2012年3月31日土曜日

2012年3月31日_夕方の景色





明日から4月。

福島原発4号機_浜岡原発_最悪のシナリオは地震+津波+原発+噴火

福島原発4号機の燃料棒を最初に取り出すのは、
2013年12月が目標。

■福島原発
4号機燃料取り出し建屋カバー建設「前例なき」燃料棒の取り出しへ
建屋カバーの中に新たなクレーンを設置。
最初に燃料棒を取り出すのは来年12月が目標。
前例のない試み、新技術の開発など課題は山積。

4号機燃料プールが崩壊すれば
日本は"おしまい"です 。


ブログ内リンク
福島第一原発4号機倒壊_京都大学原子炉実験所助教_小出裕章


■浜岡原発
世界で一番危ない原発!浜岡原発の真実(ダイジェスト)
浜岡は停止されたが核燃料棒はまだ原子炉圧力容器の中に入っている。
早く貯蔵プールに移してください。


■大震災後、火山噴火の危険性!
M9の大地震の後では、火山噴火の危険性が高まる !
藤井敏嗣(東京大学名誉教授・火山噴火予知連絡会会長)の証言。
歴史上、世界では大震災の後に火山が爆発していた。


最悪のシナリオは、
地震+津波+原発+噴火。

東海、東南海、南海地震を起こす南海トラフ_最大震度7_津波20メートルは6都県23市町村_内閣府

■2012年3月31日 日本経済新聞
南海トラフ地震、10県153市町村で最大震度7も
津波20メートルは6都県23市町村、有識者検討会

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E1E3E2E2858DE1E3E2E1E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2
内閣府の有識者検討会は31日、東海、東南海、南海地震を起こす「南海トラフ」で最大級の地震が起きた場合の震度分布と津波高の推計を公表した。関東から四国にかけての太平洋側6都県23市町村で最大20メートル以上の津波が予想され、震度7の地域は10県153市町村に及ぶとしている。国は今後、人的・経済的被害の想定を出す。自治体や企業なども防災計画の見直しを迫られそうだ。

想定震源域に近く、海抜18メートルの防波壁を整備中の
中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)付近では
最大21メートルの津波が到達し、
地盤は2.1メートル隆起するとした。

今回の推計が、原発の再稼働問題に影響を及ぼす可能性もある。


検討会は、東日本大震災の教訓を踏まえ、想定を「数百年に一度」の地震から「千年に一度起こりうる最大級」に変更。想定震源域を従来の約2倍に拡大し、マグニチュードは最大9.1として、15パターンの地震について地点ごとの震度や津波高を推計した。
2003年の前回想定では、7県35市町村(約300平方キロメートル)で起きるとされた震度7の地域は約7千平方メートルと20倍以上に拡大。震度6弱以上は24府県687市町村(前回は20府県350市町村)に及ぶとした。
前回推計では津波高が20メートル以上の自治体はなかったが、今回は高知県黒潮町で最大34.4メートルと推計。東京都新島村で同29.7メートル、静岡県南伊豆町で同25.3メートルなど、10メートル以上は11都県90市町村(前回は2県10市町)に及ぶ。

静岡、和歌山、高知の3県の一部は、
地震発生から約2分で高さ1メートルの津波が到達する。

検討会は今回の推計について、「最大級の地震を想定したもので、次に起こる地震の規模を予測したものではない。『何年間に何%』という発生確率を念頭に試算したものでもない」とし、慎重な対応を呼びかけた。
検討会と国の中央防災会議は今回の想定をさらに精密に再計算するとともに、6月までに死者数や建物の倒壊戸数などの被害想定を公表。今秋には経済的被害の想定も示す。これと並行して、夏までに当面実施すべき応急対策もとりまとめる。

放射能汚染_ストロンチウム_群馬県内で初測定_2012年3月31日

■2012年3月31日 東京新聞
【群馬】ストロンチウム 県内で初測定
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20120331/CK2012033102000078.html
環境省は三十日、県内二地点で水底の泥に含まれる放射性ストロンチウムを測定した。県内で放射性ストロンチウムを測るのは初めて。桐生市の小黒川・萱野橋では一キログラム当たり〇・七ベクレル、みなかみ町の藤原ダムでは同二・〇ベクレルが検出された。
同省が県内を含む関東、東北六県の計二十二地点で測定した値は同〇・四~六・八ベクレル。東京電力福島第一原発事故前の二〇〇九年度の全国調査結果では同〇・二~一四ベクレルだった。
このほか、県内の河川や湖沼など四十七地点で、水底や周辺の土壌などに含まれる放射性セシウムの濃度や空間放射線量を調べた結果を発表した。
調査は二回目で、期間は二~三月。昨年十一~十二月に行った初回調査と同じ地点を調べたが、凍結して調べられない所もあった。初回の結果は一月十三日に発表している。
水底の泥では、利根川の群馬大橋(前橋市)の一キログラム当たり四一〇ベクレルが最高。周辺の土壌では利根川の大正橋(渋川市)で同五六〇〇ベクレルが最高。空間放射線量は桜川の川場村谷地の毎時〇・四三マイクロシーベルトが最も高かった。

2012年3月30日_浜岡原発_復水貯蔵槽内に40カ所のへこみ_11カ所の穴

■2012年3月30日 静岡新聞
浜岡5号機、復水槽に「穴」 底部11カ所
http://www.at-s.com/news/detail/100111347.html
中部電力浜岡原発5号機(御前崎市佐倉)の復水貯蔵槽内に40カ所のへこみがあった問題で、中電は30日、貯蔵槽底部の11カ所のへこみが内張り材を貫通していたと発表した。中電は点検のために昨年10月から槽内の水を移していた上、「10月以前に水が漏れていないことは計器で確認している」として、「放射能が漏れたという問題ではない」と説明する。安全協定に基づいて県と地元4市(御前崎、牧之原、菊川、掛川)に連絡した。
中電によると、復水貯蔵槽は発電所に必要な水を貯蔵する施設。わずかな放射性物質を含む。昨年5月、復水器に海水約400トンが流入したトラブルを受けて点検作業を進める中、槽内の水を排水して目視で調べたところ、溶接部や溶接付近にへこみがあったという。
中電は当初、「40カ所のへこみはいずれも貫通していない」としていた。原因を調べている。

中部電力は当初、
「40カ所のへこみはいずれも貫通していない」としていた。

2012年3月30日_第68回福井県原子力安全専門委員会_USTREAM

2012年3月30日に開催された第68回福井県原子力安全専門委員会の様子がUSTREAMにアップされている。出席は12人の委員中4人だったという。

■第68回 福井県原子力安全専門委員会
http://www.ustream.tv/recorded/21461293

セシウムの再飛散の恐ろしさ_武田邦彦(中部大学)

■武田邦彦 セシウム・・・再飛散の恐ろしさ

セシウム・・・再飛散の恐ろしさ(瓦礫と同じ新しい危険)2012.02.25 
http://takedanet.com/2012/02/post_b805.html

福島を中心にセシウムの「降下量」が12月から増え、2月になっても一日あたり100ベクレルをこえる日が続いています。これについて政府、自治体、マスコミが報道しないのは、その重要性について理解していないものと思います。
3月に東北南部・関東北部の国民は被曝の一撃を受けました。それは徐々に減少し、6月から7月頃には「空から降ってくる放射性物質」は減り、ようやく打撃を受けることが少なくなったのです。
10月、11月になるとセシウムの定時降下物は1日あたり10ベクレルを切るようになり私もホッとしていました。
ところが12月中旬からセシウムが増え始め、1月には400ベクレルを超えることや、100ベクレルを超える日が多く出てきました。2月も15日に300ベクレルに達するなど、むしろ増加傾向が続いています。
この問題の危険性は上の図に示したように、「3月、4月の一撃だけ」から「あちこちから来る放射性物質で、100年間繰り返し被曝する」という状態へと変わったことを示しています。つまり、放射性物質は100年は無くならないし、人の体を何回も通り過ぎてもその量は変わりません。
つまり、1月の被曝量が規制値の10分の1でも、1年(12ヶ月)では規制値の1.2倍になってしまうという「繰り返し被曝」が発生するからです。
初期の除染が大切なのはこれも心配だったからです。つまり、地面に降った放射性物質が土にしみこみ、そこからの放射線で被曝するばかりではなく、空気中に飛散したもので呼吸から内部被曝を受けます。
良く原理を知らない人が「セシウムの降下物が増えていると言っても、空間線量が変わらないから大丈夫」のように言っていますが、空間線量の主力は地面からで、セシウムが空気中にあればそれを呼吸で吸い込んで3ヶ月分、被曝するからまったく別なのです。
また、福島県が1月2日の432ベクレルについて、「被曝量は規制値の500分の1」という発表があり、私の計算とかなり違っていたので、「100ベクレルはとれた野菜が危険なレベル」という表現にしておきましたが、よくよく検討すると、福島県の説明はおそらく間違いと思います。
つまり、福島県の「500分の1」というのは、空中に飛散する放射性物質を呼吸で体内に取り込むことはなく(福島県の人は呼吸しないという仮定)、地面に落ちた放射性物質からの空間線量のことを言っていることがわかったのです。「福島の人は呼吸しない」という県の仮定もかなり大胆で、セシウムが降下するというのは、降下する前に空中に漂っていたからですから、もっとも注意を必要とするのは呼吸、つまり「マスクをかける」ということだからです。
瓦礫やゴミの焼却、薪ストーブがすべて危険なのは、日本人がドンドン内部に放射性物質を貯めてしまうからで、政府発表の80億ベクレルという数値は、日本人が平均的に被曝すれば日本に誰も住めないという数字であることを再確認し、また県は県民の健康を守ることを第一にして欲しいと思います。
内部被曝量は、降下する物質が5ミクロン以下か、以上かで肺に入るか、胃に行くかなど難しいところがあり、さらに降下しているものは、5月頃まではヨウ素も含み、現在は少ないとはいえストロンチウムやプルトニウムも含んでいます。
また人間が一日に呼吸する量は約20立方メートルですから、どのような粒がどのよに飛散しているかによって違いますが、おおよそ、100ベクレル(平方メートルあたり)なら、一日に100ベクレルの被曝を受けることになり、これを毎日続けていると、100で割るとミリシーベルト(年間)になりますから、100ベクレルのところに住んでいれば、マスクをしなければ1年1ミリの被曝になります。
これは福島県発表の500倍ですから、もしできれば福島県と計算を検討したいと思いますが、おそらく応じてくれないでしょう。これまで、福島の原子力センターや放射線防護の機関に度々、質問をしているのですが、返事がありません。
専門家が個別のデータを出すのではなく、考えや計算の違う人ほど、相互によく計算をつきあわせて国民に迷惑をかけないようにするべきと思います。

