2012年9月27日木曜日

伊豆半島など5地域が新たに日本ジオパーク認定された。

●静岡新聞 2012/9/25
伊豆半島、日本ジオパークに 地元ガイドを評価
http://www.at-s.com/news/detail/450479344.html
(一部抜粋)
 貴重な地形や地質を楽しむ「日本ジオパーク」の認定地域を審査していた日本ジオパーク委員会(尾池和夫委員長)は24日、伊豆半島など5地域を新たに認定したと発表した。県内のジオパーク誕生は初めて。国内のジオパーク加盟地域は計25カ所になった。
 尾池委員長は、伊豆半島の認定理由について「本州の中で一番新しい大地という、非常に面白い仕組みを持っている」と述べ、「その点を地元の人がよく理解している」とガイドの質を高く評価した。
伊東市の大室山(中央奥)から流れ出た溶岩で形成された城ケ崎海岸。日本ジオパークに認定された伊豆半島の代表的なジオサイトの一つ(本社ヘリ「ジェリコ1号」から)
 県と伊豆13市町、関係団体が2011年3月に伊豆半島ジオパーク推進協議会を設立し、認定に向けた準備を進めていた。会長の佃弘巳伊東市長は認定を受け伊東市役所で会見し「市民の協力を仰ぎ、官民一体となって取り組んできた成果」と喜びを語った。今後は2015年中の世界ジオパーク認定を目指す。
 伊豆半島は約2千万年前に南洋で発生した海底火山群がフィリピン海プレートに乗って北上し、日本大陸に衝突して形成された。世界的にも特殊な大地の成り立ちで、2千万年前から現在まで多様な火山活動の痕跡を観察できる。
 伊豆半島のほかに認定されたのはゆざわ(秋田)、八峰白神(同)、銚子(千葉)、箱根(神奈川)の4地域。世界ジオパークの加盟申請に応募していた阿蘇(熊本)については、日本ジオパーク委員会は今回の推薦を見送ることを決めた。


<日本の世界ジオパーク>
・洞爺湖有珠山ジオパーク 2009年8月加盟
・糸魚川ジオパーク 2009年8月加盟
・島原半島ジオパーク 2009年8月加盟
・山陰海岸ジオパーク 2010年10月加盟
・室戸ジオパーク 2011年9月加盟