万の最大級の反応が出現中です。大気重力波もM7クラスの面積が関東以北で出現しており数週間から数ヶ月警戒が必要です。観測機1に非常に大きな反応が出現したら要警戒です。 #jishin pic.twitter.com/sMKAURTn

観測機2レンジ99999のデータです。非常に大きな反応が出現中です。突然収束したら要警戒です。観測機1は大きな反応は出ていませんが7月中旬から2ヶ月間の反応の大きさと出現回数は3.11前よりかなり大きく多い状況です。 #jishin pic.twitter.com/zGCVutwD

当ブログではこの前に「HAARPデータと磁場データで観測史上最大クラスの数値を観測した」とお伝えしましたが、麒麟地震研究所でも最大クラスの数値を観測したとなると、巨大地震発生のカウントダウンが本格的に秒読み段階へ突入した可能性が考えられます。

☆過去記事:巨大地震の前兆か!?HAARPデータで観測史上最大規模の数値!地震雲なども多数!地震予測情報
URL http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11378877121.html

以下は最新の各種データですが、現在もかなり強めの数値を観測しており、かなり強い地殻変動が発生することを示唆しています。

☆HAARP電離層データ
URL http://www.haarp.alaska.edu/cgi-bin/magnetometer/gak-mag.cgi
↓週間データです。

☆地球磁場リアルタイムデータ
URL http://seesproxy.tksc.jaxa.jp/fw/dfw/SEES/Japanese/Data/docs_ja/ETS8/ETS8_DataGraph.htm
↓ここ1週間ほどの数値は東日本大震災前よりも大きな変動を観測しています。

行徳地震予知データも非常に不安定な動きを観測中です。東日本大震災前は本震の数週間前から非常に活発な変動を観測後、急激に収束しました。
☆行徳地震予知データ
URL http://earthq.system-canvas.com/index.html
千葉香取観測点

電子数データでも、先月から北海道や東北などで高い数値を継続して観測中です。
☆全国の電子数
URL http://wdc.nict.go.jp/IONO/TEC-MAP/latest-span24H-interval05M-HR.html
↓10月11日のデータです。

↓10月3日のデータです。

上記で紹介したデータ以外にもラドン濃度やイオン濃度、電磁波測定値などでも異変を観測しており、近々、かなり強い地殻変動が発生する可能性が高いと予測されます。
偶然にも各種データで高い数値を観測した時と同時期に、関東一帯の広範囲で地震雲と思われる雲が観測されています。
☆BOPPO‏@Boppo2011
URL https://twitter.com/Boppo2011
東京~埼玉~千葉~茨城と、関東一円に広がる筋状の雲は、ただ事では無い予感がします。これは、地震の前兆なのでしょうか?ソース元 http://weathernews.jp/report/ pic.twitter.com/HcbP20fW


また、地震雲以外にも電波障害などの情報も多数入ってきています。これらの情報を総合すると、当ブログで前々から述べているマグニチュード9~9.5の巨大地震発生が近づいてきているのだと思われます。

当ブログでは各種データに基づいて、以下の様な地震予測情報を出していますが、地震の発生パターンなど次第では巨大地震への警告を発する可能性があります。

◎地震予測情報
*発生日時:10月8日~10月24日
*発生場所:宮城、福島、岩手、青森、北海道、茨城、千葉、小笠原諸島、神奈川
     (発生場所というより揺れる場所。広範囲が同時に揺れる可能性も)
*地震規模:マグニチュード6~8

【注意:予測なので実際に発生する地震は、予測よりも規模、場所などが上下する可能性があります。また、地震は単体ではなく、複数回発生する可能性もあるのでご注意ください。】
:地震予測作成時刻2012年10月8日19時55分
:地震予測更新日時2012年10月13日22時20分

