2011年9月26日月曜日

地震予知_宏観異常現象

Macroscopic anomaly

The anomalous phenomenon such as physical living thing geological features is reported as a big harbinger of the earthquake generation.

「Earthquake Prediction Research Center」


大きな地震発生の前触れとして、生物的、地質的、物理的などの異常現象が報告されている。
このような精密機器によらない前兆現象のことを「宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)」と呼ぶ。
大地震の100日位前から異常現象が現れ始め、10日位前から急増し、約1日前にピークに達する傾向があり、地震の規模に比例し、規模が大きくなるほど現象の発生する範囲も拡大する。
1944年の東南海地震の時には、437件の宏観異常現象が記録されている。

■ 宏観異常現象の例 
<動物>
・異様に鳴く、吠える、暴れる
・外に出たがる
・犬が騒ぐ
・猫が子供をくわえて家から出る
・小屋に入らない
・飼い主を噛む
・餌を食べない
・鶏が騒ぐ
・雀が突然いなくなる
・鳥が集団で飛ぶ
・魚が水面近くにいたり、飛んだりする
・深海魚が採れたり、うち上げられる
・川魚が海にいる
・海魚が川にいる
・ネズミが集団で移動
・季節はずれの蛇
・ミミズが地上に異常発生
・野生動物が人前から逃げない

<植物>
・季節はずれの開花
・木々の異常な立ち枯れ
・オジギソウやネムノキが普段と違う時に葉を閉じる
・竹や桃や梨やスモモなどの異常開花

<天体、空>
・夜空が昼間のように明るい
・夕焼けや朝焼けの空の色が異常
・朝焼け時の太陽の光柱現象
・太陽や月の暈(かさ)が異常に大きい
・月が異常に赤い

<雲>
・長く太い帯状の雲が、長時間動かない
・竜巻のような巻き雲がまっすぐ立ち上る
・一カ所から放射線状に筋状や帯状に広がる
・弓状に弧の形をしている
・彗星や稲穂のような形をしている
・風があっても形を変えず消えない
・色やコントラストが異常

<水位の変化>
・水位の上昇、下降
・水量の増減
・噴き上げ
・枯渇

<水質の変化>
・温度が変化した
・油が浮く
・濁る
・異臭がする

<海水面の変化>
・海面の色が変わった
・海面に気泡が見えた
・海面に対し、陸地が目に見えるほどの隆起や沈降
・潮の引き満ちが著しい

<地鳴り>
・「グワーン」「ゴーン」といった音
・雷のような音
・強風が吹くような音
・爆発のような音
・重車両が通るような音
・木を折るような音
・ハンマーをたたくような音

<地形の変化>
・土地の隆起や沈降
・傾斜地に亀裂発生

<電波>
・FMラジオが普段聞こえない放送局を受信、ノイズが入る
・テレビに縞が入る、画像が映らない
・携帯電話の雑音、データ通信速度が異常に遅い、切断する

<人間>
・大地震の前だけに、体調変化がたびたび起こる
・頭痛
・耳鳴り
・古傷の痛み
単行本(ソフトカバー)2011/8/6]