2012年3月16日金曜日

静岡県の地上放射線マップ_静岡大学防災総合センター_桜井勝郎島田市長_東日本大震災のガレキ受け入れ

静岡大学防災総合センター
静岡大学教育学部総合科学教室
小山真人研究室
http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/Welcome.html
シンチレーションカウンタによる静岡県(主に東部)の地上線量測定マップ(随時更新中)
Dose Map of East Shizuoka Prefecture

以下は、小山真人研究室ホームページから転載。

2011年中に実施された文部科学省の航空機モニタリングは汚染の概要を面的に明らかにしたが、感度・分解能の制約により、線量率が0.1μSv/h前後(およびそれ未満)の地域の汚染状況は不明のままである。

放射性微粒子は、
おそらく北東風で弱い降雨のあった3/21夜~3/22に降下したと思われる。

●静岡県の地上放射線マップ
http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/etc/Dosemap.html


伊東~小田原地域の線量が周囲より高いのは、
残念ながら福島原発に由来する放射性微粒子が
降下したためと考えられます。

伊豆半島北東部から小田原付近にかけての汚染分布には明瞭な地形依存が見られる。
箱根山から天城山へとほぼ南北に伸びる標高400-1000mの分水嶺の東側(相模湾側)の線量が高く、とくに北東に面した斜面で顕著である。
一方、上記分水嶺の東側でも、北東側に地形的な高まりがあってその陰になっている低地の線量は比較的低い。
こうした傾向は、放射性微粒子を含んだ風が相模湾側から吹きつけ、地形に沿って上昇することで雲が生じ、霧や降雨となって微粒子が地表に落下・沈着したことで説明可能である。

東京都区内の西部とほぼ同等の線量率とみられる。

つまり、この地域では首都圏と同様に、軒下・排水路などの汚泥や焼却灰、汚染に敏感な動植物(きのこ、茶葉、淡水魚、野生動物など)への注意がとくに必要である。
規制値超えで2011年に出荷停止となった足柄茶(小田原市付近)と静岡茶(静岡市藁科地区と庵原地区)の栽培地域の線量率を今回得られた分布図上で見ると、ともに0.06-0.08μSv/hで同等である。しかし、本来の値は前者が0.02-0.04μSv/h、後者が0.04-0.06μSv/h程度とみられ、原発事故による足柄茶栽培域での上乗せ分が大きい。このため、一番茶のみ規制値を超えた静岡茶に対し、足柄茶が二番茶・三番茶でも規制値超えを出したとみられる。

福島第一原発からの放射性微粒子の多くは、
玄岳(798m)などの伊豆半島の山々の手前で
降下したようだ。


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<追記>
東日本大震災のがれき受け入れを東京都に続き、島田市が決定した。熱海市や伊東市などの放射線のことや、本当に安全なのか?なぜ西?などを思うと、スッキリしない。
もう一つ気になるのは・・・

桜井勝郎島田市長は、2001年の市長初当選前まで桜井資源株式会社の代表取締役と島田鉄工協同組合副理事長を務めていた。現在、桜井資源株式会社の代表取締役は桜井洋一となっている。

後世において失敗だったとならぬことを祈る。

毎日新聞3月16日(金)10時38分配信
 ◇被災地協力強く訴え
 昨年12月東日本大震災によるがれきの受け入れ方針を表明してから約3カ月、15日の記者会見で受け入れを正式発表した島田市の桜井勝郎市長は「被災地のがれきを一トンでも多く受け入れ、片付くまで処理を手伝いたい」と被災地への協力を改めて訴えた。
 桜井市長は、受け入れに根強い市民の反対の声があったことについて「ここまでの反対は誤算だったが、だんだん理解を示す人が増えてきてうれしかった」と振り返った。また、懸念される風評被害については「もし被害が出た場合は国や県に(補償を)訴えるが、まず(受け入れを)やってみないことにはわからない」と話した。
 市議会本会議は同日、がれき受け入れを積極的に進めるよう求める決議を議長を除く、賛成19、反対3の賛成多数で可決した。中野浩二議長は「ようやく議会の意思をまとめることができうれしい。今後は市民一丸となってがれき受け入れに向かいたい」とほっとした表情を浮かべた。
 一方、傍聴席には受け入れに反対する市民数人の姿があった。同市初倉の主婦、四ツ谷恵さん(59)は「放射性物質の危険性をほとんど説明しないまま、受け入れに賛意を示すのは危険だ」と不満を述べた。
 県市長会・町村会は2月、試験焼却を実施する方針を表明し、他の市町でも島田市に続き受け入れへの動きが広がっている。
 県は12日から16日にかけて18市町と一部事務組合6団体に、試験焼却の実施計画策定に向けたヒアリング調査を行っている。14日までの調査で、試験焼却に明確な反対を示した市町や組合はないものの、多くの市町や組合が県外の業者に焼却灰の処理を委託し、最終処分場の確保に懸念を示したという。
 最終処分場の確保について、細野豪志環境相は昨年12月、「焼却灰は被災地で処分することも検討したい」と発言した。しかし、環境省廃棄物対策課によると、15日現在実現する見通しはなく、受け入れがどこまで広がるかは依然として不透明だ。
 ◇「敬意と感謝表す」--細野環境相
 島田市が震災がれきの受け入れを正式発表したことについて、細野豪志環境相が東京都内で記者団の取材に応じ、「桜井市長ら島田市民の判断に敬意と感謝を表したい。反対住民にはこれからも丁寧に説明していくのが我々の責任だと思う」と述べた。
 ◇岩手と調整進める--川勝知事
 川勝平太知事は「試験焼却によって得られた測定データを公開することにより、災害廃棄物が安全との理解を深めることができた。県としては島田市の受け入れが円滑に実施できるよう岩手県との調整などを積極的に進めていく」とのコメントを文書で発表した。
 ◇全国に波及すれば--鈴木・浜松市長
 がれきの試験焼却準備を進めている浜松市の鈴木康友市長は「島田市に敬意を表したい。県内の取り組みは先進的で、これが全国に波及していけばいいと思う」と述べた。