●地震警戒推奨です。
●地震注意→地震警戒 (地震の予測レベル) 
注意は地震発生確率が約70%くらいの時に使用しています。
警戒は地震発生確率が約90%以上の時に使用します。
●今現在、当ブログでした地震予測の地震的中率は92%ですが、地震予測情報は天気予報と同じような物で、予測通りに100%の確率で地震が発生するわけではありませんのでご注意してください。

まだ、巨大地震発生が近づいてきている状況なので、即座に巨大地震が発生する可能性は低いと予測されます。
当面はマグニチュード6以上のやや強めの地震を警戒してください。

ついでに、「地震時等に著しく危険な密集市街地」という情報を見つけたのでご紹介します。「地震時等に著しく危険な密集市街地」というのは、 地震時に消防車などが入れなくてどうしようもない地域のことで、関東大震災クラスの地震時には素早い救援が期待できない場所のことです。

☆「地震時等に著しく危険な密集市街地」について
URL http://www.mlit.go.jp/report/press/house06_hh_000102.html
↓東京の危険エリア

↓大阪の危険エリア




その他、FMノイズ、海水温の異常、
動物の異常行動、太陽や月の影響などなど。
久しぶりにアッチコッチで騒がしい。
気を引き締めなくては!

日本地震学会_地震予知検討委員会を廃止する

●朝日新聞デジタル 10月17日(水)11時23分配信
地震予知は「用語的に不適切」 学会が検討委員会廃止へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121017-00000016-asahi-sci
 【小宮山亮磨】日本地震学会は17日、学会内部にある「地震予知検討委員会」を廃止する方針を明らかにした。前兆現象をとらえて地震発生前に警報を出す「予知」の目標と地震学の実力差は大きく、委員会の名称は「用語的に不適切」と判断した。
 学会は北海道函館市で開いている大会で、改革に向けた「行動計画」を発表し、「予知」に関する取り組みの見直しを盛り込んだ。
 委員会の廃止は、東日本大震災の発生を予測できなかったことをきっかけに寄せられた批判をふまえた。「予知」を掲げることで、多額の研究予算を得てきたとの批判もあった。会員からの意見を聴いたうえで、来年春にある総会で正式に決める見通し。

名称の変更だけでは意味がない。
研究分野や予算の見直しも必要だ。

日本地震学会のシンポジウム_地震予知研究_予測は、将来可能

●NHK NEWSWEB 10月16日
地震の「予測」 将来は可能に
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121016/k10015794251000.html
地震予知に関する研究が本格的に始まって、ことしで50年になります。
日本地震学会は、今後の研究の方向性を探るシンポジウムを開き、地震を「予知」できるかどうかについては専門家の間で意見が分かれましたが、時期や場所をある程度絞り込む「予測」は、将来、可能になるという意見が大勢を占めました。
このシンポジウムは、日本地震学会が北海道函館市で行っている大会に合わせて開催し、地震学者およそ500人が参加しました。
地震予知の研究が本格化するきっかけとなった、「ブループリント」と呼ばれる専門家の提言書が発表されてことしで50年になることから、今後の地震予知研究の方向性について議論しました。
この中で、東京大学大学院のロバート・ゲラ-教授は、これまで観測網を強化してきたが地震を予知できた事例はなく、このまま研究を進めても予知にはつながらないと主張しました。
一方、政府の地震調査委員会の委員長などを務めた津村建四朗さんは、地震や地殻変動などの観測はメカニズムの解明につながっているとして、今後も予知を目指して観測態勢を充実させていくべきだと述べました。
このあと行われた討論では、地震が「予知」できるかどうかについては意見が分かれましたが、場所や時期をある程度絞り込む「予測」は、将来、可能になるという意見が大勢を占めました。
日本地震学会の会長で東京大学地震研究所の加藤照之教授は、「地震予知研究は、まだ基礎的な研究の段階だが、実用化に向けて研究を進めていきたい」と話しています。