■武田邦彦氏(中部大学)のブログ
http://takedanet.com/

セシウム_放射能汚染マップ_棒グラフ_文部科学省2011年3~6月のセシウム134と137の降下物積算値_名古屋大学安成哲三教授・ノルウェー大気研究所

文部科学省が2011年に発表した原発事故で全国各地に降った3~6月のセシウム量累計(宮城、福島はデータなし)の棒グラフとマップ。

■放射能汚染の棒グラフ「2011年3~6月のセシウム134と137の降下物積算値」
ガイアチャンネル「週刊スモールトーク(第164話)放射能汚染列島Ⅲ~安全基準のウソ~」
http://www.benedict.co.jp/Smalltalk/talk-164.htm




■放射能汚染のマップ「2011年3~6月の放射性物質の都道府県別月間降下量と汚染マップ」
子供たちを放射能汚染から守りたい
http://ameblo.jp/kansaibotan/entry-11119542169.html




セシウム137の全国分布を推定した地図を名古屋大の安成哲三教授、ノルウェー大気研究所などのチームが作成している。

■放射能汚染のマップ「2011年3月20日~1カ月間のセシウム137」
初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道~中国地方まで広く拡散http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111115/dms1111151134009-n1.htm

土壌へのセシウム沈着量を計算した地図。単位は土壌1キログラム当たりのベクレル(米科学アカデミー紀要提供)

東京電力福島第1原発事故で放出された放射能が、日本列島各地に拡散している状況が明らかになった。名古屋大などの研究チームは福島第1原発から放出された放射性セシウムの全国分布を推定した地図を作成した。15日の米国科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。各自治体などが公表したデータに基づく推定とはいえ、実態に近い全国版の汚染マップが示されるのは事故後初めてだ。
地図は名古屋大の安成哲三教授、ノルウェー大気研究所などのチームが作った。3月20日から1カ月間に福島第1原発から放出されたセシウム137について、各地の自治体が計測した連日の降下量データをもとに大気中の拡散をシミュレーション。土壌への沈着量を推定した。
セシウムは北海道から中国地方にかけた広い範囲に沈着するが、西日本の汚染は少ない結果だ。研究チームは「中部地方の山岳地帯が西日本への汚染大気の拡散を防いだ」と分析している。
地図上の分布状況は、文部科学省が岩手県から岐阜県まで18都県で行った航空機モニタリングの実測値とほぼ合致している。そのため、専門家らは「汚染は、この地図通りに広がっている」とみている。
ただ、今回の解析には建屋の水素爆発などで大量の放射性物質が放出された3月中旬のデータは含まれていない。同チームでは、地図に示された状況は「実際の汚染の下限に近い」としている。現実はさらに深刻ということか。
(2011年11月15日)

セシウム拡散予測動画_静岡にも拡散された放射能_ノルウェーNILU(Norsk institutt for luftforskning )

■静岡にも拡散された放射能の動き 2011年3月13日~15日 
静岡デモ用 日本の福島事故セシウム拡散解析.m4v
YouTubeにmiyazawakeisukeさんが2011年9月1日アップロードした動画。


■セシウム137拡散予測動画【NILU発表】(Sfc. Conc.3/16~4/8)
ノルウェーのNILU(Norsk institutt for luftforskning )という研究所の、研究段階の福島原発からの放射能拡散予測。アメリカの風向風速分布の予測結果を元に作られたらしい。

2012年3月30日金曜日

セシウム_ホットスポット_お台場_港区_足立区_江戸川区

■日刊ゲンダイ2012年3月16日掲載
東京・お台場で1キロ当たり1万ベクレルを超える高濃度の放射性セシウム検出
http://news.infoseek.co.jp/article/19gendainet000166208
東京・お台場でショッキングな数値が出た。海浜公園駅前に立つ街路樹の植え込みの土壌から、1キロ当たり1万ベクレルを超える高濃度の放射性セシウムが検出されたのだ。
足立区や江戸川区など首都圏東部は「ホットスポット」地域として知られているが、植え込みとはいえ、観光地のお台場で検出されたことは衝撃的だ。
日本共産党都議団が3月2日から4日にかけて、住民の要望が高かった足立区や江戸川区など5区15カ所を調査し、15日明らかにした。調査は地表約1センチの土壌を3日間採取し、ドイツ製の測定器で放射性セシウムの濃度を測定、平均値を出した。
その結果が記事末尾の一覧なのだが、お台場以外にも1万ベクレルを超えたところが4カ所あった。最高は江戸川土手の民家側で2万700ベクレル。国が放射性廃棄物を直轄処理する基準として設けた「8000ベクレル」を3倍近く上回っている。
土手のすべてが高濃度汚染されているわけではないだろうが、土手沿いには民家や幼稚園、病院などが立ち並ぶ。当然、誰でも自由に出入りができるし、子供たちの散歩コースにもなっている。
共産党都議で元看護師の、かち佳代子氏はこう言う。
 「これまでは都内東部地域が高濃度の汚染といわれていたが、お台場で衝撃数値が出たことで、都内の一定に広がっていると見ていいでしょう。区や市は独自の調査をし、対策を練っているが、都は何もしていません。都立の学校や公園で詳細な調査をし、一日も早く取り除くべきです」
石原知事はやれ新党だ、国政だとわめいていないで、都民の健康と安心のために汗をかくべきだ。
 
 【放射性物質濃度の調査結果】(ベクレル/キロ)
 ◆足立区/東綾瀬公園/雨水マス口周辺の土壌/12400
 ◆江戸川区/江戸川土手下部/民家側/20700
 ◆江戸川区/江戸川土手下部/河川敷側/13700
 ◆江戸川区/江戸川土手下部/河川敷側駐車場/12500
 ◆港区/お台場/街路樹の植え込み内の土壌/10600

放射能疎開_放射能汚染マップ_せめて子どもたちだけでも避難させるべきだ_長野県松本市_菅谷昭(すげのやあきら)市長

事故から1年以上経過しても、まだ正確に分からない福島第一原発の放射能汚染。

松本市は、関東からの放射能疎開も受入れている。

■広域避難者受入れに関する松本市の対応について(2012年2月8日更新)
松本市は、広域避難者支援の対象範囲を拡大しました。http://www.city.matsumoto.nagano.jp/touhoku/hinan/ukeire/index.html
災害救助法の適用市町村からの自主避難世帯のうち、子どもの被ばくを懸念し、福島県内の15歳未満の子どものいる世帯を、計画的避難区域などから避難を余儀なくされている世帯に加えて支援対象としてきましたが、福島県内に限らず、汚染地域が茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉県などでも、ホットスポット的に存在していることが確認されていることから、住宅提供等の支援について対象を拡大するものです。
「放射性物質汚染対処特別措置法」に基づき「汚染状況重点調査地域」に指定された、8県102市町村の15歳未満の子どものいる自主避難世帯。

茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉県なども対象。

■2012年03月21日金融ファクシミリ新聞TOPインタビュー
「政府、汚染の深刻さを未だ理解せず」
ベラルーシで医療活動を行った菅谷市長が語る真実
http://www.fng-net.co.jp/itv/index.html (該当記事は現在確認できない)
http://ameblo.jp/halo-usaco/entry-11199125786.html(usacoのお家 マクロビオティック自然生活)

菅谷 昭 松本市長は、チェルノブイリ原子力発電所事故の医療支援活動に従事していた。

<一部抜粋>
・汚染マップなどが一般公開されなければ、国民は情報を得ることが出来ず、正確な判断が出来ない。中でも私が心配しているのはストロンチウムについての情報だが、仮に政府がその情報を持っていて、敢えて表に出さないのであれば、それは隠蔽だ。また、甲状腺がんを引き起こす原因となる放射性ヨウ素の汚染マップも出されていない。今、手に入るセシウム汚染状況を見るだけでも、放射性ヨウ素に汚染されている人が予想以上に存在するのではないかと心配している。そもそも日本では、放射能汚染基準として世界中が採用しているチェルノブイリ基準を採用していない。

・今回の事故で放出された放射性物質はチェノブイル事故の時の10分の1~2程度と言われていたが、この図を見ると、むしろ福島の方が汚染度合いは高い。事故当初に米国が80Km圏内を避難区域としたのも当たっていたと言える。

・福島でモーズリに相当する汚染地域をこの図で比較してみると、福島市や郡山市も含まれていることがわかる。すこし大袈裟と言われるかもしれないが、この辺りに住み続けた子どもが、将来チェルノブイリエイズと同じような症状を発症する可能性も否定できないということだ。

・国策としてせめて子どもたちだけでも避難させるべきだ。汚染された地域に住むことが、妊産婦を含め、子どもの健康にとって良くないことは、実際にチェルノブイリの汚染地域で25年間を過ごした子どもたちの現状から見ても明らかだ。

せめて子どもたちだけでも避難させるべきだ。

・除染は必要ではあるが、除染とはお金がかかる割りに効果は十分得られないということだ。
中途半端に除染しても元のようには戻らず、結局、自然に放射性物質が無くなるのを数十年以上かけて待つしかない。それなのに数年で帰還させるような指示を国のトップが出すということは、やはり、政府は汚染状況がいかに深刻なのかがわかっていないのだ。

・今回の件で、原発を推進していたトップの方や関係者などが謝罪して辞職するようなことも無く、まるでこの事故を他人事のように話をしている姿をテレビなどで見ると、原発に対する国の考えや体質は何も変わっていないように感じてしまう。私もこの一年間、出来る限りの声を上げて来たつもりだが、一向に前に進まない。しかし、言い続けないことには動かない。或いは市民運動や国民運動を起こさない限り、今の日本が正しい方向に進むことは難しいのかもしれない。とにかく、今後は低線量被曝が及ぼす健康被害問題をしっかりと見ていかなくてはならない。


