2018年8月30日木曜日

ロボット植木鉢_北京にあるロボットベンチャー企業「Vincross」が開発したのが六足歩行のクモ型ロボット「Hexa(ヘクサ)」


日光を求めて勝手に歩く「ロボット植木鉢」がハイテク可愛すぎる! 水がないと激おこ、満足すると踊りだす…!
https://netallica.yahoo.co.jp/news/20180731-02472051-tocana

北京にあるロボットベンチャー企業「Vincross」が開発したのが六足歩行のクモ型ロボット「Hexa(ヘクサ)」だ。

インテリアや癒しに欠かせない観葉植物だが、残念ながら時には枯らせてしまうことも……。だが、最近ではそんな悩みの種を解決してくれるロボットが登場しているという。

■歩く“植木鉢ロボット”が登場!
 昨年、北京にあるロボットベンチャー企業「Vincross」が開発したのが六足歩行のクモ型ロボット「Hexa(ヘクサ)」だ。
 ロボット掃除機ルンバをひと回り大きくしたようなサイズ(約51×12センチ)で、動きや行動の多様性を提供する高度な操縦性が備わっており、アプリを使用して遠隔操作もできる。一部で話題になったのを覚えている人もいるかもしれない。
 今回お披露目されたのは、そのHexaにさらに改良を加え、背中に中型のサボテン等の多肉植物の鉢植えが換装できるようになったタイプである。
 植物が必要とするビタミンD、つまり日光を探知して、日の当たる方向に自ら移動することが可能だという。植物の鉢を頭にのせて、右へ左へと歩き回る様子はタランチュラやヤドカリを彷彿させ、なんともコミカルでキュート。
 初期型を引き継ぐ形で複数のモーターと光学・空間センサーを使用しているほか、ナイトビジョン付720Pカメラ(ハイビジョンカメラ)、赤外線送信機、リナックスオペレーションシステムが搭載されており、なかなかのハイスペックなロボットだ。
 今回の改良点として、日なたに向かって歩くのはもちろんのこと、くるくる回転して必要な日射量を計算し、上に乗っている植物にまんべんなく日光が当たるように(あるいは当たらないように)適宜向きを変更することができる。
 水やりが必要な際にはドンドンと足を踏み鳴らすようにイライラして(!)人間に知らせてくれるという。逆に植物への日光や水分がほどよく満たされてハッピーになると、ダンスさえ踊ってくれるのだ。
■枯れてしまったヒマワリがヒントに
 開発したVincrossによると、Hexaの光学・空間センサーは周囲の状況を的確に捉えるよう設計されているといい、ユーモアがあり、かつインテリジェンスな機能を備えるようにしたそうである。
 CEOのTianqi Sun氏は以前、枯れたヒマワリを見た際に、自分の足で日なたへ移動することができたら枯れずにすんだのではないか、と考えたところからHexaを利用してプランター型を制作したそうだ。
 元来のHexaの本体カバーを取り外して、植物鉢用に二重にしたものと交換した。機動性と共に、人間との対話性にも重点を置いて開発を進めたという。
 植物とヒューマンテクノロジーの融合を目指しているという同社は、将来的に人間が足を踏み入れられない危険地帯や火星の生命探索などにもHexaが利用されるよう進化させたい、と壮大なビジョンもあるようだ。
 参考までに、Hexaは現在949米ドル(ワイヤレス版は999米ドル) とのこと。遊び心溢れるこんなロボットたちが家にいたら、自宅で過ごす時間も楽しくなるかも!?