2018年3月26日月曜日

熱海市・池田満寿夫・佐藤陽子 創作の家


「池田満寿夫・佐藤陽子 創作の家」

「池田満寿夫・佐藤陽子 創作の家」は、熱海駅からほど近い、
東方向の坂道を上った徒歩10分ちょっとの所にある。

1982年12月から1997年3月に池田満寿夫氏が亡くなるまで、住居兼アトリエとして使用していた家で、1997年12月佐藤陽子氏から熱海市に寄贈されたという。


大邸宅を想像していたが、中古住宅を購入し、増改築したようだ。
以外にもこじんまりとしていて、池田満寿夫氏の陶芸作品と佐藤陽子さんが購入したというステンドグラスが印象的で短時間な見学だった。


海が見えない眺望(当時は見えたのかもしれない)


池田満寿夫氏は、19歳で入籍した女性が離婚に応じなかったため、生涯戸籍上の妻はこの女性で、その後に同居した作家・富岡多恵子やバイオリニスト佐藤陽子などは内縁の妻だった。
平成9年(1997)3月8日、急逝。享年 63歳。
死因は、自宅玄関において地震で騒ぐ愛犬に足をすくわれ転倒し、
救急車で運ばれた病院で、意識が戻らぬまま息を引き取った。
4月から多摩美術大学教授への就任が内定しており、後進の指導にも当たろうとしていた矢先の死だった。
墓は熱海市の医王寺(熱海市咲見町12-18)にあり、後に両親の眠る長野市正覚院の墓地にも分骨されている。
そして、佐藤陽子さんは、現在も熱海のマンションに住んでいるという。

エーゲ海と伊豆・・・
何やら、少々どこか似ている・・・

下旬には、急な山道を登って、墓所まで行ってきた。
池田満寿夫氏の作品は、今後、評価が高まるに違いない。

「池田満寿夫記念館・満陽工房」
関連リンク

2019年04月07日 「満陽工房で教室」佐藤陽子さんも駆け付けた。
2019年04月07日 故池田満寿夫さん慕い作陶 熱海・満陽工房で教室
http://izu-np.co.jp/atami/news/20190407iz2000000001000c.html

 熱海市は6日、下多賀の池田満寿夫記念館に隣接する満陽工房で陶芸教室を開いた。マルチアーティストとして活躍した故・池田満寿夫さんのファンら19人が県内外から参加して、手びねりでの作陶を楽しんだ。
 ■県内外からファン19人
 池田さんの晩年、創作活動を共にした陶芸家太田治孝さん(69)が指導に当たった。太田さんは「粘土は一定の厚さにする」といった作陶のポイントに加え、「工芸は使う人が主役だが、芸術は作り手が主役。だから池田さんの作品は全て一点もの」などと語りながら手ほどきした。
 参加者は思い思いに鉢や茶わん、花瓶などを作った。池田作品にインスピレーションを得てオブジェに挑戦する人もいた。市内から参加の鈴木みどりさん(69)は「池田さんの素晴らしい作品を見た後で作るのは緊張する」、さいたま市の佐藤敬さん(66)は「池田さんがどのような気持ちで作っていたのか、体験を通して知ることができるといい」と語り創作に励んだ。
 作陶の前には記念館で池田さんの作品を鑑賞した。池田さんのパートナーでバイオリニストの佐藤陽子さんも駆け付け、参加者と交流した。
 参加者の作品は、太田さんが山梨県富士川町に構える「増穂登り窯」内の「満寿夫八方窯」で焼成する。平成の最終日に火入れをし、5月4日に焼き上がるという。



池田満寿夫と内縁の妻富岡多恵子と佐藤陽子」
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