放射能汚染_放射性セシウム_神奈川県_横浜市_湯河原町_真鶴町

■2012年3月30日 東京新聞
学校雨水施設で基準超 横浜の小中18校 セシウムを検出
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012033002000047.html
横浜市教育委員会は二十九日、市立小中学校十八校で、雨水をトイレの洗浄水として利用する浄化の過程で沈殿した堆積物から、国が飛散防止措置を求める一キログラム当たり八〇〇〇ベクレルを超える放射性セシウムを検出したと発表した。十八校のうち、末吉小学校(鶴見区)の堆積物から最も高濃度の同一万六八〇〇ベクレルを検出。十八校のトイレの洗浄水からは放射性物質は検出されず、放射線量は一センチの距離で、最大毎時〇・一二マイクロシーベルトだった。市教委は「児童への健康被害はない」としている。
市教委によると、雨水を再利用する際、屋上に堆積していた放射性物質を含んだ土などが一緒に流れ込んだとみられる。堆積物は、児童が近づけない学校地下のコンクリート製の「沈砂槽」にあるが、処分場所がないことから、今後もこの槽で保管する。横浜市では市立学校四十四校で、トイレの洗浄水として雨水を再利用しているが、今後は水道水に切り替える。
昨年十二月二十六日に判明後、市教委は約三カ月間、この問題を公表しなかった。井上秀教育施設課長は「混乱しないよう、堆積物の保管方法などの対応が固まってから、公表した方がいいと判断した」と説明した。

市教委は約三カ月間、この問題を公表しなかった。


■2012年3月22日 毎日新聞
放射性物質:家庭ごみ焼却灰から微量検出 業者が搬入中止
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120322k0000e040245000c.html
神奈川県内の家庭ごみ焼却施設から出た焼却灰を奈良県御所(ごせ)市で埋め立て処分していた同市の産業廃棄物処理業者が、「放射能が不安」という住民の批判で今月上旬から受け入れを中止していたことが分かった。灰の放射性物質は国基準の数十分の1で、焼却灰を搬出した神奈川県の自治体は「拒まれた理由がよく分からない」と困惑している。全国各地で東日本大震災関連のがれきや焼却灰の受け入れが検討されているが、家庭ごみを巡って受け入れ中止になったのは異例。

奈良県御所(ごせ)市への搬入中止

搬出が中止されたのは、神奈川県湯河原、真鶴両町が燃やした焼却灰。2月の測定で、1キロ当たり144~490ベクレルの放射性セシウムが検出され、東京電力福島第1原発事故の影響があるとみられている。しかし、国が示している埋め立て可能な基準値(8000ベクレル)や、関西広域連合が設定予定の受け入れ基準値(2000ベクレル)を大きく下回っていた。両町によると、焼却灰は湯河原町の最終処分場に埋め立てていたが、処分場から有害物質のカドミウムが漏出している可能性が指摘され、昨年12月に埋め立てを中止。灰からは問題になるほどのカドミウムが検出されておらず、代替処分先を探して御所市内の産廃処理業者に受け入れてもらった。
今年1月27日から3月上旬までに約300トンを搬入した。しかし、今月になって搬入を知った奈良県内の反対派住民らは、搬出元の両町に抗議や問い合わせをし、インターネットでの呼び掛けもあって電話は十数件になった。奈良県や御所市などにも電話が相次ぎ、産廃業者は「地元に迷惑を掛けられない」と7日に搬入中止を決めた。新たな受け入れ先は見つかっていない。
インターネットでの呼び掛けに応じた奈良市の女性(39)は、「国の基準値は高すぎて問題外。がれきも灰も運び込まないでほしい」と話している。環境省によると、家庭ごみの灰を巡って、放射性物質が基準値を下回るのに受け入れを拒否されるケースはあるが、搬入開始後に中止に追い込まれるのは異例。同省は「基準値はかなり厳しく設定している。理解を得られるよう努力したい」としている。

焼却灰を搬出した神奈川県の自治体は
「拒まれた理由がよく分からない」と困惑している。

放射能汚染_東京湾_江戸川_近畿大学 山崎秀夫教授

■2012年3月30日 東京新聞
放射能汚染を追う 江戸川のセシウム 下流ほど高く
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012033002000051.html
福島第一原発事故による放射性物質の東京湾への流入を調べている近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)が、江戸川の泥に含まれる放射性セシウム濃度を測定したところ、上流から下流に行くにつれて濃度が上がる傾向が、具体的に明らかになった。
首都圏に降り注いだ放射性物質は雨などで河川に流出し、一部が東京湾に流れ込んでいる。山崎教授は「江戸川では上流より下流で陸上の土壌の汚染濃度が高く、その影響を受けている可能性がある」と分析している。
調査は昨年十二月、江戸川の上流から下流にかけての八地点で、川底の泥に含まれる放射性セシウム134と137の濃度(一キログラム当たり)を測定した。
最も上流の地点で一三七ベクレルだった数値が、下流に行くほど高くなり、最も下流では九四〇ベクレル。放射線量が比較的高い千葉県西部を流れる坂川と江戸川の合流地点では、合流前の三二五~四三〇ベクレルの数値が、合流後は七四〇ベクレルに上昇していた。ただ、いずれの地点も、国がそのまま埋め立てできるとする基準の八〇〇〇ベクレルを大きく下回っていた。

山崎教授は昨年八月以降、東京湾内で同様の調査をしており、
江戸川や荒川の河口近くでは比較的高い数値が測定されている。

■2012年3月2日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012030290070441.html
原発事故由来セシウム濃度 東京湾じわり上昇


国は現時点で東京湾の調査を行っていない。

福島第一原発事故による影響で、東京湾の荒川河口付近の海底で放射性セシウムの濃度が上昇していることが近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)の調査で分かった。
国は現時点で東京湾で調査を行っておらず、山崎教授は「今まさに原発事故由来の放射性物質が、首都圏の放射能濃度の高い地域を流れる河川から東京湾に届いたところ。
今後の推移を見守るため、国による継続的な調査が必要だ」と指摘する。(後略)

2012年3月29日木曜日

セシウム_魚_茨城県_茨城基準が他県まで広がったら商売になりません_安全で安心な魚を消費者に届けるのが漁師の使命

4月1日から適用される魚の暫定基準値は
1キロあたり100ベクレル。
茨城県の基準は50ベクレル。

■2012年3月29日配信(週刊朝日2012年4月6日号)
食品に含まれる放射性セシウム問題 近隣県が懸念する「茨城基準」拡大の影響
食品に含まれる放射性セシウムの新基準値が、4月1日から適用される。食品が「一般食品」「牛乳」「乳児用食品」「飲料水」の四つに区分された。
穀類や肉、魚、野菜などの「一般食品」は、暫定基準値の1キロあたり500ベクレルから100ベクレル、「牛乳」は200ベクレルから50ベクレル、「乳児用食品」は50ベクレルへと厳格化された。消費量が多い「飲料水」は200ベクレルから10ベクレルと、もっとも厳しくなった。
原発事故後、淡水魚を含む38種類の魚介類から100ベクレル超のセシウムが検出されている。セシウムが海底土に蓄積されたためか、アイナメやカレイ、ソイ、マダラといった底魚の汚染が目立つが、食物連鎖の上位に立つスズキやブリなど中層を泳ぐ大型魚でも出ている。
そうした状況を受け、茨城県と茨城沿海地区漁業協同組合連合会は3月下旬から、茨城県沖を三つの水域に分け、50ベクレル超の魚介類が採取された水域からの出荷を自粛するという独自基準を設定した。水域ごとに1カ月間、3カ所以上で検査し、50ベクレル以下なら解除するが、「一度、基準値を超えると、約1カ月は出荷ができなくなる」(同漁連の担当者)という厳しい措置だ。
他県の漁業関係者が懸念するのは、この「茨城基準」が拡大することだ。茨城県と利根川を挟んだ千葉県銚子市の漁業関係者は、不満を隠さない。銚子沖では、昨年9月にマアジ1検体が50ベクレルを超えた。
「茨城のマアジは何度も50ベクレルを超えていて、いつ出荷自粛になってもおかしくない。そうなると、隣り合った水域なのに、茨城は自粛で銚子はOKとなる。そんな筋の通らない話を、消費者が許すはずがない。今後、消費者からの要求で『茨城基準』が他県まで広がったら、商売になりません。50ベクレル超の魚が見つかっている宮城や岩手も大打撃を受けますよ」

『茨城基準』が他県まで広がったら、商売になりません。


■2012年3月28日配信 産経新聞
漁師「やりきれない」 「50ベクレル超」新基準、戸惑いの声 茨城
原発事故に伴う放射能汚染問題で、27日始まった新たな基準での県内海域の魚介類の出荷・販売の自粛。県の今月の検査では、国の新基準(放射性セシウム1キロ当たり100ベクレル超)と、より厳しい独自基準(同50ベクレル超)で合わせて15種類が新たに出荷・販売の自粛対象となった。県や県内主要漁協による「茨城沿海地区漁業協同組合連合会」は魚介類の「安心・安全」をアピールする狙いがあるが、現場の漁師や市場からは戸惑いの声も聞こえてくる。
「きょうはマダラがたくさん獲れたけど、海に戻した。悔しいよ」。那珂湊漁港(ひたちなか市)を拠点に同市沖で漁業を営む「山崎丸」船長、山崎明さん(46)は唇をかむ。27日の出漁はヤリイカ、カレイなどの釣果があったが、船には出荷自粛対象魚種の一覧表。「やりきれないな」とため息が出る。
同漁港内の那珂湊おさかな市場は、春休みで家族連れなどでにぎわう。ただ、店頭には地場産の魚介類の仕入れが減り、県外、海外産が目立つ状況だ。森田水産の永山靖・本店長は、「仕入れは昨年夏に一時回復したが、今年に入って100ベクレルの基準値の話が出てから那珂湊の魚が揚がってこなくなった。売る方としては品ぞろえが減り、つらい」。
県漁政課によると、今月実施した検査で、国の新基準に当たる同100ベクレル超は8種あり、県内全域の海域で自粛。また、県独自の基準として始めた同50ベクレル超は県北部4種、県央部2種、県南部2種で、それぞれ水揚げを自粛する。ホウボウは県北部、県南部で50ベクレルを超えた。県や漁協側は、あえて厳しい基準を設けることで魚介類の「安心・安全」をアピールする狙いがある。今後の検査で対象魚種が増える可能性も。自粛解除には今後の検査で3回連続基準を下回る必要がある。
県や沿海漁連側は「安全で安心な魚を消費者に届けるのが漁師の使命。汚れた魚は決して出しません」(小野勲・同漁連会長)と背水の陣を敷く。
あえて厳しい基準を設けることで
魚介類の「安心・安全」をアピールする。
安全で安心な魚を消費者に届けるのが漁師の使命。


