●朝日新聞 2012年08月29日
住宅地面的除染 効果あまり出ず
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001208290001
●郡山市のモデル事業
郡山市は28日、住宅地を対象に進めていた面的モデル除染の結果を発表した。除染後に調べた室内の放射線量(平均値)はあまり下がっておらず、除染の効果は出ていない。費用は2億2千万円弱となる見通し。
対象は市内池ノ台地区の一戸建て住宅90戸、アパート7棟、駐車場10カ所、宅地面積にして約3万3千平方メートル。除染は6月28日から8月11日まで実施した。
市によると、除染前後の空間放射線量の平均値(単位はマイクロシーベルト毎時)は、庭(地上1メートル)は0.94が0.49、屋根(高さ1センチ)は0.69が0.51、室内(同)は0.33が0.24だった。
除染の方法は、屋根やコンクリートのたたきは汚染水を流さないように吸引式高圧洗浄機を用い、雨どいは堆積(たいせき)物を取り除いた。庭は落ち葉や表土の除去、庭木の刈り込みや芝の張り替えをしたという。