2011年6月13日月曜日

レスベラトロール_サーチュイン遺伝子_NHK_サプリメント

「レスベラトロール(Resveratrol)」

ポリフェノールの一種で抗酸化力が強いだけでなく、長寿遺伝子を活性化させることで特に抗加齢医学で注目されている。
1997年に「サイエンス」誌で抗ガン作用が報告されて以降、抗ガン・抗痴呆症などの多くの研究が進められ、寿命延長効果は「ネイチャー」誌の発表で有名となった。放射線を受け、体内で増加する活性酸素をレスベラトロールが抑止する可能性も期待されている。

2011年6月12日放送 NHKスペシャル「あなたの寿命は延ばせる~発見!長寿遺伝子~」
寿命を延ばす遺伝子=サーチュイン遺伝子は、誰もが持っている遺伝子で、うまく働かせれば、ヒトの寿命は100歳を超えるという。
サーチュイン遺伝子がONになると、ミトコンドリアが出す活性酸素、免疫細胞の暴走などの老化をもたらす100近くの老化要因を抑える結果があり、肌・血管・筋肉・脳など様々な器官が若く保たれ、寿命が延びると考えられている。

<サーチュイン遺伝子のスイッチをONにする方法>
1、カロリーの制限を一生続ける。
2、レスベラトロールの摂取。

『カロリー制限をし、レスベラトロールを摂取すれば、もっと寿命が延びるのだろうか?』

2011年1月23日放送 サイエンスZERO「長寿遺伝子が見つかった!」
サーチュインは、多くの生物が持っているが、長寿につながる仕組みは生物ごとに違う。
活性化にはカロリー制限が有効だと考えられているが、その活性を高める物質を探し出す試みが盛んになっている。

2010年9月29日放送 報道ステーション「赤ワインに認知症予防効果…メカニズム解明」
赤ワインが認知症に効果があるという話は以前から知られていたが、マウスの実験から、メカニズムが解明された。
赤ワインに含まれるレスベラトロールが、胃の知覚神経を刺激、それが脳へと伝わり、短期の記憶や学習機能に関わる脳の器官である「海馬」の神経細胞の機能が改善、再生される。

<レスベラトロールを含む植物>
ブドウの果皮・種子・芽・葉、落花生の薄皮、ザクロ、イチゴ、イタドリやタデ科の一部など。

イタドリは、子どもの頃、水車を作ったり、皮をむき塩をつけて食べた。料理に使う地方もある。根茎は、民間薬、漢方薬にも使われている。日本の食薬区分では医薬品に属し、食品区分ではない。
レスベラトロールのサプリには、イタドリが使われているものも多い。

赤ワインに次いで、グレープシードオイルやスチューベンも注目されそう。