今朝の富士山_2012年3月29日_野鳥が少ない気がする

夜が明けるのは早くなってきたが、鳥の鳴き声はまだ聞こえない。
最近は、霞のかかる日が多い。
今日はすっきりと晴れて富士山が鮮明に見える朝。
5:56
この山も野鳥が少ない気がする。

■2012年3月28日 西日本新聞
メジロ姿見せず 各地で報告
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/294129
梅の盛りが過ぎ、ツバキが満開となっても、今年はメジロの姿がほとんど見られない。花の名所で“ウメジロ”と呼ばれる「梅とメジロ」の写真を狙うカメラマンも多くが空振りに。日本野鳥の会筑後支部(久留米市)には、「冬鳥が極端に少ない」といった報告も寄せられており、野鳥のさえずりが静かな「沈黙の春」に関係者は首をひねっている。
松富士将和会長(71)によると、約180人の会員がいる筑後支部が異変に気付いたのは昨年12月。例年ならば、筑後地区の里山や市街地に姿を見せるメジロやツグミ、シロハラなどの野鳥の姿が見られないという。
野鳥は山にエサが豊富であれば、人里など平地まで飛んで来ないとされる。ただ、今年は市街地にとどまらず、筑後支部が久留米市御井町の高良山などで行ったバードウオッチングでもメジロは確認できなかった。
日本野鳥の会(東京)によると、筑後支部以外にも「こんなに野鳥が少ない冬を経験したことがない」(大阪支部)などと各支部から冬鳥の異変が報告されており、メジロに関しては特に近畿以西で観察できないケースが目立つという。
松富士会長は「筑後川のカモなどは例年通りに確認されており、メジロやツグミだけがいない原因が分からない。非常におかしな事態で、継続して2、3年は注意深く観察を続けたい」と話している。

箱根方向(昨日)

2012年3月28日水曜日

菅直人_「脱原発・ロードマップを考える会」

いいニュースだ!
菅直人ファイト!

■菅直人オフィシャルウェブサイト
http://n-kan.jp/
「脱原発・ロードマップを考える会」準備会を、3月28日15時から議員会館で開く。
脱原発依存は、3・11を経験した民主党議員や党員、そして国民の大半が賛同している方針だ。
もちろん、政権党である以上、原発に代わる再生エネルギーや省エネの見通しを示す必要がある。
再生可能エネルギーと省エネは大きな技術革新につながり、経済的効果も大きい。

原発依存に戻ろうとする勢力とは、
真正面から対決していく覚悟だ。

■2012年3月28日 東京新聞
菅前首相 「脱原発議連」を設立
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012032802000054.html
菅直人前首相ら民主党の有志国会議員が、原発のない社会への道筋を示す勉強会「脱原発・ロードマップを考える会」を設立する。二十八日に約三十人が出席して準備会合を開く。
野田政権が、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働など原発依存に傾斜するのにブレーキをかけるのが狙い。「考える会」は総電力量に占める再生可能エネルギーの比率などを年次的に計算し、脱原発の実現に向けた行程表を作成。再生エネへの投資や、廃炉にかかる費用など経済的影響も検討する。菅氏は首相在任中、脱原発に意欲的だったが、退陣後は表だった動きを控えてきた。だが、なし崩し的な原発再稼働容認や、原発存続路線がとられないよう、議連をつくって政府に訴えることにした。
「考える会」には、江田五月元法相、民主党エネルギーPT座長代理の近藤昭一衆院議員らも賛同している。菅氏は「ドイツでは二〇二二年までに原発をすべて停止させる政府の工程表を決めている。日本も中長期計画を議論する場が必要だ」と話している。

気象庁_2012年3月26日月例判定会_東海地震関連情報_東伊豆奈良本観測点での体積ひずみ計

気象庁は、3月26日の地震防災対策強化地域判定会で東海地震に直結する変化はないと報告した。

■平成24年3月26日17時02分気象庁地震火山部「東海地震に関連する調査情報」
http://www.jma.go.jp/jp/quake_tokai/201203261702.html

** 見出し ** 
これは、東海地震に関連する調査情報(定例)です。地震防災対策強化地
域判定会(定例)で評価した、定例の調査結果の発表です。
 カラーレベルは青です。
 現在のところ、東海地震に直ちに結びつくとみられる変化は観測されてい
ません。
 (平成23年3月24日から従来の東海地震観測情報を東海地震に関連す
る調査情報に変更しています。)

** 本文  **
 本日(3月26日)開催した第311回地震防災対策強化地域判定会(定
例)で評価した、主に前回(2月27日)以降の東海地域とその周辺の地震
・地殻活動の調査結果は以下のとおりです。

1.概況
 現在のところ、東海地震に直ちに結びつくとみられる変化は観測されてい
ません。
2.地震活動の状況
 静岡県中西部の地殻内では、全体的にみて、2005年中頃からやや活発
な状態が続いています。
 浜名湖周辺のフィリピン海プレート内では、引き続き地震の発生頻度のや
や少ない状態が続いています。
 その他の領域では概ね平常レベルです。
 なお、愛知県のプレート境界付近で3月24日から深部低周波地震が観測
されています。この付近では昨年7月から8月に深部低周波地震がまとまっ
て観測されています。
3.地殻変動の状況
 全般的に注目すべき特別な変化は観測されていません。
 GPS観測及び水準測量の結果では、御前崎の長期的な沈降傾向は継続し
ています。更に、傾斜計、ひずみ計等の観測結果を含めて総合的に判断する
と、東海地震の想定震源域及びその周辺におけるフィリピン海プレートと陸
のプレートとの固着状況の特段の変化を示すようなデータは、現在のところ
得られていません。
 なお、上記の深部低周波地震活動と同期して、愛知県のプレート境界付近
に生じた「短期的ゆっくりすべり」に起因するとみられる地殻変動が、3月
23日頃から、周辺のひずみ計で観測されています。このような地殻変動が
観測されたのは昨年8月以来です。
 また、GPS観測の結果によると、「平成23年(2011年)東北地方
太平洋沖地震」による余効変動が、小さくなりつつありますが東海地域にお
いてもみられています。

 これは、東海地震に関連する調査情報(定例)です。

              (東海地震に関連する調査情報 第1号)

**(参考)東海地震に関連する情報の種類とその防災対応等**
【東海地震予知情報】
 東海地震が発生するおそれがあると判断した場合に、警戒宣言に伴って発
表。
(防災対応)
 テレビ・ラジオ等の情報に注意、東海地震の発生に十分警戒して、警戒宣
言及び自治体等の防災計画に従って行動。
【東海地震注意情報】
 東海地震の前兆現象である可能性が高まった場合に発表。
(防災対応)
 テレビ・ラジオ等の情報に注意し、政府や自治体などからの呼び掛けや、
自治体等の防災計画に従って行動。
【東海地震に関連する調査情報(臨時)】
 東海地域の観測データに通常とは異なる変化が観測された場合、その変化
の原因についての調査の状況を発表。
(防災対応)
 テレビ・ラジオ等の情報に注意し、平常どおりの生活。
【東海地震に関連する調査情報(定例)】
 毎月の定例の地震防災対策強化地域判定会で評価した調査結果を発表。
(防災対応)
 特になし。
              (東海地震に関連する情報 第1号)


愛知県内のプレート境界付近で3月24日から深部低周波地震があり、ほぼ同時期に、プレート境界付近に生じた「短期的ゆっくり滑り(スロースリップ)」に起因するとみられる地殻変動が周辺のひずみ計で観測された。という内容が少々気になる。

■「東伊豆奈良本観測点での体積ひずみ計記録」(随時更新)
http://www.seisvol.kishou.go.jp/auto/izu/crust/
上図は3月21日~28日の記録で、23日と27日に急降下している。

2012年3月27日火曜日

山菜採り_わらび_ぜんまい_放射性物質にも注意してください。

2011年

男達が山焼きをし、女子供達がワラビやゼンマイを採り、農協に納めていた時代のこと。
空が近く、炭で黒くなった山。
その山に行くには、急な山道を森や林の中を抜けて1時間以上かけて歩いた。
わらびやぜんまいを見つけて、次々に採るのが楽しかった。
山菜を背負って山を降りた。
帰りは1時間かからなかった。

春だけの、山だけの、短い時間。

4月10日 わらび

「わらびやぜんまいのアク抜き」
http://gardenlife-klimt.blogspot.com/2011/04/blog-post_5292.html
「わらびの卵とじ」
http://gardenlife-klimt.blogspot.com/2011/04/blog-post_4750.html



4月12日 ぜんまい、わらび

左:薇(ぜんまい) 右:蕨(わらび)
わらびの煮浸し


4月18日 わらび、ぜんまい


ぜんまいの天日干し
わらびの天日干し


4月21日 わらび、ぜんまい
ぜんまいは、アク抜き前に葉の部分と綿毛を取り除いた。
4月24日 わらび、ぜんまい
今回はまず、ゼンマイもワワビも茎だけにします。
山菜採りのマナー
<人の山に勝手に入らない>
山に勝手に入るのは慎む。
国立公園や自然保護地域に指定されている所は、採ることも禁止されている。
<根は残す>
根こそぎ採らない。
<たらの芽などは、二番芽を残す>
たらの芽は、一番芽だけを採る。木も切らない。
<食べられる量だけ採る>
<ゴミは持ち帰る>
山の必需品
<携帯電話>
携帯電話の充電を確認。
<食料・水>
食べ物。水のない所では水も。
<ラジオ・鈴>
熊よけ対策として、ラジオを流しっぱなしにしたり、動くたびに鈴が鳴るようにする。



(追記)
2012年3月27日

東北~関東~伊豆東部などの山菜採りの際には、
放射性物質にも気をつけてください。
また食べることによる内部被曝にも注意が必要です。

●関東の放射線による出荷自粛など

●「放射能汚染地図(六訂版)2012年3月2日」早川由紀夫氏
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-473.html

●「山の放射能汚染地図」早川由紀夫氏


(追記)
2012年4月8日
「山菜」公共機関の放射性物質検査(2012年4月6日現在)
http://japan-mountfuji.blogspot.jp/2012/04/17.html

