2012年8月18日土曜日

動物の大量死_石川県小松市小寺町の駐車場でミミズが1万匹以上_和歌山県由良町の衣奈海岸でカツオが1000匹以上_島根県松江市、出雲市の宍道湖のシジミ_千葉県と神奈川県のカタクチイワシ_三重県御浜町のウナギやナマズ_群馬県館林市のヘラブナやマブナ_秋田市土崎港でドジョウ大量死_世界各地で続いている野生動物の大量死

陸、川や湖や池や沼、海などで、動物たちが大量死している。

秋田県●秋田魁新報 2012/08/18
ドジョウ大量死 秋田市土崎港の排水路、環境変化原因?
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20120818e
 秋田市土崎港相染町字中谷地などの大堰(ぜき)大排水路で、多数のドジョウが浮かんで死んでいるのが見つかった。死んだドジョウを分析した県水産振興センターは17日、「病気や酸欠の可能性は低い。急激な環境変化があったのではないか」としている。
 市環境保全課によると、15日午前10時40分ごろ、排水路周辺の住民から市保健所に「ドジョウが死んでいる」と通報があった。同課職員が現地を調べたところ、光沼近隣公園近くから土崎港中央にかけての排水路で、体長約2〜10センチのドジョウが水草などの上に浮いているのを確認した。匹数は不明。モクズガニ、オイカワ、ウグイなども死んでいた。
 排水路は主に雨水処理用で幅1〜2メートル、水深20〜70センチ。工場、生活排水も流れ込み、最終的に秋田港に排出される。市が同日、排水路の水を採取し調査したが、溶存酸素量やpHなどは通常値の範囲内だった。
 同課は「15日以前からドジョウが死んでいたという情報もあり、調査を進めている」としている。

石川県●北国新聞 8月11日
駐車場にミミズ1万匹 小松、干からびる
 http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120811103.htm
 小松市小寺町の駐車場で10日までに、大量のミミズが死んで干からびているのを、地域住民が見つけた。死骸は1万匹以上あるとみられ、住民は「初めて見た。近頃の酷暑が原因か」「まだ増えるかもしれない」と気味悪がっている。
大量に見つかったミミズの死骸=小松市小寺町
 駐車場の近くに住む小村康史さん(38)=同市松任町=によると、ミミズの死骸が見つかったのは5日夕で、当時はまだ動いているミミズがいたという。その後、日を重ねるごとに死骸が増え続け、約250平方メートルの駐車場全面に散らばっている。ミミズは水分が抜けてからからで、路面にこびりついている。
 住民が車1台分のスペースにあるミミズの死骸を数えたところ、約500匹分があった。駐車場には16台分のスペースがあり、通路部分なども含めると総数は1万匹以上と推測される。
 小村さんの長女春奈さん(同市稚松小1年)は「何だろうと思って見たら全部ミミズでびっくりした。気持ち悪いから近寄りたくない」と顔を背けた。
 現場を訪れた県ふれあい昆虫館の元館長である富沢章さん(62)=同市大川町=は「これだけ大量に死骸があるのは珍しい」とし、ミミズの種類は一般的な「普通ミミズ」とみる。駐車場の横には緑地があり、猛暑が続いて地中の水分が激減したため、ミミズが水を求めて駐車場に移動し、アスファルトの上で死滅したとみられるという。

