2012年9月14日金曜日

静岡県熱海市_湯らっくすマラソン大会「津波に対する避難路が確保できない」ため廃止_熱海ビーチライン

●毎日新聞 2012年09月13日
熱海市:津波リスクでマラソン大会廃止http://mainichi.jp/select/news/20120914k0000m040066000c.html
 静岡県熱海市は13日、毎年3月に海岸線を走る「熱海湯らっくすマラソン大会」(市など主催)について「津波に対する避難路が確保できない」として、廃止すると発表した。

熱海湯らっくすマラソンのコースになっている熱海ビーチライン。平均海抜7メートルの海沿いを走っている=静岡県熱海市伊豆山で2012年9月13日、鈴木道弘撮影

 大会は1985年から開催し、28回目の今年は四つの部で約3200人が参加した。ほとんどのコースが海沿いの有料道路「熱海ビーチライン」を走る。
 市によると、神奈川県西部地震が起きた場合の津波の最短到達時間は2分で、最大10.5メートルの高さが想定されている。コースの海抜は平均7メートルで、高波で通行止めになることがしばしばあるという。
 東日本大震災のあった昨年は大会を中止し、今年の開催では避難路に重点的に係員を配置して万一に備えた。熱海ビーチラインの山側は高い崖が連なり、往復12キロの部の場合、高台へ逃げることのできる避難路は始点から終点までの間で5カ所にとどまる。
 大会後の検証で「3000人を超すランナー全員の避難には、最低でも10分から15分が必要。安全な避難態勢を取れない」と判断した。
 市は「代替コースを検討したが、安全なコースは見つからなかった」と話している。【鈴木道弘】

住んでいる人たちや
その時そこに居た人たちは、
無事に避難できるのだろうか?!