2012年2月13日月曜日

富士山のどこが噴火するのか?_東側斜面に直径500mの新噴火口が出現?_富士山観測データ

富士山のどこが噴火する可能性が高いのだろうか?

「富士山の東側斜面が噴火する。」

■富士山東側斜面「須走」に直径500mの新噴火口が出現?
[週プレNEWS2012年02月13日]

巨大噴気らしき現象が確認された富士山の東側斜面に、直径20m~50mの黒い穴が点在しているのを発見。ここの雪が溶けている理由は何か?
1月25日、富士山の東側斜面から高さ1000mもの蒸気が噴き上がっていたとの報告があり、噴火の前兆現象ではないかとの憶測を呼んでいる。
(中略)
それは山腹の真東、標高約2200mの「須走(すばしり)」の急斜面にある。
周囲が雪をかぶった山肌に、まるで月面のような直径約500mの円い輪郭が確認できた。
さらにその周辺には、直径20m~50mほどの大小10ヵ所以上の陥没孔が点在している。
(中略)
そしてその陥没孔からは、明らかに熱をもった無色の気体がかげろうのようにゆらぎ出ていた。
冬季の東側斜面は昼間でも氷点下10℃前後なので、その気体はたちまち白い蒸気に変わり、
遠目には雲や雪を巻き込んだ風と見分けがつかなくなる。おそらく噴気量が多いほど、その区別はつきにくくなるだろう。
長年、富士火山帯の研究に取り組んできた琉球大学名誉教授の木村政昭博士は、
現在、東側山腹での噴火リスクが高まっていると言う。
(後略)

「富士山の南東~北西斜面が噴火する。」

■東日本大震災で、富士山の一部が“隆起”し始めた
[週プレNEWS2011年09月20日]
(前略)
富士スバルライン5合目終点の手前約2㎞の山側の林にある富士第5観測所(FJ5)の傾斜計が、
3月11日の震災以降乱れ始め、6月末にはいったん収まったものの、再び8月後半から大きく揺れ始めているのだ。
具体的にいうと、この地点だけ「北方向に隆起」しだした。
(中略)
琉球大学理学部物質地球科学科地学系の古川雅英教授が言う。
「FJ5は、富士山直下の火山性地震が頻発している領域の真上にあたります。
また、山頂の南東側には、1707年に大噴火した宝永噴火口などの多くの寄生火山が密集しています。
富士山では南東~北西ライン沿いにマグマ活動が続いてきたのです。
明らかに、このFJ5の変動も富士火山活動の影響のひとつです。注意深く見守る必要があるでしょう」
M9.0の東日本大震災が、富士山でもっとも火山活動の危険が高い地点を刺激してしまったことは間違いない。

富士山と連動するか単独で、
愛鷹山や箱根山などが噴火するという噂もある。


■富士山観測データ
震源分布図、地震波形、傾斜計など
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_fuji.html


富士山大噴火! 不気味な5つの兆候
木村 政昭 (単行本 2011/8/3)