地震予知研究の50年
今から50年前の昭和37年、日本の地震学者のグループは予知研究の進め方や将来像を記した提言書を発表しました。
後に「ブループリント」と呼ばれた提言書には、「観測網を整備すれば10年後には地震予知に十分な信頼性を持って答えることができる」などと記されています。
これをきっかけに、3年後、国は「地震予知計画」を策定し、本格的な研究が進められることになりました。
その後、昭和51年には東海地方で大地震が起きるおそれがあるという「東海地震説」が発表され、国は、直前の予知によって被害を防ぐための法律を定め、観測態勢を強化しました。
地震予知に対する期待が高まり、ナマズなどの生物の行動と地震との関係を探る取り組みなどさまざまな分野で研究が活発になりました。
しかし、国の予知計画が始まって30年後の平成7年、阪神・淡路大震災が発生しました。
このため国は地震研究の態勢をさらに強化し、世界に類をみない観測網を整備しましたが、去年3月、東北沖で発生した巨大地震を予測することができませんでした。
地震研究に取り組んできた専門家の間からも予知を目指すというこれまでの研究のあり方に疑問の声が上がるようになっていました。

富士山の噴火シュミレーション_箱根山・伊豆半島・大島・海底火山_活火山とは・日本の活火山分布_火山噴火予知連絡会が選定した47火山

「富士山の噴火は事前に知ることができる」とされている。
まもなく・・・
もうすぐ・・・
いつか・・・
それは、数日先か、数ヶ月か、数年先か???


●間もなく富士山大爆発
supermantaro8 さんが 2012/03/21 に公開


●富士山噴火で周辺自治体はどうなる?
supermantaro8 さんが 2012/09/27 に公開


富士山の噴火シュミレーションは、静岡県側が多い。
しかもかつての宝永噴火を模したものがほとんど。
山梨県側や麓や離れたところでの噴火はないのだろうか?


●気象庁
http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/kaisetsu/katsukazan_toha/katsukazan_toha.html#katsukazan
我が国の活火山の分布

「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」
火山噴火予知連絡会によって選定された47火山


気になるのは、富士山だけではない。
富士山から南に連なる箱根山、
伊豆半島や伊豆大島や海底火山なども・・・

2012年10月16日火曜日

東海地震は必ず起きます。超巨大地震になる可能性が大きい。_首都直下型地震

東海地震が切迫している理由:「BCPって何?」

hirakiplanning2 さんが 2011/11/28 にアップロード
「東海地震はホントに起きるの?」
東海地震が切迫していると言われるのには、根拠があります。
地震発生のメカニズムから、海溝型地震は短い周期で同じパターンを繰り返し発生します。
過去の記録をたどることで、次の発生時期を予測できるのです。
東海地震は単独で発生したことがありません。
次に起きる東海地震は、宮崎県沖の日向灘まで連動して破壊するような超巨大地震になる可能性が大きいのです。
その時は、東日本大震災と同じ規模の地震が、西日本で再現されることになります。
東海地震は必ず起きます。
しかも、それは、遠い先の話ではなく、わたしたちが生きているうちにその時を迎えることになりそうです。
「会社や家族をどう守るのか」
私たちは、むやみに不安がるのではなく、健全な危機感を持って、準備を進めるべきではないでしょうか。


「首都直下型地震が切迫している理由」

地震発震の可能性_近畿東部、東海地方の電磁波の観測状況

●気象マニアの地震予知研究所 2012.10.14
東海地方 注意情報 → 警戒情報へ
http://jp.earthquake.weblike.jp/?day=20121014
2012.10.14 追記
近畿東部・東海地方で更に強い電磁波を観測しました。 想定規模を上方修正し、注意情報を警戒情報へ引き上げます。
---------------------------------------
ここ最近の近畿東部、東海地方の電磁波の観測状況から、これから2週間を目処に下図赤枠内の地域で、発震の可能性があります。 被害クラスの発震規模は想定しておりませんが発震に至った場合は、揺れは最大で震度4程度と考えられます。
この兆候は、東海地震を連想するようなものではありません。

