2012年4月17日火曜日

「浜岡原発は大地震と津波でも安全」_中部電力が保安院に報告_2012年4月16日

■2012年4月16日 SankeiBiz
浜岡原発は大地震と津波でも「安全」 中部電が保安院に報告
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120416/bsd1204161807014-n1.htm
中部電力は16日、現時点で南海トラフの巨大地震が発生し、浜岡原発(静岡県御前崎市)に高さ21メートルの津波が来た場合の影響について「安全を確保できる」と経済産業省原子力安全・保安院に報告した。
昨年5月に政府の要請を受けて運転を全面停止しており、原子炉がいずれも安定した冷却状態にあることを前提に評価した。発電所の敷地が浸水し、原子炉や使用済み燃料プールの冷却機能を失っても、高台に配備した資機材で給水を再開できると説明している。
東海沖から四国沖の南海トラフで巨大地震が起きた場合、浜岡原発付近で津波の高さが最大21メートルになるとする内閣府の有識者検討会の推計を受け、保安院から16日までに影響を評価するよう指示されていた。
中部電は海抜18メートルの防潮堤を柱に、浸水した場合も冷却機能を保つ津波対策を、ことし12月の完了を目指して進めている。新たな推計に基づく詳細な津波データを国から入手し次第、現状の対策と照らし合わせて精密に検証する。その結果により、対策の追加や見直しをする可能性がある。

安全だと言われても安心できない。

■2012年4月16日 産経ニュース
「浜岡現状維持」地元不満あらわ さらなる安全対策要望
(一部抜粋)
これに対し石原市長は、「動力ポンプが高台にあるから大丈夫ということではなく、次の対策を考えてほしい」と二重、三重の安全対策を要望した。また、「国から21メートルという津波高の根拠の説明を受けていない。市として、この想定は非常に迷惑だ」と強い口調で話し、中部電よりも国の津波被害想定そのものに対する不満をあらわにした。
一方、静岡県の川勝平太知事は「3日間とされていた燃料棒露出までの時間が6日間とされ、それだけ余裕ができた」と一定の評価を与えたものの、「今回の報告は中間報告と受け止めている」と述べ、満足できる内容ではないと突き放した。

川勝平太知事は、満足できる内容ではないと突き放した。