2012年9月15日土曜日

地震予知・新システム_東北大学と地理院_気象庁_GPSで地殻変動を検知・規模をリアルタイム・津波予測_東北大地震・噴火予知研究観測センターの太田雄策助教(測地学)

●河北新聞社 2012年09月14日
GPSで地殻変動を検知 東北大と地理院共同研究http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120914t75011.htm
 東北大と国土地理院は、衛星利用測位システム(GPS)で計測した陸側プレート(岩板)の地殻変動データを解析して、地震規模などを即時に推定するシステムの共同研究を始めた。海溝型地震の場合は推定値を気象庁などに送り、津波予測を従来より早く正確に出せるよう支援する。東日本の一部を対象に試験運用に入っており、検証と改良を進めながら3年後の実用化を目指す。


<1秒ごと計測> 地理院が全国に整備したGPS基準点は約1200で、ほとんどが位置変化を1秒ごとに計測できる。新システムは地震時、地殻変動の有無を自動で検知。陸側プレートがずれ動いた方向や移動量から地震断層面の位置と大きさ、地震規模をリアルタイムで割り出す。
 マグニチュード(M)9.0だった東日本大震災の本震のデータを使って東北大が試算した地震断層面は図の通り。震災後に解析された地震断層面とほぼ重なったほか、地震の規模の推定値は発生の約3分後にM8.7に達した。
 推定値に基づき津波予測も試した。本震発生の約6分後、実際に起きた津波とかなり近い到達時刻や高さを推計できた。地震の規模が小さいほど、計算に必要な時間は短くなる。
 M7前半以下の地震や日本海溝の東側で起きる「アウターライズ地震」に関しては、陸側プレートの地殻変動が小さいため、現状では対応は難しいという。

<誤差削減に力> 東日本大震災規模の巨大地震では、既存の地震計など計器類が振り切れて正確なMを算出できない可能性がある。新システムはGPSで計測した地殻変動からMを計算するため、巨大地震の影響を受けない。
 東北大地震・噴火予知研究観測センターの太田雄策助教(測地学)は「GPSの誤差の影響を取り除く技術の確立など課題は多いが、想定される南海トラフの大地震などに向け精度向上に取り組みたい」と話している。

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震のマグニチュードは海外に頼った。
だから、一瞬、明るい光が差した!
ような気がした。

がしかし・・・
分析結果や被害の予測などもう聞きたくもない。

頼みます!!!
重要なのは、地震予知!!!