和歌山県●日高新報 2012年8月10日
衣奈海岸でカツオが謎の大量死
http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2012/08/post-4388.html
 由良町の衣奈海岸で7日から8日にかけて、 カツオが謎の大量死をしているのが見つかった。 昨年夏場にも同じ現場で同様の大量死が確認されており、 2年連続の事態。 1000匹以上にもなる死骸は海水浴場に打ち上げられ、 周辺には生臭い、 ひどい腐臭を漂わせている。 付近住民や旅館関係者らは 「臭くて窓も開けられない。 このままでは観光にも大打撃」 などと悲鳴を上げており、 町はすぐに死骸を撤去し、 原因の調査に乗り出すことも決めた。
打ち上げられた、カツオの死骸(8日午後)
 付近住民や旅館関係者らによると、現場は衣奈港北側の衣奈海水浴場。7日、波打ち際に沿って100㍍ほどの範囲にわたって1000匹以上のカツオの死骸がずらりと並んでいるのが見つかり、役場へ連絡した。昨年も盆ごろに同じような大量死があり、「これまでも毎年少しはあったので去年は我慢した。こんなにひどいのが2年連続だと気持ちが悪いし、臭くて窓も開けられない。一度、原因をきっちりと調査して対策してほしい」との声が一気に噴出した。
 打ち上げられたカツオは8日朝に役場が業者に委託し、11人がかりで2㌧トラック1車分を撤去したが、潮の干満の関係からか午後にはまた100匹以上の死骸の漂着が確認された。夏場だけに打ち上げられるとあっという間に腐敗が進むようで、すぐに周辺にはひどい悪臭が広がっている。大部分を撤去した8日午後の時点でも鼻をつまむほどの臭いがあり、旅館関係者の1人は「バーベキューをしたいという人たちもあまりに臭いので場所を変更するといって帰った。これから盆の書き入れ時なのに、この臭さではどうしようもない。毎年こんなことがあれば、もう観光客も来てくれなくなる」と町のイメージダウン、観光に大打撃を及ぼす事態に頭を悩ませている。
 カツオは、由良町近海でもよく獲れ、加工や熱調理して食べられることが多いというソウダガツオとみられている。現場にはカツオ以外の小魚等の死骸は見つかっていない。役場が県などに状況を説明したうえで問い合わせたところ、「死んでいる魚がカツオだけということなので、赤潮や薬物などではないと思われる。それらが原因なら他の魚も一緒に打ち上がってくるはず」と原因は不明。町では打ち上げられた死骸は順次撤去する方針で、さらに「県だけでなく海上保安庁、その他の関係機関にも協力をお願いし、全力で原因調査、究明に乗り出したい」と話している。
 衣奈海水浴場は、シーズンになると連日数十人の海水浴客でにぎわうという。カツオの大量死、現時点では真夏のミステリー。解決には少し時間がかかるとみられ、付近の悩みの種になりそうだ。

島根県●産経新聞 7月13日
21年ぶり、島根のシジミ日本一陥落 宍道湖の漁獲制限影響
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120713-00000017-san-l32
 島根県のシジミ漁獲量が21年ぶりに日本一から陥落したことが、農林水産省による昨年分の統計調査で分かった。平成2年に秋田県に首位を譲って以来で、今回は青森県がトップ。地元漁協は、県内漁獲量の9割以上を占める宍道湖で資源量が回復せず、禁漁日を増やしたことが影響したとみている。
 農水省によると、昨年の全国のシジミ漁獲量は9474トンで、島根県は前年の3801トンから約4割減の2358トンに落ち込んだ。これに対して青森県は3672トンを水揚げ。3位は茨城県で915トンだった。
 宍道湖漁協によると、宍道湖のシジミ漁獲は、2年から18年にかけては6千トンから9千トンで安定。しかし猛暑の年の大量死などで、20年以降は3千トン台まで落ち込んだ。その後も回復しないため同漁協は昨年8月から、それまで週4日あった漁ができる日を月、木、金曜日の3日に減らし、資源量の回復を図っている。
 一方、県水産課は、大量死の原因や数の回復方法を調べるため、大学教授などによる研究チームを設置。今年度中にも対策を打ち出す方針だ。同漁協の高橋正治参事は「2位になったのは残念だが、今は資源回復に専念するとき。一致団結して乗り越える」と話す。
 宍道湖は、松江、出雲両市にまたがる汽水湖。全国7位の面積があり、周囲は約45キロに達する。シジミをはじめシラウオ、スズキ、モロゲエビ、ウナギなどの「宍道湖七珍」でも知られる。