2012年3月26日月曜日

憂鬱な春_目に見えない恐怖_放射能_放射性物質_中性子線_内部被曝

陽気に追いついて行けない新しい春を何度か経験したことがある。
今年は違った憂鬱が付きまとう。
いつ発生するか分からないが必ず訪れるという大地震、噴火、そして新たな原発事故。
東北から関東にかけての放射性物質と、本当の汚染状況。
さらに確実に広がっている自然による拡散と、もっと早い人工拡散。
内部被曝。

放射能をもつ放射性物質。
セシウム、ヨウ素、プルトニウム、ウラン・・・
ガンマ線、アルファ線、中性子線・・・
私には理解できない単語が不安を大きくする。

・原子力事故では、事故直後のヨウ素131が最も危険。
・プルトニウム239の影響は、ヨウ素131の10万分の1。
・ウランやプルトニウムは殆ど放射線や中性子線を放出しないので殆ど害がない。
といった情報も頭に残らない。

東北から関東にかけて広範囲に拡散した放射性物質は、福島第一原発からだけではなく、千葉県市原市コスモ石油株式会社のコンビナート火災で類焼したチッソ石油株式会社の劣化ウランも可能性があるという人もいる。
福島第一原発の中性子線検出器が壊れているらしいというのも事実だろうか。

放射性物質=目に見えない恐怖
本当のことが分からない。

昨日、旧知の笑顔からパワーをもらい、来年の春も語りあったというのに・・・

今年は憂鬱な春になりそうだ。

2012年3月25日日曜日

東富士演習場_野焼き

今日は、東富士演習場内の野焼き作業が行われている。
風が時々強めに吹くので、少々心配。


原発の嘘_平井憲夫氏の遺言_原発がある限り安心できない_残そう子どもたちに

故・平井憲夫氏(1939年~1997年1月)

■「原発がどんなものか知ってほしい」
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html
(一部抜粋)
原発は確かに電気を作っています。しかし、私が二〇年間働いて、この目で見たり、この体で経験したことは、原発は働く人を絶対に被曝させなければ動かないものだということです。それに、原発を造るときから、地域の人達は賛成だ、反対だと割れて、心をズタズタにされる。出来たら出来たで、被曝させられ、何の罪もないのに差別されて苦しんでいるんです。
みなさんは、原発が事故を起こしたら怖いのは知っている。だったら、事故さえ起こさなければいいのか。平和利用なのかと。そうじゃないでしょう。私のような話、働く人が被曝して死んでいったり、地域の人が苦しんでいる限り、原発は平和利用なんかではないんです。それに、安全なことと安心だということは違うんです。原発がある限り安心できないのですから。
それから、今は電気を作っているように見えても、何万年も管理しなければならない核のゴミに、膨大な電気や石油がいるのです。それは、今作っている以上のエネルギーになることは間違いないんですよ。それに、その核のゴミや閉鎖した原発を管理するのは、私たちの子孫なのです。
そんな原発が、どうして平和利用だなんて言えますか。だから、私は何度も言いますが、原発は絶対に核の平和利用ではありません。
だから、私はお願いしたい。朝、必ず自分のお子さんの顔やお孫さんの顔をしっかりと見てほしいと。果たしてこのまま日本だけが原子力発電所をどんどん造って大丈夫なのかどうか、事故だけでなく、地震で壊れる心配もあって、このままでは本当に取り返しのつかないことが起きてしまうと。これをどうしても知って欲しいのです。
ですから、私はこれ以上原発を増やしてはいけない、原発の増設は絶対に反対だという信念でやっています。そして稼働している原発も、着実に止めなければならないと思っていあす。

原発がある限り、世界に本当の平和はこないのですから。

優しい地球 残そう子どもたちに

2012年3月24日土曜日

今朝の富士山-2012年3月24日

駿河湾上空から御殿場の先まで横に長い雲。
その上にポッカリと富士。
海から生まれた雲が、東京方向にゆっくり移動していく。
穏やかな朝。

8:47

2012年3月23日金曜日

被曝の拡散_神奈川県湯河原町・真鶴町_家庭ごみ_放射性セシウム_奈良県御所市_搬入中止

神奈川県湯河原町、真鶴町の家庭ごみ焼却灰から放射性セシウムが検出され、奈良県御所市の最終処分場への搬入が中止となった。

■2012年3月22日毎日新聞
放射性物質:家庭ごみ焼却灰から微量検出 業者が搬入中止
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120322k0000e040245000c.html
神奈川県内の家庭ごみ焼却施設から出た焼却灰を奈良県御所(ごせ)市で埋め立て処分していた同市の産業廃棄物処理業者が、「放射能が不安」という住民の批判で今月上旬から受け入れを中止していたことが分かった。灰の放射性物質は国基準の数十分の1で、焼却灰を搬出した神奈川県の自治体は「拒まれた理由がよく分からない」と困惑している。全国各地で東日本大震災関連のがれきや焼却灰の受け入れが検討されているが、家庭ごみを巡って受け入れ中止になったのは異例。
搬出が中止されたのは、神奈川県湯河原、真鶴両町が燃やした焼却灰。2月の測定で、1キロ当たり144~490ベクレルの放射性セシウムが検出され、東京電力福島第1原発事故の影響があるとみられている。しかし、国が示している埋め立て可能な基準値(8000ベクレル)や、関西広域連合が設定予定の受け入れ基準値(2000ベクレル)を大きく下回っていた。両町によると、焼却灰は湯河原町の最終処分場に埋め立てていたが、処分場から有害物質のカドミウムが漏出している可能性が指摘され、昨年12月に埋め立てを中止。灰からは問題になるほどのカドミウムが検出されておらず、代替処分先を探して御所市内の産廃処理業者に受け入れてもらった。
今年1月27日から3月上旬までに約300トンを搬入した。しかし、今月になって搬入を知った奈良県内の反対派住民らは、搬出元の両町に抗議や問い合わせをし、インターネットでの呼び掛けもあって電話は十数件になった。奈良県や御所市などにも電話が相次ぎ、産廃業者は「地元に迷惑を掛けられない」と7日に搬入中止を決めた。新たな受け入れ先は見つかっていない。
インターネットでの呼び掛けに応じた奈良市の女性(39)は、「国の基準値は高すぎて問題外。がれきも灰も運び込まないでほしい」と話している。環境省によると、家庭ごみの灰を巡って、放射性物質が基準値を下回るのに受け入れを拒否されるケースはあるが、搬入開始後に中止に追い込まれるのは異例。同省は「基準値はかなり厳しく設定している。理解を得られるよう努力したい」としている。

記事では、家庭ごみ焼却灰の放射性セシウムの詳細については触れていない。

そのセシウムは、福島原発から昨年3月に湯河原町と真鶴町に飛来したものだけだろうか?
湯河原や真鶴じゃないセシウムが含まれていないだろうか?
どんなゴミにセシウムが含まれていたのだろうか?

食品=生ゴミだったら内部被曝も心配だ。
ガレキ以前に、被曝の拡散はすでに広がっている。

自然による拡散より、
人間による拡散の方が早い。

2012年3月21日水曜日

もうニオイタチツボスミレが咲いていた。

朝の雪が嘘のように晴れた。
花粉が気になり、ゴミを捨てるついでに、近所と家の周辺をウロウロ程度の散策。

スミレの株は沢山あれど、つぼみもまだと思いきや濃い紫の花色一株発見。
鼻を近づけるとキンモクセイにも似た強い香りが甘い。ニオイタチツボスミレ。
隣の砂利道にはクロッカス。
東京から移植した斑入りのビワにも新芽。
冬が終わる。

雪です。

朝方から、霰のような雪が時々激しく降っています。
富士山の廻りには雲とともに青空も開けているのに・・・
この山の上空には、広い範囲に雲が広がっています。
コンクリート部分の白は、すぐになくなるが、土や草、木は、どんどん白くなっている。
積もらないとは思うが、寒い朝です。

2012年3月20日火曜日

今の富士山_2012年3月20日

東海道新幹線の静岡区間で昨日は停電、今日は人身事故。何か変。
最近、地震や富士山の噴火や放射線のことなどを考えることが多い。
2〜3日前からバックに衣類や食品などを入れて玄関近くに置いた。
今日は暖房器具などを少し片付けて、動きやすいようにスペースをとった。
今年初の土いじりも少々。
沼津の一部地域が高台移転するというが、間に合えばよいがと心配もする。
地震や噴火もいやだが、原発=放射能を恐ろしく思う。
しばらくは、不安な日々が続きそうだ。
皆さんもお気をつけください。

午後から見え始めた富士山。春霞だろうか。
16:08

2012年3月19日月曜日

海の異変_イルカの迷い込み_クジラの漂着_深海魚の漂着

<2012年2月26日>
昨年から、イルカの迷い込みやクジラの漂着が以前よりも増えているという。
特に関東・東海地方の海岸が多く、クジラの多くは死骸。

日本以外のアメリカ、南米、ニュージーランドなどでは、イルカの死骸漂着が多発しているらしい。
http://edition.cnn.com/2012/02/06/us/massachusetts-stranded-dolphins/index.html
http://www.stuff.co.nz/science/6367878/Rare-Mauis-dolphin-numbers-still-dropping
http://www.croatiantimes.com/news/General_News/2012-02-06/24897/Series_of_dolphin_deaths_puzzles_experts

■2011年12月
千葉県船橋港 イルカ1頭
千葉県木更津内港 イルカ1頭
神奈川県三浦市 イルカ数頭
神奈川県小田原市 ザトウクジラ
静岡県静岡沖 ザトウクジラ
静岡県河津町 ザトウクジラ 
兵庫県播磨難 イルカ20頭

■2012年1月
新潟県長岡市 ミンククジラ
茨城県北茨城市 マッコウクジラ
千葉県千葉港 クジラ
東京港青梅埠頭 ナガスクジラ
神奈川県小田原市 ザトウクジラ 
福井県若狭町 クジラ
和歌山県田辺市 イルカ2頭

水口 博也(新書 2010/12/21)



