2012年8月28日火曜日

放射能汚染_セシウム_日光市(旧今市市)の野生キノコから全国最高値3万1千ベクレル_矢板市のチチタケから2万3千ベクレル_出荷停止_栃木県日光市、真岡市、那須塩原市、益子町、那珂川町、鹿沼市、矢板市、那須町、大田原市_チタケ(チチタケ)、原木シイタケ、菌床ナメコ・ブナシメジ・エリンギ・ヒラタケ・マイタケ・キクラゲ

●厚生労働省 2012年8月1日公表
食品中の放射性物質の検査結果について(第446報)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002gufy-att/2r9852000002gujp.pdf
栃木県のチチタケ、原木シイタケ、菌床ナメコ、菌床ブナシメジ、菌床エリンギ、菌床ヒラタケ、菌床マイタケ、菌床キクラゲなどからセシウム。

シイタケだけではなく、
菌床ナメコ・ブナシメジ・エリンギ・ヒラタケ・
マイタケ・キクラゲからも検出。

●東京新聞 2012年8月1日
シイタケなど 長期的な取り組み必要 専門家が汚染対策強調
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20120801/CK2012080102000140.html
 有識者らでつくる県の「とちぎ食の安全・安心推進会議」が三十一日、県庁で開かれ、東京電力福島第一原発事故により国からの出荷停止指示などが続く原木シイタケをはじめとする林産物への取り組みや、今後の対策などが議題に上がった。
 この日は、放射線医学総合研究所福島復興支援本部(千葉市)の吉田聡氏が講演。一九八六年のチェルノブイリ原発事故の調査データなどを例に、
放射性セシウムは長年経過しても森林内の土壌の表層に蓄積することや、キノコ類の内部も高い濃度が維持される可能性などを指摘した。
 加えて、放射性セシウムは樹皮や落ち葉から土壌の表層、一部は植物内へと、分布が時間とともに変化する傾向を紹介。低減化の対策は「長期的な取り組みが必要」と強調した。
 一方で、県は原木シイタケへの放射性物質対策として、西日本に加え、利用可能と確認できれば県内産も含め、新たに原木七十五万本を調達する方針を説明。モニタリングの強化や、放射性物質の影響が少ない栽培方法の検証も並行して実施していく考えをあらためて示した。
 委員からは
「干しシイタケが出荷自粛になり、県内には七十トンも倉庫に保管されて処理できずに困っている。できるだけ早く、対策を取ってほしい」と県に注文する声も上がった。


野生キノコのチタケ(チチタケ)のニュースが
続いている。

●産経新聞 2012.8.2
日光のチタケから基準超すセシウム 県が出荷自粛要請 栃木http://sankei.jp.msn.com/region/news/120802/tcg12080202240000-n1.htm
 県林業振興課は1日、日光市の旧日光市地域で採取したチタケ(野生)から1キロ当たり100ベクレルの基準値を大きく上回る3千ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。
 那須塩原市の旧西那須野町でも990ベクレルを検出したほか、那珂川町で580ベクレル、真岡市で180ベクレルと基準値を超えた。県は各自治体に対し野生キノコの出荷自粛を要請するとともに、採取の注意喚起をしている。

●日本経済新聞 2012年8月6日
野生キノコから最高値のセシウム
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG06050_W2A800C1CR8000/
 栃木県は6日、日光市で採取した野生チチタケから国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を大幅に超える3万1千ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。同市の野生キノコは既に出荷制限されており、県は採取して食べないよう呼び掛ける。
 厚生労働省によると、野生キノコでは昨年9月に福島県棚倉町のチチタケで検出した2万8千ベクレルを上回り最高値となる。栃木県は「土壌からの吸収が大きいと思うが、周囲の樹木に残る放射性物質の影響も考えられる」としている。〔共同〕

●厚生労働省 平成24年8月6日
食品中の放射性物質の検査結果について(第449報)http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002h33w.html
※基準値超過(3件)
No.857、858:栃木県産チチタケ(2)(Cs:31,000、110 Bq/kg)
No.859:栃木県産ミョウガ(Cs: 260Bq/kg)

