■宇宙天気ニュース
2012/ 3/ 7 12:47 更新
X5を超える規模のフレアは、昨年、2011年8月9日のX6.9以来、半年ぶりのことです。
7日に、X5.4・X1.3、などのフレアが数回発生しました。
5日と7日に発生したCMEの影響が到来し、
5日と7日に発生したCMEの影響が到来し、
数日、地磁気が乱れる可能性があります。
■2011年2月18日exciteニュースhttp://www.excite.co.jp/News/net_clm/20110218/Gizmodo_201102_post_8550.html
巨大太陽フレアの磁気嵐がくる! 18日正午頃からが峠。
X級フレアは4年ぶり。
■宇宙天気ニュース「最近、Xフレアが発生した日」
●2011/ 2/15 X2.2の大規模フレアが発生しました。地球方向にCMEも激しく噴き出しています。
●2011/ 2/16 X2.2フレアによるCMEが観測されています。明日以降太陽風の乱れがやって来るでしょう。
●2011/ 3/10 X1.5の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
●2011/ 3/11 フレアの発生が続いています。太陽風の磁場が大きく南を向き、磁気圏活動が強まっています。
●2011/ 8/ 9 X7.0の大規模フレアが発生しました(速報)しかし、地球からは横の方向に噴き出しているため、
影響はありません。
●2011/ 8/10 昨日の夕方にX6.9の大規模フレアが発生しました。
●2011/ 9/ 7 今朝、X2.1の大規模フレアが発生しました。昨日もM5.3の中規模フレアが発生しています。
●2011/ 9/ 8 昨日に続いてXクラスのフレア(X1.8)が発生しました。明日には太陽風の擾乱が到来しそうです。
●2011/ 9/23 X1.4の大規模フレアが発生しました。
●2011/ 9/25 太陽は、X1.9、M7.1など活発なフレア活動を続けています。今後、CMEの影響が地球に到来しそうです。
●2012/ 1/28 X1.7の大規模フレアが発生しました。太陽放射線が増加しています。CMEは横向きなので影響は小さいでしょう。
●2012/ 3/ 6 X1.1の大規模フレアが発生しました。CMEも発生し、明日以降は太陽風が乱れそうです。
●2012/ 3/ 7 X5.4の大規模フレアが発生しました。
■2012年3月6日Kazumoto Iguchi's blog
これはかなり大規模であり、地球の方角へも来そうなものである。一部はすでに到達しつつある。本格的にはこれからである。ここを見ている人は既に知っているはずだが、CMEのエネルギーは極から地球内部に入ったり、あるいは直接に極超低周波の電磁波が地球内部のマグマだまりを温める。そのために、断層地域や震源域など地殻変動で危ない状態にある場所の「トリガー」になる可能性があるのである。
「地球は生き物である。」という意味には、太陽の電磁波(光も含めた)の他に太陽風やCMEのエネルギーを取り込んで地球自体が呼吸をしているという意味もあるということである。
「太陽フレア発生=地球到達」ではない。
太陽フレア:爆発現象。規模はX線の強度によって5つの等級(ABCMX)に分類され、Xが一番強い。
CME(Coronal mass ejection):ガス放出現象。太陽から空間へ突発的にプラズマの塊が放出される現象。
太陽風:コロナ内部でプラズマのガス圧力が高まり、引力を超える状態になると宇宙空間へ放出される現象。
コロナホール:X線が観測されない領域。磁力線が宇宙空間に向けて開いている。
黒点:太陽表面温度(約6,000℃)に比べて温度が低い(約4,000℃)。
太陽フレア、地球磁気圏などの動画解説サイト
●NICT e-SpaceWeather「宇宙天気豆知識」
http://seg-web.nict.go.jp/e-sw/movie/sw-knowledge.html
宇宙線の“宇宙戦”
・太陽磁場は宇宙線が直接地球に降り注がれる量を減らす役割をしている。
・太陽風が磁場を乱すことで銀河宇宙線が減少する。
・銀河宇宙線が直接生命の細胞に当たれば細胞は破壊する。
・太陽風は強大なエネルギーを持つ銀河宇宙線から地球生命を守っている。
だとすると・・・
「太陽の巨大フレアが大地震発生のトリガー」
じゃなく、
銀河宇宙線・太陽宇宙線・地球内部の宇宙線、
この3つの宇宙線の“宇宙戦”から生まれる
特異な状態がトリガーかもしれない。