植物の予知能カ、樹木による地震予知でも知られている。
「維管束は、高等植物では情報伝達器官も兼ねている。
維管束は植物の神経だ」
維管束は植物の神経だ」
■ケヤキと「阪神淡路大震災(1995年1月17日)」
樹木の生体電位の実験測定を続けている鳥山英雄(東京女子大学名誉教授)が、
阪神大震災の前兆であると思われるケヤキの異常な電位の変化をとらえていた。
観測方法は、電極の一方を木の幹に、もう一方を約1メートル離れた地中に埋め、両方の電位差を測定するもので、
地震の半年ほど前から異常な波形が断続的に計測された。
「何事も粘り強く、つかず離れず、長年の観測、研究が大事。」
■植物生体電位と「十勝沖地震(2003年9月26日)」
http://www.jsedip.jp/3-papers/2004/JSEP_030926_Tokachi_off_shore-J.pdf
鳥山英雄氏、斉藤好晴氏、高倉博氏による、
十勝沖地震に先行する植物生体電位(TBP)についてのレポート。
・1977年からM5を超える地震に先行してたびたび異常が観測されていた。
・観測場所と樹木の種類、樹齢が変われば異なる特性を示すと考えられる。
など。
■クジラと「東日本大震災(2011年3月11日)」
鳥山英雄氏の言葉。
「地震の前にナマズが騒ぐというが、これは迷信ではなく、我々科学者も認めるところだ」
「東日本大震災の時もその予兆を捉えていた。大震災のちょうど一週間前、茨城県鹿嶋の海岸に52頭もの鯨が打ち上げられた。」
「地震の研究を始めるのは簡単だ。
しかし、これを続けるのは難しい。」
■渡辺彰氏と斉藤好晴氏
<渡辺彰氏>
「宏観異常具体例/前兆証言1519!」
http://www.e-pisco.jp/koukan/example.html
阪神淡路大震災後に出版された「阪神淡路大震災 前兆証言1519!((1995年出版)」にケヤキの電位異常についての記述がある。
「仙台市青葉区
私はケヤキの生体電位と地震流の2つの方法で地震の前兆記録をとっておりますが、
今回は地震流の方は計器整備中でしたのでケヤキ電圧のみで観察致しました。
前兆現象の記録をとっておきますと発生する地震の内容がわかります。
例えば・陸地発生か・海中発生か・単発ものか・連続ものか・津波発生があるのか…等々の判別が出来ます。その対応も出来ます。
今回は1月14日の午前8時45分頃に針が振り切れ、その後空白状態となりました。」
これは、仙台市で電気店を営む渡辺彰氏によるもの。
渡辺彰氏は、鳥山博士に指導を受けた。
<斉藤好晴氏>
斉藤好晴氏が取り組んでいる地震予知の一つである植物生体電位観測方式は、
鳥山英雄氏の書籍、論文等を参考にした理論に基づいて開発された。
●地震前兆総合観測センター(斉藤好晴氏)
植物生体電位による地震予知の完成は
もうすぐか?
植物生理学と地球物理学の学際序説
鳥山 英雄 (単行本 2008/12)
鳥山 英雄 (単行本 2008/12)