2012年4月25日水曜日

栃木県_県内全域の農耕地土壌放射性セシウム濃度を発表

■2012年4月24日栃木県
http://www.pref.tochigi.lg.jp/g04/kenn25messyu.html
本県における農耕地土壌放射性セシウム濃度の詳細調査(2.5km×2.5kmメッシュ)については、農林水産省が県北西部を対象(207地点)に実施し、平成24年3月23日に公表しました。今回、農林水産省が調査した地域以外の県内全域について、県が独自に460調査地点を設定し、詳細調査(2.5km×2.5kmメッシュ)を実施しましたので、その結果を報告します。
1 今回の調査における農耕地土壌中の放射性セシウム濃度の結果は、最小値ND(<10)~最大値530Bq/kgでした(資料1)。

(資料1)

なお、農林水産省が実施した地域も含め、県内全域の農耕地土壌の放射性セシウム濃度の結果をまとめました(資料2)。
※地域により土壌の採取時期が異なるため、平成24年4月23日を基準日として、調査データの補正を行いました。

(資料2)


2 本調査の結果をふまえ、今年産の大豆が新基準値を超えることがないよう、土壌中の放射性セシウム濃度が1,000ベクレルを超える地域及び1,000ベクレル未満で昨年の大豆のモニタリング調査において放射性セシウムが検出された地域を対象に、生産者に対し、重点的に深耕や加里質肥料の適正施肥等の放射性物質吸収抑制対策の徹底を図ります(資料3)。


■2012年4月24日 毎日jp
東日本大震災:県が農耕地のセシウム濃度マップ発表 「作付け禁じる数値でない」 /栃木
県は24日、農耕地での放射性セシウムの濃度調査の結果に基づくマップを発表した。

最大値は大田原市の1キロ当たり530ベクレルだった。
経営技術課の担当者は
「農耕地として作付けを禁じる数値ではない」と話している。

農林水産省が3月23日に県北部で調査し、その後、県独自に県南部を調査した。農地を2・5キロ間隔のメッシュに区切り、深さ15センチまでの土を採取。計460カ所で採取した。
また、
6月から作付け時期を迎える大豆について
▽土壌の放射性セシウムが1キロ当たり1000ベクレル未満でも、
昨年の検査で検出された地域▽
同1000ベクレル以上の地域−−の農家を対象に、
セシウムの吸収量を減らす硫酸カリの量を増やすなどの
対策を講じるよう呼びかけている。

県経営技術課の担当者は「実態が分かることで、農家に安心感を持ってもらえれば」と話している。マップは県の公式ホームページで公表する。


<ブログ内リンク>
「セシウムと硫酸カリウム」
農林水産省_森敏東京大学名誉教授_農業・食品産業技術総合研究機構