千葉県・神奈川県●JCASTニュース 2012/6/15
千葉、神奈川で相次ぐイワシ大量死 「大地震の前触れか」と怯える声も
http://www.j-cast.com/2012/06/15135859.html?p=all
   千葉県と神奈川県の海岸に、カタクチイワシの死骸が大量に打ち上げられた。千葉では2012年4月以降、魚2 件の「大量死2 件」が10か所で報告されている。
   海岸を埋め尽くす死骸。海面に浮いているものは、すくいあげてもすぐに底から次々に別の死骸が上がってきて回収しきれないほどの量だ。見たこともないような光景に、「大地震の予兆ではないか」とのささやきも聞かれる。
   神奈川県三浦市の海岸で2012年6月14日、カタクチイワシの死骸およそ1万匹が打ち上げられていた。現場に赴いて調査した神奈川県水産技術センターの職員はJ-CASTニュースの取材に、「幅が約8メートル、奥行き約25メートルの、ごく限られたスペースの岩場に死骸が集中していました」と説明、死後数日はたっているだろうと推測する。ほかの魚2 件の死骸は見当たらなかった。
   地元の漁業関係者からは、近年カタクチイワシが増えているとの目撃情報が同センターに伝えられていたという。死んだイワシが流されてきたのなら広範囲にわたって漂着しそうなものだが、特定の狭い場所に集まっているのが不思議だ。この職員は、「はっきりとした原因は分かりません」としつつも、「おそらくカタクチイワシの群れが岸の近くを泳いでいたときに、イナダやサメのようなカタクチイワシをエサにする生物が群れを追い、逃げ場を失った結果岩場に入り込み、『大量死』につながったのではないか」と話す。
   この半月ほど前の6月3日、千葉県いすみ市の大原漁港もカタクチイワシの死骸が大量に埋め尽くしていた。その量は200トンを超えるともいわれる。ニュース映像を見ると、港近くの海面は死骸でビッシリだ。千葉県の水産総合研究センターに取材すると、それ以前にもいすみ市や勝浦市など房総半島の港で、イワシの大量死2 件が起きていたと語った。県の勝浦水産事務所の調査結果として、2012年4月上旬からこれまでに10か所の港から報告が上がっていると担当者は明かす。
   一定数の魚が磯に入り込んだりして海岸に打ち上げられる現象は、実は時折発生しているという。ただしこれほど大規模なのは、千葉県でも珍しいそうだ。神奈川の事例同様に「イワシを捕食する魚2 件に追われてどんどん岸に近づいた」結果、酸欠になって死んでいったのではと考えているようだが、はっきりとした原因は究明されていない。

三重県●産経ニュース 2012.5.18
三重の川で魚大量死
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120518/waf12051800180002-n1.htm
 三重県は17日、同県御浜町阿田和地区の広田川で約1キロにわたり、ウナギやナマズなど数百~千匹が死んでいるのが見つかったと発表した。県は川の水を採取し原因を調べている。
 県によると、広田川周辺は水田が広がり、工場などはない。上水道に取水しておらず、住民の健康被害もないとしている。

群馬県●iza 産経新聞2012/01/27
ヘラブナなど魚が大量死 群馬・多々良沼http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/543633/
 群馬県館林市の多々良沼と多々良川で、ヘラブナやマブナなどの魚の死骸が大量に浮いていることが26日、分かった。死骸は数百匹を超えるとみられ、県が原因を調べている。
 県館林土木事務所によると、25日朝、付近の住民が川に魚が浮いているのを発見、館林市役所に連絡した。死骸は沼北岸の農業用水路につながる水門や、沼とつながる多々良川の流入口付近に集中して浮いていた。
 県東部環境事務所によると、25日の簡易検査で水質に問題はなかった。同事務所は「用水路などから毒物などが流れ込んだ可能性がある」と判断。県は同日以降、詳しい水質検査を続けているが、26日までに毒物は検出されていない。川で死骸を目撃した館林市の主婦(55)は「川一面に魚が浮いていた。40年間暮らしているが初めて」と驚いていた。


