2012年10月3日水曜日

深層崩壊の危険度_長野県_大桑村の越百(こすも)川流域・上松町の宝剣岳・南木曽町の伊勢山_風化しやすい花こう岩の地質・過去に土砂災害

●中日新聞 2012年10月2日
木曽地域南部の深層崩壊危険度マップ発表
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20121002/CK2012100202000016.html
 木曽地域南部で、山の斜面が深い地層から崩れ落ちる「深層崩壊」を起こす危険性を示したマップを一日、国土交通省多治見砂防国道事務所が発表した。事務所の担当者は「避難時の情報として役立ててほしい」と話している。


 深層崩壊は、斜面を支える岩盤ごと崩壊するため、表土層が崩れた場合の土石流や土砂崩れよりも被害規模が大きくなりやすい。長雨や地震により発生しやすいとされているが、詳細なメカニズムは不明。
 マップでは渓流域の地質や地形、深層崩壊が発生した跡を調べ、地域ごとに危険度を比較した。大桑村の越百(こすも)川流域がマップ内で危険度が高いとした。急斜面が続く地形や深層崩壊の跡があったことが要因。上松町の宝剣岳や南木曽町の伊勢山も、風化しやすい花こう岩の地質であることや過去に土砂災害があったことなどから、危険度がやや高い流域となった。
 木曽北部は御岳山など南部と違う地質の山があるため、別地域として調べている。多治見砂防国道事務所の担当者は「マップごとに比較基準を設けるので、北部と南部でのマップの比較は難しい。本年度内に結果を報告したい」と話している。

大桑村には知人がいて、何度か訪れたことがある。
好きな景色が広がる地域の一つだ。
失いたくない。