政府は3月6日の閣議で、東日本大震災から9年となる11日に予定していた犠牲者の追悼式を中止すると決定した。
政府は6日の閣議で、東日本大震災から9年となる11日に予定していた犠牲者の追悼式を中止すると決定した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ必要があると判断した。岩手、宮城、福島3県で自治体が主催する追悼式の中止や規模縮小が相次いでいるのも影響した。
安倍晋三首相は追悼式に関する談話を発表。中止の理由は新型コロナウイルスへの対応とした上で「ご遺族をはじめとした関係者の皆さまにおわび申し上げる」とした。
政府は1月21日の閣議で、追悼式を3月11日午後、国立劇場(東京都千代田区)で開くと決定。秋篠宮ご夫妻や安倍晋三首相、遺族代表らが出席予定だった。