クジラやイルカ以外の深海魚の漂着ニュースも多い。
サケガラシ、リュウグウノツカイ、キュウリエソ、アブラボウズ、・・・

サケガシラは、地震魚とも呼ばれるらしい。

■2月24日 フジテレビ系(FNN)
FNNの調べによると、この4カ月で、全国で10件、クジラの漂着が確認された。
島根・隠岐の島町で、主に水深200メートルの深い海に住む「キュウリエソ」と呼ばれる深海魚が、大量に浜辺に打ち上げられた。その数、実に数十万匹から数百万匹とみられる。地元の人は「ことし、ずっと暖かかったからね」と語った。
隠岐の島町では、14日にも深海魚「サケガシラ」が打ち上げられたばかりだった。サケガシラを発見した地元の人は、「目の前に、本当の深海魚が出てきてびっくりしました。大きな異常がなければいいなと、祈るような気持ちです」と語った。
一方、青森・むつ市では22日朝、クジラが海岸に打ち上げられているのが見つかった。すでに死んでいたという。発見者は「何か、ビニールみたいな大きなものが寄ってきたのかと思った。よく見たらクジラだなと」と語った。
ここ数カ月、こうしたクジラの漂着が全国各地で相次いでいる。17日、大分・豊後高田市ではコブハクジラが漂着した。また、1月には、東京湾でも死んだクジラが発見された。腹部には無数の線が入っていた。さらに、1月24日に岩手・陸前高田市、1月2日に神奈川・小田原市、1月14日に福井・若狭町に漂着するなど、FNNの調べで、わかっただけでも2011年11月から10件発生している。
なぜ漂着したかはわかっていない。
東京海洋大学客員准教授のさかなクンは、相次ぐクジラの漂着について、哺乳類は専門外としながらも、「クジラさんの中で、何かが起こったことには間違いないと思う。クジラのご先祖様は、ある動物と共通らしいんです。これはカバらしいんです。説の1つには、体の中に寄生虫のような生き物が入ってしまって、それで機能障害を起こすような形で、コントロールが効かなくなってしまうのではないでしょうか」と語った。
また、クジラの漂着を研究している北海道大学大学院の松石 隆准教授は「基本的に、日本の沿岸に、1年間で300個体ほど、クジラが打ち上がっている。それほど珍しい現象ではない」と語った。
一方で松石教授は「もしかしたら、地盤の変化によって、局地的な地磁気の変化が、クジラの回遊に何らかの影響を与えたと。そういうストーリーは、ストーリーとして描くことはできるのかなと思っています。ただ、何も確認されておりませんので」と語った。
謎のクジラの漂着の原因は、解明されていない。

海底震源地震の発生直前に起きる電磁波が、
方向感覚を狂わせたり、パニック行動を起こさせるのか?

■クジラ漂着が頻発する原因は、海底岩盤のヒビ割れで発生する「磁気異常」
(週プレNEWS 1月23日(月)11時54分配信)
辻維周氏(海洋環境学者・私立滋慶学園講師)
「寄生虫による器官障害、船舶ソナーによる感覚マヒなど諸説ありますが、有力視されているのが“海底震源地震”との関係。大きな海底地震の発生直前に起きる“強い電磁波”が、クジラやイルカの方向感覚を狂わせ、パニック行動に走らせるという見方です」

クレール ヌヴィアン(大型本 2008/9/26)


海で何が起こっているのだろうか?

<追記>産経新聞2012年3月14日(水)7時55分配信
鳥取県境港の海岸にクジラ死骸漂着
鳥取県境港市麦垣町の海岸にクジラの死骸(しがい)が漂着した。腐乱が進んでいるため、県西部総合事務所は処分方法を検討している。県によると、体長約4メートルで、種類は不明。9日に「クジラが浜辺に漂着している」という情報が県にあったが、確認できず、12日午後2時ごろ、海岸をパトロール中の県職員が打ち上げられた死骸を見つけた。県は日本鯨類研究所に資料を送り、種類などを調べてもらう予定。鳥取県の海岸にクジラが漂着するのは平成18年5月に琴浦町で発見されて以来で、日本海側でクジラが見つかるのは珍しいという。

<追記>中日新聞2012年3月17日
愛知県伊良湖沖の伊勢湾にコククジラ?
愛知県田原市の伊良湖沖の伊勢湾で、コククジラとみられるクジラの姿が目撃されている。16日には南知多ビーチランド(同県美浜町)の職員が船から撮影した。コククジラとすれば、伊勢湾内での確認は1982(昭和57)年3月の三重県鳥羽市で以来2例目。
渥美半島の伊良湖港と知多半島を結ぶ定期船を運航する名鉄海上観光船(名古屋市)の乗組員が、12日に伊良湖港から1キロほどで見つけた。太平洋から迷い込んだとみられる。船が近づくと海中に潜るが、離れると潮を吹いたり、背中や尾びれを水面から出して泳いでいる。

<追記>2012年3月17日
鳥取市でクジラが打ち上げられた
鳥取市青谷町の夏泊海岸で体長約5メートルのクジラが打ち上げられた。17日午後、見つかった。生きていたため、地元の漁業関係者などが海へ戻そうと試みたが、17日夕方には再び砂浜に打ち上げられ、その後、死んでいるのが確認された。鳥取県によると、このクジラはハクジラの一種とみられている。

<追記>静岡新聞2012年3月19日
浜名湖に謎の巨大生物? 湖西・新居漁港で目撃
18日午後3時半ごろ、湖西市新居町新居の浜名漁協新居支所などを通じて「体長4~5メートルほどもある巨大生物が浜名湖を泳いでいる」と湖西署に連絡があった。同署員が目撃現場の新居漁港に駆け付け、東へ約300メートル沖合で時折姿を見せる生物を確認。同署はアザラシなどの可能性もあるとみて、付近を航行する船舶に注意を呼び掛けている。
 同署や地元漁業関係者によると、目撃された生物は茶色がかっていて、同日午後5時半ごろまでの間、1~5分程度の間隔で体の一部を湖面からのぞかせた。浜名湖が遠州灘と接する今切口から北約1キロの地点で発見されたことから、潮に流されて迷い込んだとみられるという。
 第1発見者の同市新居町浜名、漁業加藤康之さん(48)は「船に燃料を積む作業をしていたら突然湖面を泳ぐ巨大な姿が見えた。こんなことは初めて」と興奮気味だった。

2012年3月16日金曜日

静岡県の地上放射線マップ_静岡大学防災総合センター_桜井勝郎島田市長_東日本大震災のガレキ受け入れ

静岡大学防災総合センター
静岡大学教育学部総合科学教室
小山真人研究室
http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/Welcome.html
シンチレーションカウンタによる静岡県(主に東部)の地上線量測定マップ(随時更新中)
Dose Map of East Shizuoka Prefecture

以下は、小山真人研究室ホームページから転載。

2011年中に実施された文部科学省の航空機モニタリングは汚染の概要を面的に明らかにしたが、感度・分解能の制約により、線量率が0.1μSv/h前後(およびそれ未満)の地域の汚染状況は不明のままである。

放射性微粒子は、
おそらく北東風で弱い降雨のあった3/21夜~3/22に降下したと思われる。

●静岡県の地上放射線マップ
http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/etc/Dosemap.html


伊東~小田原地域の線量が周囲より高いのは、
残念ながら福島原発に由来する放射性微粒子が
降下したためと考えられます。

伊豆半島北東部から小田原付近にかけての汚染分布には明瞭な地形依存が見られる。
箱根山から天城山へとほぼ南北に伸びる標高400-1000mの分水嶺の東側(相模湾側)の線量が高く、とくに北東に面した斜面で顕著である。
一方、上記分水嶺の東側でも、北東側に地形的な高まりがあってその陰になっている低地の線量は比較的低い。
こうした傾向は、放射性微粒子を含んだ風が相模湾側から吹きつけ、地形に沿って上昇することで雲が生じ、霧や降雨となって微粒子が地表に落下・沈着したことで説明可能である。

東京都区内の西部とほぼ同等の線量率とみられる。

つまり、この地域では首都圏と同様に、軒下・排水路などの汚泥や焼却灰、汚染に敏感な動植物(きのこ、茶葉、淡水魚、野生動物など)への注意がとくに必要である。
規制値超えで2011年に出荷停止となった足柄茶(小田原市付近)と静岡茶(静岡市藁科地区と庵原地区)の栽培地域の線量率を今回得られた分布図上で見ると、ともに0.06-0.08μSv/hで同等である。しかし、本来の値は前者が0.02-0.04μSv/h、後者が0.04-0.06μSv/h程度とみられ、原発事故による足柄茶栽培域での上乗せ分が大きい。このため、一番茶のみ規制値を超えた静岡茶に対し、足柄茶が二番茶・三番茶でも規制値超えを出したとみられる。

福島第一原発からの放射性微粒子の多くは、
玄岳(798m)などの伊豆半島の山々の手前で
降下したようだ。


最新科学が明かす噴火シナリオと災害規模(知りたい!サイエンス)
小山 真人 (単行本 2008/12/12)


小山 真人 (単行本 2010/10)

<追記>
東日本大震災のがれき受け入れを東京都に続き、島田市が決定した。熱海市や伊東市などの放射線のことや、本当に安全なのか?なぜ西?などを思うと、スッキリしない。
もう一つ気になるのは・・・

桜井勝郎島田市長は、2001年の市長初当選前まで桜井資源株式会社の代表取締役と島田鉄工協同組合副理事長を務めていた。現在、桜井資源株式会社の代表取締役は桜井洋一となっている。

