2012年10月24日水曜日

ロシア人が東日本大震災を予言していた_地震の周期性・エネルギー放出時期・夢占い・予知夢・地球の揺れ・KaY波・共鳴振動・大気の状態

●The Voice of Russia 23.10.2012
地震の予測は不可能。では予言は可能か。
http://japanese.ruvr.ru/2012_10_23/92185252/
  イタリアの裁判所では、2009年アクヴィルで発生した地震を予測できなかったとして地震学者らがそれぞれ禁固6年の判決を受けた。イタリアだけではなく、多くの国々から地震学者らが、この同僚たちを弁護した。というのも、現代科学が地震を正確に予測することはできないため、このような刑罰は間違っていると考えているからだ。しかしそれは、地震を予言することも不可能であることを意味するのだろうか。

   学者の多くは、政府が十分な措置をとれるような正確性をもって地震を予測することは不可能であると考えている。世界でも最もすぐれた地震波観測および地殻異常、電磁波変化などの観測が行われている日本でさえ、1995年1月の阪神淡路大震災を予測することは不可能だったし、2011年3月の東日本大震災を予測することもできなかった。

ロシアの5人が、
東日本大震災を事前に警告していた!

   フクシマの悲劇の後、ロシアの各メディアでは、2011年春に日本で大きな地震が起きることについては警告されていたとする記事が現れた。

1、地震の周期性・エネルギーを放出する時期
   1997年、ロシア科学アカデミー極東支部太平洋海洋学研究所地学テクトニクス物理研究所のワレリー・アブラモフ所長は、自らの論文のなかで、「日本の関東地方は2011年、国際基準で10以上の地震の危険がある」と書いていた。この発言は、地球の各地域で発生する地震に周期性があり、たまったエネルギーを放出する時期にさしかかった地域の分析に基づいたものだった。アブラモフ氏は自らの論文をすぐに日本に送り、2006年には日本の同僚たちの求めに応じて詳細な情報を送っていた。しかし、日本では結論には至らなかったようだ。アブラモフ氏は2011年3月、次のように述べている:「日本人たちは地震を恐れていたものの、津波警戒システムが磐石の用意にあると考えていた。しかし、日本周辺の地震によって、そのような強い津波が起こるとは予期していなかった。」と。

2、夢占い(予知夢)
   2011年2月21日、つまり、地震の3週間前、ドイツで働いている音声オペレーターのロシア人、アルチョム・ドラグノフさんは、領土問題をめぐる露日関係の先鋭化を受けてブログのなかで次のように書いていた:「日本について。彼らと戦争は起こらない。地震が近く日本を襲うだろう。爆弾さえ必要ないのだ。」と。そしてフクシマの後、彼はこれがまだ序章に過ぎないとして、「子供を日本から非難させろ!考える前にまず避難だ。南でも、中国でも、台湾でも、朝鮮でもどこでもいい。とにかく避難させろ・・・」と書いていた。ドラグノフさんはこれが自らの夢占いによるという。夢でもって将来を予想することを身につけたのは、2000年のバイク事故で重傷を負ってからのことだという。また2009年、ドラグノフさんはロシアの町ペルミで発生する災害を予言していた。3週間後、ペルミではディスコで火事が発生し、100名以上が死亡した。

3、地球の微細な揺れを総合分析
   ロシア科学アカデミー地球物理学研究所の主任研究員で、物理数学博士のアレクセイ・リュブシキン氏は、2008年すでに2010年末から2011年初めにかけて日本で強い地震が起こるとしていたが、これは地球の各部分で発生している微細な揺れを総合分析したことによるものだ。リュブシキン博士は、フクシマでの地震の前触れとなったのは、2003年北海道で発生した地震であるという。2010年、日本に巨大地震が迫っていることについて、博士は4度にわたって、国際シンポジウムやロシア国内の学会などで警告していた。

4、KaY波の前線移動・共鳴振動
   イスラエルハイファにある地震予測民間研究所で働く、アレクサンドル・ヤゴジン氏は、日本での地震の正確な場所や時間、強さについての正確な情報は持っていなかったものの、地震の数週間前に、スエズ運河およびロシア欧州部で共鳴振動を観測したという。これによって、反対側の日本で大きな地震が起こることが予測できたという。ヤゴジン氏の予測方法は、彼によって発見されたKaY波の前線移動による。前線に対して垂直に、将来の地震の震源を指し示すベクトルが伸びているという。KaY波の速さはおよそ時速100キロで、それにより将来の地震の時間を予測するのは簡単だという。ヤゴジン・メソッドは世界の多くの学者から否定されている(本人談)が、現在ロシアでは注目されているという。

5、大気の状態と地震との関係を分析
   フクシマの2日前、ロシア国立気象大学(サンクトペテルブルグ)の地震研究室は自らのサイト上で、地震予測を掲載した。ヴィクトル・ボコフ室長は「ラジオ・スヴァボーダ」とのインタビューの中で、この予測はロシア人学者のアレクサンドル・シィチンスキーによる方法を使ったものであり、これは大気の状態と地震との関係を分析することによって、2日前に地震を予測することができると語っている。フクシマに関して、震源に関する予測は当たっていたものの、その揺れの強さが実際の8.8ではなく、5と予想されていた。ボコフ室長は、地震学者らは予測に際してパニックを下げるために強さを低めに決定すると指摘しており、またイタリアで地震を予測したために訴えられた研究者のような運命を繰り返さないためだと語っている。他の専門家らは、多くの観測所では壁に行動規則が掲げられており、パニックを避けるために、強い揺れについては予測に掲載しないよう指示されていると語っている。しかしそのような行動は、イタリアでは刑務所行きになるのかもしれない。