警戒区域:下図赤枠内
想定規模:M4.8±0.5 → M5.2±0.5
警戒期間:10/22まで → 10/27まで

2012年10月15日月曜日

中国吉林省・ヘビの大群が道路横断

●Record China 2012年10月15日
ヘビの大群が道路横断、専門家「越冬のため移動中」―吉林省
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65532&type=
2012年10月14日、中国新聞社によると、吉林省長春市東部に位置する九台市と永吉県の境界にあたる山間部で、ヘビの大群が道路を横断しており、近隣の住民から「長年住んでいるがこんなのは見たことがない」「異常現象か」と恐れられている。
住民によると、多いときには種類の異なるヘビが100匹以上も道路を横断している。ある村人は100メートルほどの距離に少なくとも60~70匹のヘビが道路を渡っていたのを目撃し、大きさは小さいものでも60センチほど、大きいものは2メートル以上もあったと話している。
この路線は長春市と吉林市を結ぶ基幹道路で、交通量が多く、たまたま通りかかった車のドライバーは多くが前方に大量のヘビがいることに気づくと停車してやり過ごすが、運悪く気づかず蛇を踏みつけながら通過するドライバーも少なくないという。
野生動物の専門家は「これらのヘビは越冬地へ移動しているだけで、正常な現象だ」とし、多くはこの地域でよく見られる種類のヘビで「毒はない」という。(翻訳・編集/岡田)

2012年10月14日日曜日

地震予知_日本地震学会_前兆は複雑で予知はできない_前兆現象は見つかっていない_東京大学のロバート・ゲラー教授

●朝日新聞 10月14日(日)
「地震予知」なくなるの? 学会、是非を議論へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121014-00000021-asahi-sci
【杉本崇、小宮山亮磨】日本地震学会は16日に始まる大会で、「地震予知」の是非について本格的な議論に取り組む。地震予知研究のきっかけとなった提言からちょうど50年。「本当に実現できるのか」という疑問の声もある一方で、研究はずっと続いてきた。日本地震学会から「予知」の言葉が消えるのか――。
 「地震予知のブループリント(青写真)」と呼ばれる提言書が作られたのは1962年。約80人の地震学者による提言書にはこうある。「地震予知がいつ実用化するか現在は答えられない。しかし、10年後には十分な信頼性をもって答えられる」。その3年後に地震予知研究計画が始まり、今も続く。だが、50年たった今も地震を予知できる前兆現象は見つかっていない。
 「地震の前兆は複雑で予知はできない。予知計画は幕を引くべきだ。予知は予算獲得のスローガンでしかない」。東京大のロバート・ゲラー教授は力説する。

組織や体制などと
硬い脳ミソに主な原因がある。

2012年10月13日土曜日

エジプト_カイロ近郊ギザの三大ピラミッド_カフラー王のピラミッド内部を観光客へ公開再開

●日本経済新聞 2012/10/12
カフラー王のピラミッド内部を再公開 保全終了で3年ぶりに http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1104L_R11C12A0CR8000/
 【カイロ=共同】エジプト考古当局は11日、首都カイロ近郊ギザの三大ピラミッドのうち、観光ガイドブックなどで最も美しいと紹介される古代エジプトのカフラー王のピラミッド内部の定期保全作業が終了、観光客への公開を同日から再開すると発表した。
 多くの観光客が訪れることで湿度が高まり内部の保存状況に悪影響が出ることを避けるため、約3年前から内部を非公開にして空調などを整備した。王族や高官らの墓も初めて公開されるという。
 エジプトでは、昨年2月にムバラク政権を崩壊させた大規模デモの混乱や治安の悪化に伴って観光客が減少、主要産業である観光業の不調が続いている。政府は、長年閉鎖していた遺跡を再公開するなど誘致に取り組んでいる。