後世において失敗だったとならぬことを祈る。

毎日新聞3月16日(金)10時38分配信
 ◇被災地協力強く訴え
 昨年12月東日本大震災によるがれきの受け入れ方針を表明してから約3カ月、15日の記者会見で受け入れを正式発表した島田市の桜井勝郎市長は「被災地のがれきを一トンでも多く受け入れ、片付くまで処理を手伝いたい」と被災地への協力を改めて訴えた。
 桜井市長は、受け入れに根強い市民の反対の声があったことについて「ここまでの反対は誤算だったが、だんだん理解を示す人が増えてきてうれしかった」と振り返った。また、懸念される風評被害については「もし被害が出た場合は国や県に(補償を)訴えるが、まず(受け入れを)やってみないことにはわからない」と話した。
 市議会本会議は同日、がれき受け入れを積極的に進めるよう求める決議を議長を除く、賛成19、反対3の賛成多数で可決した。中野浩二議長は「ようやく議会の意思をまとめることができうれしい。今後は市民一丸となってがれき受け入れに向かいたい」とほっとした表情を浮かべた。
 一方、傍聴席には受け入れに反対する市民数人の姿があった。同市初倉の主婦、四ツ谷恵さん(59)は「放射性物質の危険性をほとんど説明しないまま、受け入れに賛意を示すのは危険だ」と不満を述べた。
 県市長会・町村会は2月、試験焼却を実施する方針を表明し、他の市町でも島田市に続き受け入れへの動きが広がっている。
 県は12日から16日にかけて18市町と一部事務組合6団体に、試験焼却の実施計画策定に向けたヒアリング調査を行っている。14日までの調査で、試験焼却に明確な反対を示した市町や組合はないものの、多くの市町や組合が県外の業者に焼却灰の処理を委託し、最終処分場の確保に懸念を示したという。
 最終処分場の確保について、細野豪志環境相は昨年12月、「焼却灰は被災地で処分することも検討したい」と発言した。しかし、環境省廃棄物対策課によると、15日現在実現する見通しはなく、受け入れがどこまで広がるかは依然として不透明だ。
 ◇「敬意と感謝表す」--細野環境相
 島田市が震災がれきの受け入れを正式発表したことについて、細野豪志環境相が東京都内で記者団の取材に応じ、「桜井市長ら島田市民の判断に敬意と感謝を表したい。反対住民にはこれからも丁寧に説明していくのが我々の責任だと思う」と述べた。
 ◇岩手と調整進める--川勝知事
 川勝平太知事は「試験焼却によって得られた測定データを公開することにより、災害廃棄物が安全との理解を深めることができた。県としては島田市の受け入れが円滑に実施できるよう岩手県との調整などを積極的に進めていく」とのコメントを文書で発表した。
 ◇全国に波及すれば--鈴木・浜松市長
 がれきの試験焼却準備を進めている浜松市の鈴木康友市長は「島田市に敬意を表したい。県内の取り組みは先進的で、これが全国に波及していけばいいと思う」と述べた。

2012年3月15日木曜日

宇宙天気予報_2012年3月16日・17日

15日M2.8太陽フレア発生
14日M8.0太陽フレア発生
14日M7.9太陽フレア発生

16日の昼頃から17日に擾乱が始まりそうです。

・14日のM7.9中規模フレアに伴うCMEの乱れが地球に近付いています。
・16日の昼から夜にかけて、太陽風が到来する可能性があります。
・磁場が強く南に向いた場合、激しい磁気圏活動が発生する可能性があります。
・高速風も16、17日頃にやって来そうです。

今後も太陽活動は活発な状態が予想されます。

ウグイスが鳴いた_新しい春はもうすぐ

今週になって何度か聞こえたウグイスの鳴き声。
今朝はだいぶ上手になってきたが、まだ一度に出せる声の時間が短い。

冬眠から目覚めなくては・・・と、早朝の山を歩いてみた。
新しい春はもうすぐ。

2012年3月14日水曜日

渦巻_螺旋形_ゴッホ「星月夜」_デュティーユ「音色、空間、運動」_海流の可視化映像

衛星画像の渦を巻いた雲を見てから、ゴッホの絵が浮かんだ。
もう何年も前に行ったニューヨークMoMAの「星月夜」やパリ・オルセー美術館の「自画像」。
曲線とグルグル巻いた筆跡に、彼の苦悩を感じる。
次に宇宙を想像しだした。海流もそうだ。頭がグルグル。

渦を巻く螺旋形は、自然界の法則から生まれる形。

■フィンセント・ファン・ゴッホ(ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ)「星月夜」
Vincent van Gogh「De sterrennacht(La nuit étoilée/The starry night)」
晩年期の1889年、修道院の精神病院で描いた油絵。現在はMoMA(ニューヨーク近代美術館)にある。


■アンリ・デュティーユ(デュティユー)「音色、空間、運動」
Henri Dutilleux「Timbres, Espace, Mouvement」
この管弦楽曲は、ゴッホの絵画「星月夜」のインスピレーションをもとに作曲された。


■Perpetual Ocean/地球上のすべての海流を可視化した映像
NASAとジェット推進研究所のECCO2という計算モデルを用いて、
2005年6月から2007年12月の海流の流れを観測し、可視化した映像。

2012年3月13日火曜日

2012年3月13日_今朝の富士山_理想科学工業株式会社創業者、元社長・会長、羽山昇氏逝去

寒い朝。
昨日は夕方から雪も舞い、霜も降りた。

6:57
 以前お世話になった、理想科学工業株式会社創業者、元社長・会長、現名誉会長の羽山昇氏が本日、心不全のため逝去されました。享年87歳 (大正13年9月2日生まれ)。
いろいろとありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

2012年3月12日月曜日

たけしの万物創世紀_富士山

テレビを見なくなってから、もう4~5年になる。
なので、いつテレビで放映されたのか不明だが・・・
TV broadcasting in Japan  "Mt.Fuji"
たけしの万物創世紀「富士山」

今、この目で見える富士山が、
奇跡であり、
愛おしくもある。

2012年3月11日日曜日

気象庁衛星画像_2012/03/11 20:30

台風のような雲・・・
以前なら、キレイとだけ感じただろう雲が、今日はキレイだけど不気味とも感じる。

TSUNAMI_桑田佳祐_サザンオールスターズ

今日は2012年3月11日。
1年前の2011年3月11日14時46分、三陸沖でM9.0の東北地方太平洋沖地震が発生。

昨日から食事が喉を通らない。
2000年1月26日発売の「TSUNAMI」も耳から離れない。

風に戸惑う弱気な僕
通りすがるあの日の幻影
・・・・・
思い出はいつの日も


「TSUNAMI」
作詞 桑田佳祐 
作曲 桑田佳祐
唄 サザンオールスターズ


「TSUNAMI」Classical Guitar Solo

2012年3月10日土曜日

地震予知関連_リンクリスト

●アメリカ「48時間以内の地震予測」
http://www.world-earthquakes.com/index.php?option=ethq_prediction
●ロシア「48時間以内の地震予測」
http://quake_vnb.rshu.ru/index_eng.html
●カナダ「地磁気24時間概略図」
http://geomag.nrcan.gc.ca/data-donnee/plt/ssp-eng.php
●スウェーデン「地磁気リアルタイム」
http://www.irf.se/Observatory/?link[Magnetometers]=Data
●NASA Earth Data
http://lance-modis.eosdis.nasa.gov/imagery/subsets/?subset=Japan.2012075.aqua.1km
●HAARP On-Line Data
http://www.haarp.alaska.edu/haarp/data.html
●Ionospheric TEC Map
http://iono.jpl.nasa.gov/latest_rti_global.html
●NICT Real-time TEC Map
http://wdc.nict.go.jp/IONO/HP2009/contents/E011_TECmap.html
●NICT宇宙天気情報センター
http://swc.nict.go.jp/contents/
●Hi-net連続波形画像
http://www.hinet.bosai.go.jp/strace/
●気象庁「日本近海・日別表層水温」
http://www.data.kishou.go.jp/db/kaikyo/daily/t100_jp.html#kaisetu
●防災科研 強震モニタ
http://realtime-earthquake-monitor.appspot.com/
●国土交通省川の防災情報「富士五湖」
http://www.river.go.jp/nrpc0303gDisp.do?mode=&areaCode=83&wtAreaCode=4922&itemKindCode=901&timeAxis=60
●産総研 地下水・歪データ「伊豆・東海地域」
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/gxwell/GSJ/MAP/map01.html
●気象庁「伊豆東部の地殻活動」
http://www.seisvol.kishou.go.jp/auto/izu/crust/
●神奈川県温泉地学研究所「地殻変動データ」
http://www.onken.odawara.kanagawa.jp/modules/t_data0/index.php?id=11
●防災科研 火山活動連続観測網VIVA「富士山」
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_fuji.html
●国土地理院「富士山全磁力連続観測」
http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/geomag/menu_03/fuji_data.html
●産総研 地質調査総合センター「富士火山」
http://staff.aist.go.jp/a.tomiya/fuji.html
●静岡大学防災総合センター
http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/sbosai/fuji/wakaru/001.html#top
●東海大学 海洋研究所 地震予知研究センター
http://www.sems-tokaiuniv.jp/EPRCJ/

2011年_地震_視覚化_3月11日東北地方太平洋沖地震_日本_世界

日本は地震国であると、
改めて認識させられる。

[日本の地震]2011年3月11日~17日 → 地震を視覚化 3分
Tough Week in Japan: Earthquake Timelapse March 11-17, 2011 (from Accelerometer Data) 


[世界の地震]2011年1月1日~2012年1月1日 → 地震を視覚化 9分
World earthquakes 2011 Visualization map 2011-01-01 00:00~2012-01-01 00:00
東北地方太平洋沖地震を含む世界で発生したM4.5以上の地震 (発生地点・規模・時刻分布図)

地震予知ができない地震予知_宏観異常現象

HAARPと地震の関係は解明されていません。
ひとりひとりが地震予知分野に出来ることは・・・
国(気象庁など)のデータなどから分析を行うことではない。
なぜなら、地震後や過去の分析(例:いつどこでどんな地震が起こったかetc.)は国に負けるからである。
だけど、
国は過去約半世紀、予知に成功したことが今まで1度もない。
だから、
沢山の有料サイトは、国の手法以外で地震予知をしようとしている。
すべての情報を一緒にすれば、地震が日本全土で毎時発生するだろう。
地震予知ができない地震予知でありながらである。
つまり、
地震予知は「非地震的な前兆現象をとらえなくてはならない。」
ひとりひとりが地震予知分野に出来ることは、宏観異常現象の分野しかない。

美しき地球_Envisat_地球観測衛星画像

あ~、一ヶ月間が過ぎた。
疲れたあ~。
キレイな写真でも見よう~っと。

ガンジス川の三角州

植物プランクトンのブルーム

カムチャツカ半島

欧州宇宙機関(ESA)が10年前に打ち上げた地球観測衛星『Envisat』は、
高性能合成開口レーダーなどを駆使して、
可視光ではとらえられない美しい画像を撮影している。

2012年3月9日金曜日

気象庁_東海地震予知の可能性・確率・観測に関する情報_警戒宣言発令

■東海地震予知の可能性
Q.東海地震は必ず予知できるのか?
A.気象庁
残念ながら、その答えは「いいえ」です。
前兆すべりが急激に進んでその始まりから地震発生までの時間が短い場合や、
前兆すべりの規模が小さかったり、陸域から離れた場所で起こったりして、
それによる岩盤のひずみが現在の技術では捉えられないほど小さかった場合などには、
東海地震に関連する情報を発表できずに地震の発生に至ることがあります。