世界各地で、野生動物の大量死が続いている。


●AFP BBNews 2012年05月28日
ペルー海岸で相次ぐ動物大量死、今度はオキアミが数千匹http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2880501/9014131
【5月28日 AFP】ペルー海軍当局は25日、同国リマ(Lima)近郊の海岸で数千匹の甲殻類の死骸が発見されたと発表した。同国ではこれに先立ち、イルカやペリカンの謎の大量死も発生している。
 グラディス・トリベーニョ(Gladys Triveno)生産相は、甲殻類の死因について調査中であり、「この現象の原因を推論するには時期尚早だ」と注意を促している。
 海軍当局は原因究明のため、この大量死についての報告書を環境評価監査局(Agency of Environmental Evaluation and Control)に提出したという。
 カジェタノ・エレディア大学(Cayetano Heredia University)の生物学者、ユリ・フッカー(Yuri Hooker)氏によれば、リマから約60キロ南にあるプクサナ(Pucusana)の海岸で大量死が発見されたのは、エビに似た体長3センチほどの赤いオキアミの一種。
 フッカー氏は「この種は主にチリ沿岸からペルー北部沿岸にかけて生息しており、今回の現象はペルー北部沖の太平洋の海水温が上昇したことの影響だ」と説明し、大量死は「一定の頻度」で発生するものだと付け加えた。
 フッカー氏によれば、通常は遠洋に生息するオキアミが海水温の上昇によって海岸近くへと移動し大量死したと考えられるという。

相次ぐ謎の野生動物の大量死 原因は一体?

【新唐人2011年2月8日付ニュース】最近、世界各地で動物の謎の大量死が相次いでいます。AP通信、BBC、ワシントンポストなどの大手メディアも、数千羽に上る鳥の­大量死や魚、カニ、くらげ、ペンギンの大量死などを盛んに報道。原因は何なのでしょうか。
12月31日、5000羽のハッカチョウがアメリカアーカンソー州の小さな町の上空から突然落下。ルイジアナ州でも500羽の鳥が突然落下。これらの鳥のくちばしと背中は­断裂しており、送電線にぶつかって死亡したのではと専門家は分析しています。
ヨーロッパでも謎の大量死が発生。5日、スウェーデン北部の町で100羽のカラスの屍骸が見つかり、7日、イタリア北部でも8000羽のキジバトが死亡。現地住民によると­、これらのキジバトは次から次へと空から落ちてきたそうです。
調査に当たったスウェーデン国家獣医学院によると、百単位のカラスの大量死は非常に確かに珍しいですが、冬は鳥が死亡しやすい季節だそうです。
一時、"鳥"はニューヨークタイムズのサイトで最もホットなキーワードでした。他にも、魚類、カニなどの海洋生物の大量死も各地で発生しています。
イギリス東南部のサネット・コーストの砂浜では25,000匹のカニの屍骸が発見されました。
地質学者のブルースさんによると、イギリスを襲った120年ぶりの寒波が原因だそうです。
地質学者 Alasdair Bruce:「夕方 潮が引き海水が氷点下になり これが続くとカニが大量に死んで、陸地に揚げられたと思われます」
このほか、アマゾン川の支流やニュージーランドなどでも魚が大量に死亡しています。
2010年年末、アメリカのアーカンソー州では、10万匹の魚の屍骸が海岸に打ち揚げられました。ブラジルでも100トンもの魚が死亡。汚染が死因だとの見方もあります。
ブラジル生物学者 MARIO MOSCATELLIさん:「海の汚染と関係あると思います。汚染物が砂浜に揚げられて湖に入り、魚の大量死を招いたと思います」
以上をまとめると、これら野生動物の大量死の原因は、花火、雷、寒波、過度の飲食、中毒、およびラニーニャ現象だと見られます。
ネット上では、政府の生物兵器実験がこれらの動物の死を招いたとの説や、地球の磁場の変化で鳥が方向感覚を失ったとの説が飛び交っています。
一部の研究者は科学の角度で解釈しています。ノルウェー自然歴史博物館の動物学者、ピーターさんは、動物の大量死は過去にも毎年あり、ただ海や山など、人目の付かないとこ­ろで発生したため、気が付かなかっただけだといいます。


大量死の原因は謎とされる場合が多い。

<ブログ内リンク>
磁気異常