●栃木県 【8月6日発表】
8月3日採取分のきのこ(野生)の検査結果
日光の野生キノコ・チタケから
3万1千ベクレル?
厚生労働省や日本経済新聞社が間違えるはずはないと思うが、
栃木県や日光市のホームページを調べたが、確認できず。

●厚生労働省 平成24年8月7日
原子力災害対策特別措置法第20条第3項の規定に基づく食品の出荷制限の設定について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002h5yd.html
本日、原子力災害対策本部は、昨日までの検査結果から、原子力安全委員会の助言を踏まえ、栃木県に対し、栃木県鹿沼市において採取された野生きのこについて出荷制限を指示しました。 
●下野新聞 8月7日 19:34
鹿沼の野生キノコ出荷停止 原子力災害対策本部
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20120807/848466
 政府の原子力災害対策本部は7日、鹿沼市の全ての野生キノコについて、原子力災害特別措置法に基づき出荷停止を県に指示した。野生キノコをめぐっては5市町(日光、真岡、那須塩原、益子、那珂川)で既に出荷停止となっており、鹿沼市で6市町目。
 県の調査では、旧鹿沼市で採取した野生のチチタケから国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る110ベクレルの放射性セシウムを検出した。県は同市に対し、あらためて出荷自粛の徹底を求めた。
●下野新聞 8月7日 朝刊
旧今市のチチタケ、3万1千ベクレル
 野生キノコで全国最高値http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20120806/847853
 県は6日、日光市(旧今市市)の山林で採取した野生チチタケから国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を大幅に超える3万1千ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。検出値は野生キノコでは全国で最高。
 3万1千ベクレルを検出したチチタケは、国が処理責任を負う指定廃棄物に当たる。県は、国が処分先を決まるまでの保管方法を早急に検討する考え。
 同市内の全ての野生キノコは既に政府の出荷停止対象となっている。今後、政府が自家消費しないよう要請する「摂取制限」の措置が取られる可能性もあり、県は同市に対し自家消費を控えるよう住民への注意喚起をあらためて求めた。
 チチタケは、旧今市市内の複数箇所の山林内で3日に採取した。県は「土壌からの吸収が大きいと思うが、周囲の樹木に残る放射性物質の影響も考えられる」としている。厚生労働省によると、野生キノコでは昨年9月に福島県棚倉町のチチタケで検出した2万8千ベクレルを上回り、最高となる。政府の摂取制限は、福島県以外では出されたことがない。
●下野新聞 8月6日 20:45
野生チチタケ、日光と鹿沼で基準値超
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20120806/847792
 県は6日、日光市(旧今市市)と鹿沼市(旧鹿沼市)で採取した野生チチタケから基準値(1キロあたり100ベクレル)を上回る放射性物質が検出されたと発表した。日光市(旧今市市)では1キロあたり3万1000ベクレル、鹿沼市(旧鹿沼市)では1キロあたり110ベクレルだった。
 日光市は全域で野生キノコの出荷制限が指示されているが、県は「自家消費も控えてほしい」としている。鹿沼市で採取した野生キノコに出荷自粛を要請した。
 また、大田原市で採取した野生ミョウガから1キロあたり260ベクレルの放射性物質が検出され、県は出荷自粛を要請した。
 チチタケ、ミョウガいずれも採取日は3日。
●下野新聞 8月3日 朝刊
全野生キノコ出荷停止 日光など5市町全域
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20120802/844730
 政府の原子力災害対策本部は2日、日光市と真岡市、那須塩原市、益子町、那珂川町の5市町の全ての野生キノコについて原子力災害特別措置法に基づき出荷停止を県に指示した。野生キノコの出荷停止は県内で初めて。
 同部の調査では、5市町で採取した野生のチチタケから、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る3000~110ベクレルの放射性セシウムを検出した。県は既に、5市町に出荷自粛を要請、住民にも採取しないよう注意喚起しており、あらためて徹底を求めた。
 自粛要請の対象は、日光市のうち旧日光市地域、那須塩原市のうち旧西那須野町地域に限定していたが、国は野生キノコのうち1種類でも基準値を超えた場合、市町村全域を対象とし、全ての野生キノコの出荷を制限する考えを示している。
●下野新聞 8月2日 朝刊
野生チチタケ 日光市で3000ベクレル 3市1町の4地域基準超
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20120802/844364
 県環境森林部は1日、日光市(旧日光市)と那須塩原市(旧西那須野町)、真岡市、那珂川町で採取した野生のチチタケから、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る3000~180ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。採取日は7月30、31の両日で、出荷前の検査で判明した。
 県内で野生のチチタケが基準値を超えたのは、7月26日に発表された益子町以来。高は日光市(旧日光市)の3000ベクレルと、高い値を検出している。
 県は真岡市、那珂川町と日光市の旧日光市地域、那須塩原市の旧西那須野町地域に対し、チチタケだけでなく野生キノコ全体を対象に出荷自粛を要請するとともに、採取しないよう住民への注意喚起を求めた。日光市と那須塩原市については、自粛対象を市全域にした場合の影響が大きいため、県と両市で合意の上、自粛要請を採取地域に限定した。