王族や高官らの墓も初めて公開!
また行ってみたい。

2012年10月12日金曜日

除染の新技術・新開発_超音波洗浄の原理を応用して放射性物質に汚染された路面を除染する装置を開発_日本工業大学機械工学科の神雅彦教授らの研究グループ

●日刊工業新聞 2012年10月11日
日本工大、超音波で除染性能3倍の装置開発
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720121011eaam.html
日本工業大学機械工学科の神雅彦教授らの研究グループは、超音波洗浄の原理を応用して放射性物質に汚染された路面を除染する装置を開発した。主流の高圧洗浄機より除染能力が高く、水が飛散しないため安全性確保や水消費量抑制にもつながる。今後、一層の小型化などに取り組み、早期の実用化を目指す。
 路面に供給した水を超音波で振動させ、発生した気泡が破裂する際に生じるエネルギーで、放射性物質が付着している粒子を取り除く仕組み。
 試作した装置は、ブラシ内側の路面に接する部分が円板状になっており、これが路面と装置の隙間にある水に縦方向の振動を伝える。周波数は20キロヘルツで、振幅は8マイクロメートル(マイクロは100万分の1)前後。

高圧洗浄機に問題や疑問があるので、
早く現場で使えるようにしてもらいたい!

異常現象・地震_2012年10月10日・神奈川県川崎市100~500匹のネズミが道路を横断_新木場・数十匹_テレビの受信不能_海上保安庁・表面水温偏差図_Hi-net高感度地震観測網_富士山の地震計振幅_2012年10月12日・神奈川県東部・千葉県北東部

2012年10月12日
・15時14分頃 千葉県北東部 M3.3
・13時57分頃 千葉県北東部 M5.0
・13時44分頃 神奈川県東部 M2.6

これだったのか? それとも・・・まだ・・・

2012年10月10日
●異常現象に気付いたらお知らせください。
http://www.progoo.com/rental/normal_bbs/bbs.php?pid=11087

ネズミについての投稿が続いている。

No.166433 ネズミ 投稿者:川崎市のランナー 投稿日:2012/10/10(Wed) 05:44
今朝、散歩していたら側溝の配水管からネズミが
うじゃうじゃと出てきて一斉に逃げるように
道路を渡っていきました。
道路一面をネズミが埋め尽くしていたので、間違いなく100~500匹はいました。
道路を渡ってから茂みの中に消え去ったので、どこへ行ったのかはわかりませんが、あんな不気味な光景は初めて見ました。
同じタイミングで近所の犬が鎖を引きちぎるように暴れていたのも気になります。
地殻でなにかしら異変が起きているのか、地震が近づいている感じがしてならないです。

No.166458 日本海側と太平洋側の海水温度差が激しい 投稿者:海水温 投稿日:2012/10/10(Wed) 15:38
南西諸島から千葉東方沖に至る。要警戒
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/KAIYO/qboc/2012cal/anomaly/anomaly.html
No.166459 テレビが 投稿者:ちい 投稿日:2012/10/10(Wed) 15:48
神奈川県ですが、テレビがテレビ朝日とテレビ東京が受信不能になっています。一昨年末に購入したばかりなので、壊れるには早いし、このまま映らなくなってしまうのかと心配と同時にネズミの報告もあるので、前兆だったらと不安です。
No.166465 ネズミの異常行動 投稿者:ロム専@大田区 投稿日:2012/10/10(Wed) 18:07
今日、会社(新木場)にて警備員の方がネズミが夜中の3時過ぎに数十匹プラントのパイプを伝って走っていて何かと思いドキッとしたと話してました。地震との関連性はわかりませんが報告します。
毎日、来るとか来そうとか感じる感じると語っている方は排除出来ないのですかね?毎日のように何かを感じてるって異常何ですか?毎日って事は普通の事なんじゃないかな?っていつも思っちゃいます。


●Hi-net 高感度地震観測網
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?LANG=ja

東日本・最新7日間の震央分布図


静岡県・最新30日間の震央分布図



●火山活動連続観測網 VIVAver.2
富士山 地震計振幅

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_rsam_fuji.html