2012年9月10日月曜日

放射能汚染_東京都内_東京の汚染は東京はチェルノブイリ級の汚染_黒い物質ではない通常の土壌のベクレル数(セシウム合算)

●阿修羅 投稿者 宮島鹿おやじ 日時 2012 年 9 月 09 日
東京の汚染が「チェルノブイリ級」であるということが大袈裟でないことを確認した。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/204.html


ここ数ヶ月、仲間と東京都内を中心として、放射能汚染状況を調査してきた。当初は、黒い物質の発見及び測定を主たる目的としていたが、それ以外の黒い物質ではない「普通の土壌」も比較検体として採取し測定してきた。
「黒い物質」はなんらかの要因によって、放射性物質が極端に濃縮されたものであり、極めて危険な物体であることは間違いがない。しかし、それは、局所的に存在しており、それのベクレル数をもって、その地域一帯の汚染状況の目安にはならないと判断した。
冒頭の表は、私たちが任意に採取した「黒い物質ではない」通常の土壌のベクレル数(セシウム合算)についてまとめたものである。

私たちのベクレル計測単位は Bq/kg であるため、チェルノブイリ基準に合わせるために Bq/㎡に換算した。換算にあたっての係数は65とした。

この表と以下の基準を比較して見る限り、
「東京はチェルノブイリ級の汚染である」
という主張は誇張ではないことがわかる。

<チェルノブイリ>
    (強制避難エリア):           148万Bq/m2(MBq/km2)~
第一区分(強制移住エリア):     55万5千~148万Bq/m2(MBq/km2)
第二区分(補償つき任意移住エリア): 18万5千~55万5千ベクレル/m2(MBq/km2)
第三区分(放射線管理エリア):    3万7千 ~ 18万5千Bq/m2(MBq/km2)

私たちが調査した15検体のうち、
第1区分(強制移住エリア)   に該当するものは、1箇所
第2区分(補償付任意移住エリア)に該当するものは、3箇所
第3区分(放射線管理エリア)  に該当するものは、7箇所。
区分外となるものは4箇所   であった。


この投稿内容を確認することは容易である。自分自身が土壌を採取してお近くの測定所に持ち込めばよいのである。
私たちはネット情報などで、「数万ベクレル」という言葉に慣れてしまっているが、kgあたり600ベクレルの汚染があれば、それはもう、チェルノブイリの第3区分に該当するのである。なお、ここで強調しておきたいのは、検出しているのはセシウムだけだということである。
この投稿に対する批判であれなんであれ、ご自身で測定することを強くお薦めする。

私たちは、そういう土地に住んでいるのである。

●日暮里放射能測定所にっこり館
各地の土壌測定結果
http://www.bq-check.jp/
土壌測定結果一覧 
https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0Ai9gYGFXR0VSdDVMVVZZYlQ4TmJJaFVxNXloTUxlTHc#gid=0

●八王子市民放射能測定室
測定結果公開シート


●DARKNESS 2012年9月7日
首都圏でも高濃度放射能汚染物質が普通に落ちている時代へ http://www.bllackz.com/2012/09/blog-post_7.html
(一部抜粋)
もう誰もが放射性物質が広範囲に渡って飛び散ったことを忘れようとしている。
しかし、福島第一原発事故が起きて1年以上経った今、首都圏を含めた東日本全土が非常に危険な状態になっていることが分かって来ている。
なんと、「高濃度放射能汚染物質が普通に落ちている」というのである。あなたが東日本にいるのなら、家の近所の道を注意深く見て欲しい。
黒いシミが点々としている場所はどこかにないだろうか。もしかしたら、それが高濃度放射能汚染物質の塊かもしれない。本当に、そんなものが「普通」にあるのだという。

首都圏は放射能まみれになってしまった

これは2011年の夏から「東京でも場所によってホットスポットのように線量の高い部分がある」と報告されていたものが、さらに悪化したものだと考えられている。
福島第一原発が爆発して原爆168個分のセシウムが爆発的に漏れたと報告されたのが2011年7月のことだ。
それからさらに漏れ続けているのだから、事態はもっと悪化している。
日本でもっとも人口の多い首都圏も例外ではなく、通勤・通学路で普通に数十万ベクレルの「黒い物質」が落ちているのだということが分かった。
2012年8月28日に放映されたインサイドアウトという番組でもこれが特集されており、それが非常にわかりやすく解説されている。

江戸川区篠崎駅周辺 8万2606ベクレル
葛飾区東金町路上 29万ベクレル
葛飾区水元公園中央広場 24万ベクレル
北区印刷局東京病院 8万8885ベクレル
東大 6万0581ベクレル
北の丸公園工芸館 9万1790ベクレル
皇居外苑 11万6334ベクレル

いったいこれは何なのかというほどの高線量の高濃度放射能汚染物質が至る所に落ちているとここで報告されている。要するに、首都圏は放射能まみれになってしまったのである。

子供も大人も、みんなそれを吸い込んで歩く

首都圏の数十万ベクレルも衝撃的だが、福島はもちろんそんなものではなくて、もっと凄まじいことになっている。

福島市杉妻町県庁敷地 314万8238ベクレル
鹿島区橲原山岸 343万0900ベクレル
二本松市亀谷 206万1446ベクレル
小高区金谷下釘野県道34号線 557万0000ベクレル

数十万ではない。数百万ベクレルなのである。福島はもはや人間の住む場所ではないのだが、依然としてそこには人が住んでいて、子供たちも普通に過ごしている。
いったいどうなるのかと青ざめてしまうが、政府は全体的に線量が下がったと非常に楽観的なようだ。
そもそも環境省では地表から50センチから1メートルの空間線量しか測っておらず、それで安心だと言われても何の意味もない。意味があるとすれば、そうやって大多数の国民を「騙せる」ということくらいだ。