ピラニア見つかる、愛好家ら放流か善明川で3匹/厚木http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1205020004/
肉食の淡水魚として知られるピラニアが厚木市下川入の善明川で3匹見つかり、二次被害を防ぐため市職員による捜索活動が1日、行われた。
市によると、ピラニアは4月28日に2匹、同30日に1匹、いずれも地元住民らが発見、捕獲した。2匹は親水広場の近くで、もう1匹はさらに上流という。善明川は農業用水からの排水が集まり、中津川に注ぐ。中津川からの遡上(そじょう)は考えにくいため、愛好家らが放流したものとみられる。
ピラニアは水温20度以上の川に生息するといわれ、市は水温18度(1日午前11時現在)の善明川では生きられないとみている。実際、捕獲されたときはかなり衰弱していたという。
捜索は全長2・4キロある善明川に8人の市職員が2人1組で入り、たもなどを手に下流から見ていった。善明川はほとんどが高いブロックで囲まれているため、捜索は親水広場を重点的に行われた。結局、発見できなかったという。市は親水広場をしばらく立ち入り禁止とし、安全が確認され次第、開放する方針。
近くに住む男性(71)は「昨秋にいい親水広場ができて、他の地区からも人が来る。暖かくなれば子どもも水に入るだろうし、気を付けないといけない」と驚いていた。
ピラニアは南米の熱帯地域に生息。多くの種類があり、鋭い歯と強い顎を持つ。性格は臆病で、自分より大きなものからは逃げるという。熱帯魚として家庭で飼われている場合もある。
特定外来種に指定されていないため、
放流しても処罰はされないという。