2019年8月26日月曜日

富士山山頂付近で落石直撃しロシア国籍女性が死亡「自分が誤って石を落としたかもしれない」


落石直撃し20代女性が死亡 富士山山頂付近

落石直撃し20代女性が死亡 富士山山頂付近
富士山の山梨県側の山頂付近の登山ルートで26日朝、落石が登山中の20代の女性の頭部に直撃し、女性が死亡した。
午前7時ごろ、山梨県の富士山5合目管理組合センターに、「救急車をお願いします」と119番通報があり、6合目に常駐している医師が、富士山吉田口登山道の山頂付近に向かったところ、登山中の20代の女性が倒れているのが見つかった。
女性は、複数で登山していた際、頭部に落石が直撃し、5合目まで運ばれたが、死亡が確認された。
吉田口登山道は、石積みが崩落し、登山道に落石したため、71日の山開きの際は、8.5合目から山頂までは登れず、その後、山頂までの通行が可能となっていた。
警察や山梨県は現在、登山道を通行止めにして、事故の状況を調べている。

落石直撃し20代女性が死亡 富士山山頂付近
 26日午前7時ごろ、富士山の山梨県側登山道の頂上付近で「登山していた女性の頭に落石が当たり、けがをした」と119番通報があった。富士吉田署によると、20代女性が死亡した。
 県によると、落石は午前5時ごろにあり、一緒にいた登山者らが女性をいったん山頂に運んで運搬車に乗せ、8号目に常駐している医師と合流して5号目に運んだが、死亡が確認されたという。
 事故を受け、県は標高3450メートルに当たる8合5勺(しゃく)地点から山頂までの登山道を通行止めにした。
 現場付近は昨年10月の台風の影響とみられる石積みの崩落で通行止めになり、今年7月9日に仮復旧したが、石をネットで覆い、一部は登山道の幅が狭くなっている。
 富士吉田署は、落石が自然発生したのか、登山者が落としてしまったのかなど、詳しい状況を調べる。

落石直撃し20代女性が死亡 富士山山頂付近「ユーチューブ」
https://www.youtube.com/watch?v=rR4lAu0N46w

女性はロシア国籍で東京都品川区のドゥブロビナ・アンナさん(29)。


富士山山頂付近で落石 登山中のロシア人女性死亡
 26日午前510分ごろ、富士山の頂上付近で、登山中の女性が倒れているのを安全誘導員が見つけ、山梨県富士山五合目総合管理センターに連絡した。女性の胸部などに落石が直撃したといい、駆けつけた救護所の医師が死亡を確認した。
 県警富士吉田署などによると、女性はロシア国籍で東京都品川区のドゥブロビナ・アンナさん(29)。日本人の夫と25日夜、同県側の富士吉田口から登山を始めていた。事故を受け、県は登山道を点検するため、85合目の御来光館から山頂までを一時通行止めにした。当時、頂上付近はご来光(日の出)を目指す登山客で混雑していた。

「自分が誤って石を落としたかもしれない」

「自分が誤って石を落としたかもしれない」
「自分が誤って石を落としたかもしれない」と話す人物がいることが分かりました。この人物は死亡した女性よりも上にいたとみられます。警察はすでにこの人物から事情を聴いていますが、故意ではなく、今回の事故との関連は不明のため、現時点で事件性はないと判断しています。

乃木坂46の富士山登山番組が延期

乃木坂46の富士山登山番組が延期 テレ東系、落石受け自粛
人気アイドルグループ「乃木坂46」が出演するバラエティー番組「乃木坂工事中」(テレビ東京系)が、9月1日に予定していた富士山で収録した内容の放送を延期することが分かった。富士山での落石死亡事故に配慮して自粛する。

混雑する富士山、落石直撃の登山者が死亡 現場で何が


https://www.2nn.jp/newsplus/1567076283/
「ご来光」登山で混雑する富士山頂付近で26日、落石に当たった女性が亡くなった。当時、現場で何が起きたのか。事故は防げなかったのか。国内外から多くの登山客が訪れる富士山の安全対策に課題を突きつけた。

混雑する富士山、落石直撃の登山者が死亡 現場で何が
https://www.asahi.com/articles/ASM8X5179M8XUZOB00H.html
 山梨県や県警への取材から事故の状況が明らかになってきた。
 亡くなったロシア国籍の女性(29)は25日午後9時ごろ、夫と富士スバルラインの5合目から登りはじめた。
 8時間後の26日午前5時ごろ、9・5合目付近まで来ていた女性を落石が直撃した。200メートルほど上の山頂付近にいた県の誘導員が駆けつけ、5合目の県総合管理センターへ「意識レベル低下。出血なし」と一報を入れた。
 センターは女性を山頂に運び、運搬車「クローラー」で下山させる方針を決定。登山者が持っていた金剛杖や服で作った担架で女性を山頂に運んだ。
 事故から約1時間半後の午前6時35分、クローラーが山頂に到着。女性を乗せて下山をはじめた。途中で医師と合流し、間もなく死亡が確認された。女性はヘルメットをかぶっていなかったが、死因は胸を強く打ったことによる心肺損傷だった。
■立ち入り禁止表示やヘルメットの利用増
 山頂直下の鳥居周辺では、昨秋の台風で石積みが崩れて登山道をふさぎ、県が落石防止ネットなどで復旧工事をした。ネットに破損がないことなどから、県警は工事と事故の関連は低いとみている。登山者が大きい音を聞いたという情報はあるものの、落石の目撃情報はないという。
 県は事故を受け、山頂の神社から約20メートルにわたって登山道の端に立ち入り禁止ロープを張ったが、落石の原因を特定できていない。富士吉田市によると、6合目の富士山安全指導センターで無料貸し出し中のヘルメットの利用数は、事故前の1日平均約30個から大幅に増えた。
 落石による富士山の死亡事故では、1980年に山頂付近の崩落で12人が死亡、29人が重軽傷を負った。88年には下山中の20代女性が頭に落石を受け、死亡している。静岡県側でも2009年に富士宮市の5合目駐車場で、車内にいた60代の男性が落石で亡くなった。
 県によると、富士山の5、7、8合目には医師や看護師が常駐している。富士山は風が強く、ヘリでの救助活動は難しいという。