日光市(旧日光市)で3,000ベクレル。
日光市(旧今市市)で31,000ベクレル。

●栃木県【8月8日発表】
8月7日採取分のきのこ(野生)の検査結果
http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/d07/documents/0808.pdf
矢板市で採取したチタケ(野生)から、1キロ当たり100ベクレルの基準値を上回る3千ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。
那須塩原市、那珂川町、真岡市、益子町、鹿沼市、日光市に次いで7市町目。
●下野新聞 8月10日
野生チチタケ、那須も基準超 出荷自粛8市町目http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20120810/851063
 県は10日、那須町で採取した野生のチチタケから、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る1300ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。採取日は10日。出荷前の検査で判明した。県は同町に対し、チチタケだけでなく全ての野生キノコの出荷自粛を要請、採取しないよう住民への注意喚起を求めた。出荷自粛は8市町目。
 また、同町で野生のハナビラタケから120ベクレルを検出した。採取日は9日。
 同町の野生キノコは近く政府から出荷停止を指示される見込み。これまでに県内で野生キノコが出荷停止となったのは鹿沼、日光、矢板、那須塩原、真岡、益子、那珂川の7市町。
●下野新聞 8月14日
矢板のチチタケから2万3千ベクレル
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20120814/853753
 県は14日、矢板市で採取した野生のチチタケから、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る2万3000ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。採取日は9日。
 矢板市の野生キノコについては、政府が9日に原子力災害特別措置法に基づき県に出荷停止を指示している。県はあらためて、野生のキノコを採取しないよう住民へ注意喚起を求めた。

矢板市のチチタケから2万3千ベクレル!

●下野新聞 8月15日
那須の野生キノコ、国が出荷停止指示
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20120815/854466
 政府の原子力災害対策本部は15日、那須町で採取した全ての野生キノコについて、原子力災害対策特別措置法に基づき出荷停止を県に指示した。県はあらためて同町に対し出荷自粛の徹底を求めた。
 県の10日の調査で、同町で採取した野生のチチタケから国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る1300ベクレルの放射性セシウムを検出していた。
 県内では既に鹿沼、日光、真岡、矢板、那須塩原、益子、那珂川の7市町で野生キノコが出荷停止となっており、那須町で8市町目。
●下野新聞 8月28日
大田原のチチタケ基準値超 県、出荷自粛要請
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20120828/863219
 県環境森林部は28日、大田原市(旧黒羽町)で採取した野生のチチタケから、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る460ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県は同市に対し、旧黒羽町地域で全ての野生キノコの出荷自粛を要請する一方、採取しないよう住民に注意喚起するよう求めた。チチタケの採取日は25日。
 政府はこれまで、野生キノコから放射性セシウムを検出したとして、県内8市町に出荷停止を指示しており、大田原市(全域)に対しても同様の措置を取る見通し。