気象庁発表の前に、東海地震は発生するかもしれません。

■東海地震予知の確率
Q.では、どのくらいの確率で前兆現象を捉えることができるのでしょうか?
A.気象庁
これも残念ながら「不明」です。
このように、東海地震を予知できない場合もあります。
従って、他の地震と同様、自宅等の耐震性の確認、家具の耐震固定、食料・飲料水の備蓄の確認、避難場所や高台までの経路や移動手段の確認、家族との連絡方法の確認等、日頃からの十分な備えが大切です。

前兆現象を捉えることができるかどうかは不明です。


■「気象庁の東海地震予知・観測に関する情報は3段階」2012年3月9日現在

「東海地震に関連する調査情報」

「東海地震注意情報」

「東海地震予知情報(警戒宣言発令)」

「東海地震観測情報」という名称は、2011年3月に廃止されています。

東海地震予知_地下水位変化_地殻歪変化_産業技術総合研究所_活断層・地震研究センター_地震地下水研究チーム

東海地震予知のためには、地下水のデータが重要らしいので、
1、東海地震発生のどれくらい前に兆候があるか
2、東海地震予知はいつごろ出せるか

を知りたくなった。

産業技術総合研究所のホームページから調べてみた。

■独立行政法人 産業技術総合研究所(旧経済産業省産業技術総合研究所。2001年4月1日独立行政法人産業技術総合研究所を設立。)
http://www.aist.go.jp/aist_j/information/index.html
産業技術総合研究所は日本の産業を支える環境・エネルギー、ライフサイエンス、情報通信・エレクトロニクス、ナノテクノロジー・材料・製造、標準・計測、地質という多様な6分野の研究を行う我が国最大級の公的研究機関です。

産業技術総合研究所=我が国最大級の公的研究機関

■独立行政法人 産業技術総合研究所「活断層・地震研究センター 地震地下水研究チーム」
地下水観測 -東海地震予知を目指して-
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/gxwell/GSJ/tokaiyochi/tokaieq.html
東海地震前に予想される地下水位の動き
「東海地震観測情報」「東海地震注意情報」「東海地震予知情報」のいずれかが発表されることになりました。榛原観測井の真下でマグニチュード6.5の地震に相当する前兆すべりが起こった場合、榛原観測井の地下水位が減少し、草薙観測井の地下水位が上昇します。
気象庁の体積歪計と同様な「有意な変化」が観測されるのは、榛原観測井で本震発生前の20時間前、草薙観測井で2時間前になります。地下水位の「有意な変化」が観測された場合、東海地震に関連する情報を発表する際の参考データとして使用されることになっています。 気象庁の体積ひずみ計では本震3日前(72時間前)から左の図のような変化が推定されています。 
このような変化が起こった場合、本震の39時間前に「東海地震観測情報」が、24時間前には「東海地震予知情報」が発令されます(気象庁、2003)。
この場合、産業技術総合研究所が観測している地下水位データにも異常異常が検出されます。榛原観測井では本震の22時間前に、草薙観測井では本震の1時間前に普段の水位変化とは異なる「顕著な水位変化」が観測されます。
この情報は、気象庁にも送られ東海地震予知の参考データとして利用されます。

72時間前「体積ひずみ計変化」気象庁
39時間前「東海地震観測情報」
気象庁発表
24時間前「東海地震予知情報」
気象庁発表
22時間前「顕著な水位変化」
産業技術総合研究所 榛原観測井
1時間前「「顕著な水位変化」
産業技術総合研究所 草薙観測井
東海地震発生


ご注意ください!※データは、2003年のようです。
※内閣府・気象庁(2003): リーフレット「東海地震の予知と防災対応」は、2009年のようです。
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/index_leaflet_print.html
※「東海地震観測情報」という名称は、2011年3月に廃止されています。


■「2009年12月伊豆東方沖の地震活動に伴う地下水位変化」2009年12月22日
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/gxwell/GSJ/database/jisin/200912izu.pdf
2009年12月16日17時頃から大室山北観測井戸では、長期的な水位低下傾向を越える水位低下が始まった(図3)。気象庁の東伊豆体積歪観測点では、それより数時間おくれて歪が減少し始めた。その後、17日午前11時頃から群発地震活動が始まった。
水位低下は12月17日23時45分のM5.0の地震(伊東市で震度5弱)の1時間程度前まで続いた。
水位低下が停滞し若干上昇傾向に変わった後にM5.0の地震が発生し水位は上昇し、群発地震活動も活発化した。また、12月18日8時45分にM5.1の地震(伊東市で震度5弱)が発生し再び水位が上昇し20日の未明まで水位上昇を続けた。
12月16日17時を基準とすると、17日23時45分の地震直前までの水位低下量は、約5cm、20日16時までの水位上昇量は約39cmである(図3)。

震源地:伊豆半島東方沖
①2009年12月17日23時45分頃 M5.0最大震度5弱
②2009年12月18日08時45分頃 M5.1最大震度5弱

A水位低下が始まってから約18時間後に、群発地震が発生。

B地震①発生の約1時間前に水位停滞。Aから約5cm水位低下。

C水位が若干上昇した後に、地震①発生。

D群発地震活発化。

E地震②発生。再び水位上昇。

F地震②から約2日間水位上昇。Aから約39cm上昇。

「例年、この時期は、比較的降雨が少ない時期なので、
長期的な水位低下があるのは特に異常ではない。」
という。

■2011年東北太平洋沖地震(M9.0)に伴う東海~四国周辺における地下水・地殻歪変化
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/gxwell/GSJ/database/jisin/2011tohoku.pdf
産業技術総合研究所が東海・近畿・四国に展開している観測井で、地震の伴う地下水位・水圧・自噴量に変化が観測された。
地震は不安だが、
地震予知ができるのかどうかも不安。

東海地震予知関連_地下水・歪データ_富士宮市の異常湧水

国の東海地震予知は、静岡県下を中心に、地殻変動を測定する歪計や伸縮計、傾斜計などが設置され、警戒宣言を軸とし短期直前予知を前提に、24時間体制で前兆現象の監視が行われている。

産業技術研究所「地下水・歪データ」(静岡県御前崎市浜岡)
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/gxwell/cgi-bin/imageout.pl?lang=j&id=2&no=1
静岡新聞「富士宮市の異常湧水」(2月中旬)
http://www.at-s.com/news/detail/100099121.html

地下水異常に関するニュースが続いている。

「地震は不安だが、地震予知ができるのかどうかも不安。」

●産業技術総合研究所「東海地震予知(地下水位変化・地殻歪変化)」

2012年3月8日木曜日

行政の地震予知7_地震予知は不可能→防災対策に金をかけろ

■週間実話
防災対策に金をかけろ 不毛な地震予知に血税をドブに捨てる“課税夫”のノダ(1)
掲載日時 2012年03月03日 15時00分|掲載号 2012年3月8日 特大号
http://wjn.jp/article/detail/9080508/

平成24年度の地震調査研究関係政府予算案
355億8500万円(独立行政法人は別途)

いまだに「お粗末な地震観測態勢が招いた人災だ」という声もある中、野田内閣による平成24年度の地震調査研究関係政府予算案は、対前年度比262%にのぼる355億8500万円を計上した。この中には、地震調査に関連する独立行政法人の運営費交付金は含まれていないので、実際はもっと多い。
今回発生したマグニチュード(M)9.0という地震の規模。日本の地震観測史上最も巨大なものであったわけだが、この数値は日本が独自に観測したものではなく、実はフィンランド、モンゴル、ロシアなど11カ国で観測されたデータによるものだ。「日本の地震計が観測できるのはM8.0が上限です。これを超えると、どれだけマグニチュードが大きくても地震計が振り切れてしまいます」と気象庁の担当者は説明する。
発生した地震の規模を的確に把握できず、海外のデータに依存したのみならず、気象庁は、3・11の前々日に発生したM7.3の大規模地震さえも“予兆”とはせずにやり過ごした。この理由については、「前兆を観測し、地震発生前に情報を発表する態勢を取っているのは駿河湾周辺から静岡県内陸域を震源地とする東海地震だけなのです」(同)と説明する。

日本の地震計が観測できるのはM8.0が上限


防災対策に金をかけろ 不毛な地震予知に血税をドブに捨てる“課税夫”のノダ(2)掲載日時 2012年03月04日 15時00分|掲載号 2012年3月8日 特大号
http://wjn.jp/article/detail/3987672/

地震計だけではない。津波観測にしても実にお寒い限りだ。津波の観測地点は、沖合遠方にあることが望ましい。しかし現在は、ほとんどの津波観測機器は沿岸からわずか20km足らずのところが設置場所だという。「それより遠くなるとGPSの電波が届かず、地上との交信もできないから」(同)との理由だ。
日本の地震に対する調査研究は、陸地や海域だけでなく、地下水や地磁、地熱などの分野でも盛んであり、あらゆる角度からなされているにもかかわらず、それでも“3・11”を予測することはできなかったのである。地震予知連絡会の島崎邦彦会長は、地震発生後の会見で「想定外でした」と発言した。

“3・11”を予測することはできなかった

東日本大震災の後、多くの地球物理学者が「地震予知は不可能」との立場をあらためて明確にした。東京大学のロバート・ゲラー教授(地震学)は、英科学誌『ネイチャー』に論文を掲載し、その中で「常に日本全土が地震の危険にさらされており、特定の地域リスクを評価できない。日本政府は地震を予知できないことを国民に素直に伝えるべき」と提言した。

日本政府は地震を予知できないことを
国民に素直に伝えるべき

日本の地震研究は、先に述べたように多方面にわたっているため、所轄省庁も国土交通省、文部科学省、経済産業省など多岐に及んでいる。しかし、研究分野としては広いわけでもなく大同小異だ。たとえば津波研究については、気象研究所もタッチしていれば独法の海洋研究開発機構も携わっている。活断層にしても、産業技術総合研究所や国土地理院がそれぞれに行っている。これらを仕分けして一本化すれば、経費削減はもちろん事業の円滑化にもなるはずだが、それをしない。なぜなら役人は省益に群がり、研究者は研究者で“地震ムラ”に群がっているからだ。「お粗末な人災」と言われる理由がそこにある。

日本の地震予知は不可能
「防災対策に金をかけろ」

行政の地震予知
1_地震予知計画予算
2_政府機関・組織・研究所・学会
3_地震前兆は地面の変化
4_地震予知は出来ない
5_地震予知は誰でも出来る
6_予知をしない日本の地震予知
7_日本の地震予知は不可能→防災対策に金をかけろ